いつまでも変われない人の心の傾向
何を聞いても耳に入らない人
11月ももう中旬、あと一か月半で2022年が終わります。早いね~ホント。
来年も動ける自分になるには、計画。意図と設定と行動にありです。目的地のない旅もたまにはいいかもしれませんが、人生はたった一度きり。どうなりたいか、何をしたいかを書き出して、明確にしておくこと。今からでも遅くないですよ。
さて今日の記事は、いつまでたっても変われない、何を聞いても耳にも心にも入ってこない人の心の傾向について。
そういう人は簡単に言えば、解決策も正論もいらない、変わるための情報もいらない。聞きたくない。それ以外の情報はシャットアウト。ただ苦しいことにだけ共感してほしいだけ。こういう不特定多数に書いているブログの記事にでさえ、文句を言いたくなる人もいることでしょう。
苦しみを抜け出すための行動もありませんから、結局その苦しさからは抜け出せない。そしてまた苦しいだけのい共感してもらい、その状況がずっと続く・・・
ブログは不特定多数に向けて書いていますので、残念ながらみなさんの状況にピンポイントでアドバイスすることができません。それでも「私のことが書かれているみたいでした」などのコメントを多数いただきます。
上記のように発信を受け取り、自分の事とリンクさせて思考できるのは、心が柔らかい人、オープンマインドであり、アンテナが立っている人の傾向です。
自分の望む言葉よりも、必要な言葉(それは厳しい言葉かもしれない)を受け入れる器があるので、本当に自分にとっての必要な情報を拾える人です。
他人のせい?いや自分の責任ですよ
少し前のブログ記事「あなたにとってどんな存在?~嫌いな人・いい人の意味~」でも書きましたが、あなたにとって良い人とは、真実を言ってくれる人です。
自分の姿は自分では見れませんから、他の人を通して見える方法と、他の人が「こんな風に写っているよ」とフィードバックしてくれる方法しかありません。
「この現状は全部他人のせい、自分は悪くない」と思い込んで生きている人は、情報も、いいアドバイスも、いいアイディアも、まったく耳に入ってきません。入らないというより、受け取る心のスペースがありません。
変な夫と結婚したとしても、選んだのは自分だと言える。上司がムカついて腹が立つけれど、会社を選んだのは自分だと言える。だから、文句も不平不満も出ません。
他責の人生を選んでいると、返って苦しみます。自分の人生は自分の責任だ、と思えた人の人生は潔く、文句も出ず、美しいのです。
優しい言葉も厳しい言葉も必要なのが人生
変わりたいのに変われない人や、情報が入ってこないという人は、自分の言って欲しい言葉だけをかけてくれる人の元へ行きます。その言葉は、共感すること、褒めること、承認すること、受容することだけだから。
もちろん、心が弱っているときなどは、上記の言葉がけは必要です。しかし「本気で人生を変えたい」と思っていない人は、厳しい言葉は受け付けず、いつもいつも優しい言葉、甘い蜜のような言葉を求めてしまいます。
「大変だったね」
「つらいね、つらかったね」
「苦しいね、わかるわかる」
その時は気持ちが楽になり、一時的にでも心が軽くなるでしょう。しかし、厳しいことを書きますが、誰でも受容・共感はできます。そしてそこでセッションが終わったら、それは小学生でもできるスキルです。
セッションを終えたクライアントは、現実に直面して、またつらくなり、また自分の気持ちをわかってくれる優しい人のところに行ってしまう・・・
人は、心に優しい言葉が必要です。褒めて伸びる人もいます。
しかし時には、自分の現実を直視しなければなりません。自分で自分の姿が見えない分、他の人の会話から、情報や自分を客観的に見ることで、状況を判断し、自分の生き方を少しずつ、微調整していくのです。
素直で謙虚な心を忘れずに
心と頭は柔軟に持っていたいものです。なぜなら、変わる人の資質は、「素直さ、謙虚さ」だからです。
一見、弱そうで、柔軟そうなのですが、幾人かからもらうアドバイスを取り入れようとしない、頑固な人って、頑固に見えなかったりしますから。
そういう人もまた、変わらない人。そしてもがき、苦しむ・・・そんな人は今世では「うまくいかないな・・・」を経験したいのかもしれませんね。
歳を重ねても、心と頭の柔軟さ、そして謙虚な心をもって生きていきたいと、常々思うワタナベなのでした。