自分に正直に生きる~他人に振り回されない人生を~
すべては自己責任、ならば自分を出していけ!
自分を生きていない、他人に振り回されている、と感じている人に最初に伝えたいことは、振り回されているのは、自己責任、ということを認めること、そこから始まります。
振り回す人が悪い、ということよりも、振り回されるのを、いつまでも許している自分、ということです。
私自身、半世紀以上も生きていますと、いろんな人間関係があり、そして、以前は周りの目を気にしすぎて弱かった私は、振り回されまくった経験も多々ありでして(もしかして振り回してもいたかもしれず・・・)
しかし、それらは振り回す人の責任というよりも、よく考えてみると、自分が振り回されることを許してきた結果である、というのは、今ならわかります。
自分の人生を生きるために、または振り回されないためにできることは、とてもシンプルなことで、「NO!」が言えること。
それが言えないばかりに、人に振り回されていました。それは優しさではなく、結局嫌われる勇気がなかったから。とどのつまりはそこです。
もっとぶっちゃけて言いますと、嫌われることを恐れず、自分というものを最初から出していけ!ということです。
正直に、心のままに、純粋に、繕わず。もうね、自分を繕う時点で終わっていると思います。今はよくても先はないな・・・と。
第一印象より本質的な部分を磨く
人は、一般的には出会った第一印象がとても大切、と言われています。
心理学用語で初頭効果というのがあり、最初の印象がその後の印象に影響を与える、みたいなことが言われていますが、それは「ある意味」そうだ、と言える程度だと思います。
なぜなら、本当の初頭効果とは、最初に与えられた情報を人は記憶している、という意味。そして、付け加えるならば、第一印象は特に、観察力のある人があとあとまで持つ印象という意味。
観察力のない人は初頭効果もなにもない、つまり、どんな人かあまり見ていません。それに、観察力に関しては自信がある私でも、第一印象で裏切られたこと、たくさんありますよ。
むしろ、今まで、第一印象がよかった人はその後はあまり良くなかった、ということも経験しましたし、反対に第一印象は悪かったけど、第二、第三印象で良いところが見えてきて仲良くなった人も多くいました。
だからこそ、人の本質的な部分を磨くのです。
学び続けることで、あなたが大切にしているコアな部分、信念でもいいし、本当の自分でもいい、あなたが価値を置いている部分、もしくは価値を置きたい部分を大切にし、伸ばしていくことです。
そして、誰にでもいい人ではなく、嫌われることを受け入れたら、人生がすごく楽になり、自分に合う人ばかりに囲まれるようになります。
だから、繕うのではなく、最初から本質をあらわにしていこう、ということです。
人によって態度をコロコロ変えるような人を誰が信用するでしょうか?誰にでもウケのいいことだけ、耳触りのいいことだけを言う人をどれだけの人が信用するでしょうか?
簡単に言えば、バケの皮はいつかはがれますからね。
嫌われてもいい、嫌いになってもいい
嫌われる勇気と言っても、別にあなたが故意に他人に嫌われることをするわけではありません。たとえ、自分を嫌った人がいても良い、ということを認める、受け入れること。
考えてみたら、みなさんにも嫌いな人がいるでしょう。そしてその嫌いな人に無理に近づきもしなければ、親しくなりたいとも思わないでしょう。
嫌われても全然良いですし、嫌いだと思えば近づかなくていいですし、たとえ、関係を持った後に「嫌いだ」とわかっても、波動が違う人は、離れようとしなくてもいずれ離れていくことになります。
無理はしませんが、時には「これではダメだ」と思ったら離れる、という決断も必要です。恨まれようが、嫌われようが、構いません。
ただひとつ面倒なのは先日の記事にもあった、粘着体質の人ね。 さっぱり別れられない、別れた後も悪口を言いふらす、嫌がらせをする攻撃をしてくる、などの行動をする人もいます。
しかし、それすらも、結局その人は天につばを吐いていることになるので、いずれその報いは相手に降りかかるので、放置していればいいです。(もちろん、大人な対応が必要なときもありますが)
自分の人生に土足で踏み込んで、非難批判だけならまだしも、もしあなた自身をコントロールしようとする人がいたらもう、その人と関わる時間は1分でも無駄、というものです。
ここで発揮してほしいのが、スルー力(りょく)です。これについてはまた別の機会に。
人生のハンドルは自分で持つ
いかがでしたでしょうか、まとめますね。振り回す人は悪くない、とまでは言いませんが、一番の問題をここでもう一度繰り返します。
振り回されることを許し続けている自分の責任である、ということ。それが嫌ならNOといいましょう。NOと言うのも嫌なら離れましょう。
そして、嫌われることを恐れず、繕わず、最初から自分をあらわにしていきましょう。本当にあなたと合う人と出会えるようになります。
最後に、過去のCMにこのようなキャッチコピーがありました。”Be a driver.”
そう、自分の人生のハンドルは自分で持つのです。