直感からのメッセージをキャッチしよう
手放せば入るの法則
筆者もこれまでの事業の中で多くのことを手放しましたが、どれもほんの数秒思考を巡らせ、すぐに決断をしてきました。そこに『迷い』というものが一切ありません。なぜかと言いますと、何かを手放し、そこに空白が出来ると、そこはまた新しい何かで埋まってゆく。宇宙の法則は、空白があるとその空白を埋めようとします。
脳も同じく、空白があるとそこを埋めようとする働きがあり、自問をして、回答が得られないと、無意識でも答えを見つけようとします。だから、できるだけ思考や心の空白を作っておく。そのための手放しの決断なのです。
最高のアドバイスは瞬間的!
大抵のうまくいくケースには、迷いがありません。迷っているうちはまだ自分が納得していない状態であることがほとんどです。大抵の場合、直感はフッとよぎったり、降ってくるという感覚があるものですから、左脳的にあれやこれやを考えるものではありません。
もちろん、あとでその決定を、リスクヘッジという意味で左脳的に考えることはあるかもしれませんが、潜在意識や直感からのメッセージはあっという間に通り過ぎるもの。
それが大きな決断であったりすると、立ち止まって考えてしまう。考えているうちに行動できず、結果も何も変わらないということが起きます。大切なことは、閃く⇒決断⇒行動。
この決断の段階で、ダラダラと考えて時間を使ってしまったり、損得勘定で判断してしてしまうことがあります。経営者の立場の方ですと、会社を存続させるため、従業員の幸せのため、利益を出さなければなりません。
しかし、お金のことばかりに捕らわれて、せっかくの潜在意識からのメッセージを無視してしまうと、結果があまりよろしくないものです。なぜなら潜在意識からのメッセージは、オーダーメイド級、最高、最適な自分へのアドバイスだから。
次の章では、「どれが潜在意識からのメッセージで、どれが衝動なのかがわからない」という人に、潜在意識と衝動の違いについてお伝えします。
潜在意識と衝動の違い
潜在意識と衝動。それらは似ているようで違いがあります。両方の答えに線引きをするとしたら、以下のような感覚を素直にキャッチしてみてください。
■直感、潜在意識からのメッセージの場合
・「あっ」というひらめきや、パッっと降りてくる!ような感覚
・胸がキューンとする、またはズドンと衝撃的な感覚
■衝動的、もしくは左脳的な考えの場合
そこに迷いや不安や恐れがあったり、逆に感情的になりすぎて理性を欠いてしまうようなもの。
潜在意識も感情的な時もありますが、衝動と比べて極めて冷静で理性的という違いがあります。そして、決断した後も違います。潜在意識や直感からのメッセージを捉えて決断すると、不思議なほどすっきり感があり、パッと目の前が開けたような感覚があります。
しかし、違う所からのメッセージは、「この決断はいいのだろうか?」「大丈夫かな?」という迷いや、思考が行ったり来たりしてしまうことがあります。直感の場合、一言でいうと『これでいいのだ!』感が強く、迷いが一切ないのです。直感からのメッセージを捉える感覚がわかると、それから何度も最高のアドバイスをキャッチすることができます。
心の余裕が潜在意識をキャッチする
そして、潜在意識のメッセージをキャッチする空白の作り方として、「何もしない日を作る」というのもオススメです。休日にあえて予定を入れず、のんびり起きて、のんびりお昼ご飯を食べて、明るいうちからお風呂に入ったり、程よくお酒を飲んだりして、気分良く過ごすのです。
「何もしない日」というのがあると、心にいい意味での隙間ができ、それが、余裕という心のスペース(空白)になります。前述しましたが、空白があるとそこを埋めようとする仕組みが働き、そこに潜在意識のメッセージが届きます。
仕事上での新しいアイディアだったり、ブログのネタだったり、誰かをふと思い出して連絡をとりたくなったり・・・これらは、今の自分に必要なことが入ってくるのです。
思考を複雑にすればするほど行動できなくなるもの。空白を作ってシンプルにすればするほど、身も心も楽になり、サクサク行動できます。そのためには、一旦、リセットすることが必要です。
さて、皆さんにとっての思考・心のリセットはどんなことでしょうか?手放したら入ってくる。その時のメッセージをしっかりキャッチできる自分でいれるように、心がけていきましょう。