変わるために、変わらないこと

変わるために、変わらないこと

「変わりたい」の動機

本日の記事は、「変わりたい」という思いにフォーカスしたいと思います。「変わりたい」という思いがあまりにも強い感情の場合、往々にして自己否定から来ています。今の自分が嫌い、ダメダメだ・・・と、バツを付けている状態です。

しかし、「変わりたい!」という気持ち、すべてがダメなわけではありません。同じ「変わりたい」でも大切な違いがあります。ここは、覚えていて欲しい点です。

向上心で変わろうとすることと、自己否定で変わろうとすることでは、全く違う、ということです。さあ、あなたが「変わりたい」と思うのはどちらでしょうか?

満足は〇〇〇を低下させる

人には多かれ少なかれ、向上心というものがあります。「もっとこうできたらいいな、ああなったらいいな、こうなったら最高だよね、こうしたい!」これらは健全な欲求です。

例えば、全てにおいて、完全に、100%以上、もう私は十分に満たされていて、変わる必要も、目標も何もありません!という風に満足してしまったら、それ以上の変化はありません。

時々、「そうです。夢も目標もないです」という人もいますが、しばらくコーチングを話しているうちに「来年、あれがしたいこれがしたい、それを達成したいと思っているんです」と、言っているのを目にして、私は心の中で「それを目標と言うんだよ」とささやいています(笑)

本当に満足し切っている人は、それ以上の変化はありません。私の知り合いで、自営業でそこそこ稼いでいらっしゃる人がいました。婚約したばかりで、すごく幸せそう。

ビジネスに関してコーチングを依頼され、即席でコーチングしたのですが、その方、幸せすぎて、自分の生活に満足しきっているので、何を聞いてもワクワクな目標が出てこない。これも脳の仕組みですが、脳は満足をすると、行動力が低下する。ということです。

れはそれで幸せなことですから、まずは、幸せをしっかり味わう、どっぷり浸かってみるのもいいでしょう。

変わるために、変わらないこと

話を戻しますが、「変わりたい!」が向上心の場合は、どんどん前に進んでいき、変化を楽しみましょう!人間は変化する生き物ですから、変化しない=退化していくことと同じです。

ただ、「変わりたい」が今の自分の否定からくる場合、まずは、変わらない自分を愛するトレーニングからはじめることが大切です。

まずは、どんな自分が嫌いなのか?嫌いなところに着目してみてください。あなたは他人の欠点や嫌いなところを攻撃しませんよね。それなのに、「自分が嫌い!」というのは一番大切で一番攻撃してはいけない人を否定したり、嫌ったりしていることと同じこと。

世の中で一番大切にする人、優しく労わらなければならない人は、他ならぬ「あなた自身」です。

あなた自身の中に、小さな自信のないもう一人の自分の分身、しかも小さな少女がいると想像してみてください。その小さな自信のない少女は、あなたに、否定され続けてきて、傷ついています。

その少女を愛でて、励まし、癒すつもりで、言葉をかけてあげてほしいのです。「あるがままの自分でいいんだよ」と。

小さな泣いている少女にいつもいつも声をかけてほしい。必死に頑張っているその子は、あなたであり、あなたが否定すれば否定するほど、その子からは笑顔が奪われ、萎縮して、泣いてしまうのですから。

そのままの自分でいいんだよ、と言われた子は、どんどん笑顔を取り戻し、自信と自尊心を取り戻します。そうしているうちに、今度は向上心を持って成長しようとします。成長は変わることではありますが、そのままの自分のままで、向上することなのです。

愛でて、励まし、癒して

「変わらなくてもいい」それを心から受け入れられた時こそ、本当の意味で変われるものなのです。嫌な自分だからと言って、否定で変わろうとしてはなりません。それじゃいつまでたっても、変われないから。

大切なことですから、もう一度伝えます。世の中で一番大切にする人、優しく労わらなければならない人は、他ならぬ「あなた自身」です

あなた自身を愛でて、励まし、癒して。そのままのあなたで成長してまいりましょう。

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