wjproducts 感情が教えてくれるものを味わい切る
大切な感情の一つ「怒り」
怒り・・・できれば持たずに生きれたら楽だと思うときがありますね。私自身、昔は何もかもに怒っていた時期があったような気がします。
正義感も強かったので、人の道に外れたことが嫌いで、そんな行いをしている人をなんとなくジャッジしていたのでしょう。
外にその怒りや憎しみの気持ちを表せなかったので、常にイライラしていました。今は、正しいも間違いも表裏一体、陰陽一体と思えています。
かと言って、「自分さえ楽しければいい」という他人様に迷惑をかけていいんだ、というのは、違いますけどね。
前置きが長くなりましたが、結論からいうと皆さんの中にある「怒り」というのは本当に大切な感情です。
だからと言って、怒り憎しみを周りの人々に当たり散らしていい、というわけではありません。それではただの幼児か動物です。
大切な感情だからこそ、周りに迷惑がかからぬよう、ちゃんとコントロールすることも必要です。
「怒り」に鈍感なのはいいこと？
怒りがなぜ大切かといいますと、怒りとは、自分の大切なものを守っているから起きる感情なのです。
時には怒りを感じないという人もいますが、それは幼児期の体験で抑圧されている可能性もあるかもしれません。育った環境で、早く大人びた対応をしなきゃならなかったり、怒りることが恥ずかしいことである、と思い込んでいる可能性もあります。
反対に、身近にやたら感情的に怒りを表す人がいる環境で育ち、人間関係のバランスをとるために、自分が怒りの感情を出さずに育ってきた、なども一理ある可能性もあります。
本当は、怒りを感じてもいいこの場面なのに、無感覚になっていて、周りの言いなりになってしまったり、怒りを露わにできずにモヤモヤしていたり・・・
怒れない人は、感情のバランスが上手く取れない場合、「そこは怒るところだよ」という場面で怒れず、数時間経ってから、ただただ悲しい・・・なんてこともあるのです。
「怒り」が生まれる理由
年をとると、怒ることにもパワーがいります。だから省エネモード、またはパワー温存するために怒らない人もいます。しかし、自分の感情に無感覚にならないためにも、怒りをしっかり感じてみましょう。
怒りとは、あなたが大切にしているものを他人に侵された時に出る感情です。感情だったり、価値観だったり、もしくは何か意味づけしているものだったり、人だったり物だったり・・・あなたの大切にしているものなのです。
怒るということは、とどのつまりは、自分を守る行為ということだから。怒りの感情を嫌わないであげてほしいのです。どうかその感情をしっかり感じてみて下さい。
今、なんで怒ってるのだろう？
私は何に怒りを感じているのだろう？
何を侵されたというのだろう？
怒りを感じて自問をしているうちに、その感情が収まっていきます。そして向き合っていくことで、怒りの奥に自分の大切なものが見えてきます。
ぜひあなたの大切なもの、価値観、宝を掘り起こしてみてください。
感情に向き合う術がコーチング
最後に、前述まで「怒り」という感情に焦点を当てて書きましたが、喜び、悲しみ、苦しみ、楽しみなど、人間の中にある感情を養うことは、大きく自己啓発の部類かと思います。
自己啓発とは、分かりやすく言えば、自らの能力開発みたいなもの。英語では「self-help（自分を助けること）」
そこに、向き合う力をなくしては、自分を啓発することなどありません。
コーチングは自分と向き合うため「質問」を使います。自分の考える力と、自らの内側にある感情、底知れぬ力を引き出すことに役立ちます。質問は、脳にもとてもいい刺激になりますしね。
向き合い、問うことで、答えが出なければ脳には空白ができ、脳は空白を嫌います。 空白があけば、自らその答えを探す旅にでるかのように、その答えを得るためにアンテナが立ちます。
人間に感情がある理由
喜怒哀楽という感情を味わい切ること。これは人間として生まれて来たからこそ得られる充実感、満足感、幸福感にも通じてきます。
もちろん、お金も物もあったほうがいいかもしれませんが、しかし、お金は自分の器以上には入ってきません。
一時的には器以上が入ってくることがあっても、お金もエネルギーの法則下にありますから、バランスを崩せば、お金も崩れていくのです。
満足感、充実感、幸福感は、努力をやり遂げた時や、時に怒り苦しみを味わいながら、それでも何かを継続した時に得ることができる感情です。
とどのつまり、人間がこの世に生まれた理由は、それらを味わい知るためなのです。