ワタナベ流の幸福論~目の前のことに魂を込める~
ワタナベは仕事の毎日、でも・・・
もし、人生に目的があるとしたら、それはもしかしたら、一生懸命に何かに取り組み、そこから喜びを得ることではないのかな、と思うときがあります。
しかし、人生の目的もミッションも、その人の意味付け次第であり、目的やミッションがあると言えばある、ないと言えばない、のです。
今日はこれを記事にしよう思い、ブログを書いているのですが、最近の私の忙しさと言ったら・・・相変わらず尋常じゃありません。
でも、この間ふと振り返ったのですが、去年とかほんと詰め込んでいたなと。
MCCは2回開催、ほぼ同時期にマインドマップセミナーの内容作り込んで、アメリカにも行ったり・・・その時よりはマシかな?いや、今は今で詰め込んでるな(笑)ワーカーホリックです。
終わっても終わっても仕事がやってきて、あんなに好きだったお昼寝もする時間もない。うたた寝している時もありますが、やることいっぱいで、寝ていられ「はっ!」と、うたた寝から目が覚める感じ。
過去は、ゆるく、のんびりと、お昼寝付き、週休5日だよー、と、言った具合に仕事をしていて、その時に比べると今は、本当に、ヒーハーって声が漏れそうになります。
忙しさがありがたいのは
では、疲弊しているのか?と言ったらそうではなく、年々キャパが広がっている自分に、充実感、満足感、幸福感が増しています。
そして、毎日、あふれるほどの幸福感に満たされる瞬間があります。お風呂に入ったときと、ベッドに入ったとき、休憩中のふとした時にマイケルとハナがごろーんと寝そべって幸せそうにしている姿を見るとき。「はあぁぁーしーあーわーせぇーーー」と声が漏れるのです。
それは、ゆるく週休5日で働いていたあのときに感じることができないほどの体の奥底からくる、にじみ出るような感謝と幸福感なのです。
私は聖書が愛読書の一つなのですが、改めてこの記事を書くために、引っ張り出して読んでみました。聖書の伝道の書は、かの賢王ソロモンが書いたであろうとされている書物です。ソロモンは、地位も名誉も女も賢さも、顔はどうかは存じませんが、すべてを有した人でした。
そして、そのすべてを得た人が「人生はむなしい」と述べているのですが、しかし、こんな文章が記してあります。
「人にとって、食べ、まさしく飲み、自分の骨折り(仕事)によって魂に良いものを見させることに勝るものは何もない」
実は、伝道の書物の中で、同じような文章が3回も出てくることから、人間が、その働きによって、楽しみを得ることが、生きる目的と言っても過言ではないのかもしれない、と思いました。
忙しいのに楽しいのは、そこでお金を得て、そのお金で誰かにごちそうしたり、(前はお金がなくてできなかった)躊躇なく好きなところに行き、お金の心配をせず好きなものを買う。
それも本当に幸せですが、お金を使うこと、というよりも、働いて生活できていることのありがたさ、が大きいのです。
誰もが価値を創造できる
前述したことを読むと、「でも私は仕事していない主婦だし」とか「私は身体が弱くて仕事できていないから」などのように思う人がいるかもしれません。しかし、そうではないのです。
アウシュビッツの強制収容所に入り生還したフランクルは、人生の使命を見つける手がかりとして、3つの価値がある、と述べていますが、その一つが「創造価値」としています。
これは何かと言いますと、仕事を通して実現される価値のことです。
私の場合は、ブログを始め、著書、セミナー、弊社の商品などさまざまな価値がありますが、それは主婦でも同じで、家族のために作る料理も、部屋の状態も子育ても、ご主人が働きやすくする環境提供も、生み出した価値です。
身体が弱い人でも、自分の作り出す思想や価値観を他の人に教えていたり、見せていたりするならば、それは創造価値に入ります。
もちろん、時には休み、ときにはゆるく、がんばらず、ダラダラもOK!ですが、ずっとその状態では、私達は真の満足感も人生の意義も見い出せず、自分の最大の力を出さずして人生を終えてしまうかもしれません。
コーチは、クライアントの底力を信じており、その底力を引っぱり出すお手伝いをしていますが、読者さんへ向けてもまた、そのような底力を発揮して、飛び立つことができる!と信じ、自分の価値観を発信しています。
目の前のことに魂を込めよう
今あなたの目の前にある仕事を、ゲームのように楽しんでみてください。つまらない仕事を、つまらなくなくすることができますよ。
昔、お弁当屋さんで働いていたとき、毎日「昨日より今日の私、今日より明日の私を」を目指して、いかに早く、いかにキレイに、いかに効率的に作り上げるか、をゲームのように楽しんでいました。
これまでの仕事もすべて同じく、私の中でゲームにしていました。単調な仕事でも、いかに早く、いかに丁寧に、いかに効率的にするかを高めてみる、とかね。
時間給で働いている人でも、周りの人々が働きやすい環境を作り出したり、顧客に少しでも喜んでもらえるような対応や表情を研究したり、すると毎日の小さな進歩を喜べるようになります。
目の前のことを一生懸命するだけで、色んな意味で世界が変わります。周りが変われば、何よりも自分の中の変化を感じることでしょう。