あなただけの幸せマインドの作り方
幸せとは「クセ」だった!?
「幸せマインド」と聞くと、少し抽象的なイメージをお持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回ご紹介することは、極めて脳科学的なことです。年代問わず「人生ってなんか大変・・・」と感じている人は、「そんなにシンプルなことだったの?」とスッキリしていただけることでしょう。
とはいえ、筆者も若かりし頃「なんとも人生とは苦しいものなのだろう」と感じておりました。しかし今となっては、脳のアンテナが『苦しいこと』にフォーカスしているから、苦しい人生が現実として目の前に現れるという、単純な思考のクセであることがわかります。
今回は、この思考のクセを変えてゆく方法をお伝えします。
脳の仕組みを知って、幸せ思考を作る
方法の前に、脳の仕組みについてお話します。
皆さんの脳には、アンテナとフィルターの役目をしてくれる部位が備わっています。全部の情報をキャッチしていたら、脳は処理しきれず情報過多でパンクしてしまいますから、脳のアンテナをどこに向けるかによって、フィルターがそれ以外の情報を通さないようにする、という仕組みです。
例えば、幸せとは、幸せなことが身のまわりに起きることではありません。小さなありがたいことや、「当たり前のようで当たり前ではないこと」を認識して、幸せにアンテナを張るようにしていますと、脳はそのことだけをキャッチしてくれるようになります。
楽しいこと、ありがたいこと、感謝できること、笑えることに興味や意識があれば、脳は楽しいこと、感謝すべきことを日常生活から拾ってくれる。これが幸せ思考なのです。例え、苦しいことが同時に起きていたとしても、意識していることが、ありがたいことや幸せなことですと、総じて幸せな人生になってゆきます。
もし、「いつも自分には嫌なことが多いな」と思ったら、自分がどこに意識を向けているかを見つめ、不幸思考に気付くこと。気付いた時点で、問題の半分以上は解決されていきます。
不幸思考から抜け出すには?
不幸思考に気付く、または気付こうとしないと、いつまでも思考のクセは改善されません。それでは息苦しいままですよね。でも大丈夫!改善方法はとても簡単です。それは今すぐ、うれしいことや楽しいこと、ありがたいことだけを意識し、嫌なことは受け流してみることです。
「受け流す。それが難しい・・・」という方のために、ひとつテクニックをお伝えします。嫌なことに意識が向きそうになった時、無表情で「フーン」または、「へぇ〜」と言ってみてください。例えば、珈琲をこぼしてしまった時、「キャー!サイアクー!」と言ってしまうところを、無表情で「フーン・・・」と言ってみる。そして、静かにこぼした珈琲を拭き取る。
上司にひどいことを言われた、いつもなら「もうヤダー!」と思うところを、無表情で「へぇ〜・・・」と言って、感情を流してみる。子供に「宿題しなさい!」と注意したが、子供は全くする気ナシ。「いい加減にしなさい!」と怒るところを、「今しないの?フーン。もう言わないからね」それでいいのです。
宿題をしなくて困るのは、子供であり、あなたではありません。嫌なところは、できるだけ感情をこめないで受け流す。うれしいことや楽しいことは、大げさに飛び跳ねて喜ぶくらい、身体で喜びを表してみる。このクセ付けこそが幸せ思考作りなのです。
「いい気分」でセルフイメージUP
幸せマインドを構築する上で、セルフイメージも非常に重要です。セルフイメージとは「自分で自分のことをどう思うか?」ということ。自分で自分を「いいな、心地いいな」と思えることは、よりよいものに目を向ける心の余裕に繋がります。
方法はいろいろありますが、ここではすぐにできる、外側からのアプローチ法をお伝えします。それは自分の気分がよくなる、テンションが上がる、と思える物を身につけたり、その場所に身を置いてみる。セルフイメージが上がる人と交友したり、ロールモデルとなる人を外側から真似てみる。ということ。
例えば、ブランド物を持っただけで、背筋が伸び、いい気分になったことはありませんか?それだけで、簡単にセルフイメージを上げることができるのです。
・ラグジュアリーな空間で、ちょっと高い珈琲を読書しながら飲む。
・憧れのモデルさんが持っているバッグを自分も持って出かける。
・大きなフレームのサングラスをかけて、芸能人になった感覚で街中を歩く。
自分が何をしている時、何を身につけている時、または、どんなことでセルフイメージが上がると感じるでしょうか?ぜひ書き出してみることをオススメします。
幸せマインドで有意義な毎日を
いかがでしたでしょうか。今回は、思考からと外側から、両方のアプローチで幸せマインドを作る方法をご紹介しました。
幸せの感じ方は人によって様々です。あなただけの方法を見つけ、一度きりの人生、幸せに溢れた毎日を過ごしてください。