伸びる人と伸びない人の違いとは
伸びる人は「自分は知らない」と知っている
今日のテーマは「伸びる人、伸びない人」です。
この記事を読んでいる方は、おそらく成長意欲が高い方だと思いますので、特徴を知りたい方が多いかもしれません。
コーチングで多くのクライアントと関わり、起業や目標に向かっていく中で、伸び代がありぐんぐん伸びていくという人には、だいたい同じ特徴があります。
伸びる人と伸びない人との違い。これは明白でして、伸びる人というのは、自分に心理的盲点(スコトーマ)がある、つまり、自分に関して知らない部分があると認めている人。
なので、他の人の意見に耳を傾ける姿勢があり、耳を傾けただけでなく、それを素直に実行する人が伸びる人です。
SNSの投稿などを見て、「私のことを書いているみたいだ」とか「今の私に必要な言葉だ」など思ったことはありませんか? それは、心の畑が柔らかい人の傾向です。
自分の望む言葉よりも、必要な言葉(それはきついかもしれない)を受け入れる器があるので、そういう人は自分にとっての必要な情報を拾えるのです。
柔軟な思考は情報をキャッチするアンテナ
人は100%盲点を持っています。
ですから、大企業の社長であっても、コーチを雇っていたり、コーチングの世界では成功しているコーチであっても、コーチをつけることを推奨しています。
なぜなら、自分で自分は見えないからです。
反対に人の落ち度がよく見えるのは、第三者だからです。心理的盲点は第三者にはわかるし、よく見えます。
繰り返しますが、伸びる人の特徴は、自分には心理的盲点がある、ということを知っている人なので、オープンマインドであり、そして色んな情報に関して敏感なアンテナが立っているのです。
情報はとても大事です。アナログ昭和な人間は、過去のやり方に凝り固まってしまう傾向がありますが、柔軟な思考は柔軟な思考を持っている人からしか学べません。
だから、若い人の意見にも耳を傾けますし、時流やトレンドにも敏感に取り入れられます。
反対に、伸びない人の特徴ですが、ここは、自分で自分は見えない、の通りなかなか気づけない部分なので、次の章で詳しくお伝えします。
自分では気づけない・・・伸びない人の特徴
伸びない人の特徴は、自分ができていると思い込んでしまう人です。
自分はできていると思い込んでいる人は「これでいい」と思っているので、これでいい、それ以上がない、成長がない、伸び代がないのです。
そういう人の傾向は、人のことも批判もしますし、それでいて自分が批判されると大暴れします。
あと、伸び代があるのに惜しい・・・という人は、他の人からいい情報をもらっても変えない人です。もっと言えば、思考が凝り固まり過ぎて、変えようとは思わないのです。
自分は変じゃないと思っている、自分は頑張っている、自分的にはよくできていると思い込んでいる。それか、変わることへの恐怖を抱いている・・・
実は、それが盲点です。
伸びる伸びないもそうですが、変わりたいのに変われない人というのは、自分の言ってほしい言葉だけをくれる人の元へいきたがります。その言葉といえば、褒めること、承認すること、受容すること、共感することだけ。
もちろん、心が弱っているときなどは、そういう人の言葉は必要です。褒めて伸びる人もいます。しかし、時々、自分の現実を直視しなければなりません。
自分の盲点を外すにはフィードバックが効果的です。それだけ、他の人の意見に耳を傾けることがいかに大切か、ということなのです。
他の人からアドバイスされて、傷つくこともあるかもしれません。しかし、視点を変えたら、とてもありがたいことです。
それは変わるチャンス、そして、伸びるチャンスですから。
他責の人生は苦しいだけ
そしてもう一つ、伸びない人の特徴として、他責で生きている人も当てはまります。
「今の苦しい現状現状は全部他人のせい、自分は悪くない・・・」と思い込んで生きている人には、情報も、いいアドバイスも、いいアイディアも、まったく耳に入ってきません。
頑固な人って、一見頑固に見えなかったりします。 弱そうで、柔軟そうなのですが、幾人かからもらう似たようなアドバイスを取り入れようとしない・・・でも、悪いのは自分でなく人のせい。
他責の人生を選んでいると苦しいです。自分の人生はすべて自分の責任だ、と思えた人の人生は潔いです。
自分で自分の姿が見えない分、他の人との会話やフィードバックから、情報や自分を客観的に見ることをし、状況を判断し、自分の生き方を少しずつ微調整していくのです。
いくつになっても伸びしろのある自分に
いかがでしたでしょうか。柔軟な思考と高い視点、広い視野。これらは本当に必須です。
しかし、年をとればとるほど、それらは、硬くなり、低くなり、狭くなっていきます。そして怖いのは、そうなっている事がわからないことです。
わかっているだけで、半分は問題解決してるものですが、新しいことが入りやすいように、思考も心も柔軟にしていきましょう。
いくつになっても、成長できる自分でありたいものですね。