その行動、自信のなさの裏返しです
その行動は自信があるから?それとも・・・
皆さんはどんな人が自信があるように見えますか?
自分の実績を語る人?持ち物、ステータス、ブランド物などの自慢をする人?学歴、収入や、または家柄の自慢、そして、他人を否定する人?
一見これらは、自信がある人がする行動パターンかと思いきや、まったくの真逆。上記はすべて自信がない人の傾向です。
例えば、「あの有名な〇〇さんと友達で」とか、「このブランドバック買ったんだ(もしくは買ってもらった)」とか、「私、ショップで売り上げナンバー1です」とか、「過去に〇人の女性と付き合ったことがある」など・・・
これらは、他人に認めてもらいたい心理、承認欲求が働いていて、自分が言ったことを、他者から肯定してもらうことで、自己重要感を満たしている、自信のない人の傾向なのです。
他には、自分を大きく、また実際の自分よりもよく見せる人。等身大よりも大きく人に自分を伝える傾向のある人も、心理的には劣等感や自信のなさの裏返しです。
例えば、自社を説明するときに、自分の抱えている実際の従業員よりも多めの人数を言うとか、年商を多めに言う。コーチングのクライアントが実際は10名しかいないのに、30名以上いて本当に忙しくて・・と言ってしまうなど。
記事にすると、「なんか見栄っ張りで嫌だな」と思われるかもしれませんが、実際に無意識に多くの人が、承認欲求から、いつもではなくとも、つい自分を大きく見せてしまうなんてこと、あるのではないかと思います。
本当に自信のある人
では、本当に自信のある人は?というと、自分自身を認めることができるので、自分の実績や持ち物、自分の秀でている箇所などいちいち言いませんし、自分を大きく見せる必要もありません。
それは、しっかり自己肯定できていて、自尊心もあり、他人に認めてもらう必要がないからです。
そして、自分のダメな点も普通に言えちゃいます。欠点を言っても、ちゃんと自己肯定できているので、それを言ったら嫌われるかも?や、どう思われるかな?などまったく気にしないのです。
そして、本当に自信のある人の特徴として、他人からの褒め言葉にも、非難にもあまり感情が動かされません。そう、褒め言葉にすらです。
褒められると誰でもうれしいのですが、自信のある人は、褒められても、過度に喜ぶこともなく、自分で自分を褒めることができています。これは批判されても同じで、批判に動じない自信も持ち合わせています。
あなたの周りに居る自信満々に見える人であっても、実は裏返しで、自分を必死に大きく見せようとがんばっている人なのかも知れません。
姿勢を正すと自信が見える
余談ですが、自信のある人の傾向の1つに、誤解を恐れず言いますと、「反省をしない」というのがあるそうです。
カナダの心理学者であるディーポーラは、「自信がある人間」と「自信がない人間」に心理分類をして調査したところ、自信がある人間は反省しないということが分かったそうです。
逆を言えば、反省ばかりしている人は自信のない人、とも言えるので、反省は大切であってもほどほどに。その出来事から前向きな教訓を拾ったら、あとは忘れるようにしたいもの。
ここまでで、「私、自信ないです・・・」という人に向けて、すぐに自尊心を高める行動のワンポイントアドバイスを贈ります。素敵に、かつ、自信があるように見せるのはとっても簡単。それは、姿勢を正すことです。
正しい姿勢になりますと、正中線がまっすぐ通り、頭頂部からのエネルギーが体に通りやすく、姿勢を正すだけで、自分から発するエネルギー(オーラ)が変わります。
エネルギーとは自分から発する周波数のこと。真っすぐな姿勢は、自信だけでなく、美しさにも通じる所です。嘘や自慢で身を固めるよりも、姿勢を正すことで見た目も心も良くなっていきますから、とてもオススメです。
正直に表現するあなたが魅力的
最後に、原理原則の話ですが、自分の自信のなさを隠すためについた嘘は、いつかバレます。等身大の自分よりも大きく表現しても、いつか真実はわかります。
本当の自信を持っている人は、ことわざにある通り、「能ある鷹は爪を隠す」なのです。
自分で「私はこんなにすごいのよ!」って言うよりも、それを自分からは表に出さず、他の人からそれを評価されたほうが、自然ですものね。
メッキが剥げるなんて、あとで恥ずかしい思いをするだけ。それよりも今の自分を受け入れ、謙虚に、そして正直に表していく。そんな人の方が魅力的ではないでしょうか。
今日の記事は、常に謙虚に歩む上で、時折、自分にそういう傾向がないかを、客観的に見つめなおすために、記事にしたためました。なにか拾っていけるものがありましたら、持ち帰ってくださいませ。