空白(スペース)が空くと・・・の法則
空白には法則がある
空白(スペース)は物理的にも精神的にも、ありとあらゆる面で空白は必要です。なぜなら、法則として空白は新しい何かで埋められることになっているから。
空白は余裕です。余裕は他のことにエネルギーを向けられる余力ともなります。つまり空白(スペース)なきところに新しいものは入りませんし、新しいものを創ることもできませんし、良いエネルギーが入ってくることもありません。
たとえば、クローゼットの中を考えてみましょう。古い服が所狭しと掛けてあり、服はたくさんあるのに、着ていくものがない、という経験ありませんか?
すべては固有の周波数、エネルギーを発しています。何を着ていこう?どれを合わせたらいいだろう?など思考をドンドン使っていき、それだけでも疲れてしまうのです。
物質のエネルギーは、自分のエネルギーをどんどん奪っていきます。時間も奪われ、精神力まで奪われます。これでは、新しいものは生み出されませんね。
ビジネスが思うように回らなくなった人にもオススメなのが、これまでやっていたことを勇気を持ってやめてみること。そうすると新しい空気が入り込み、それがまた何かを生み出すことに繋がります。
空白を創る力~自分に質問を投げかける~
物質以外にも空白があるといいよ、という部分があります。それは、脳内の空白です。脳内の空白は、目標を立てることや質問を投げかけることで空白ができます。
どういうことかと言うと、目標を立ててから達成するまでは空白があります。すると、脳はその空白を埋めたくなる、つまり達成したくなるのです。
達成したいのですから、行動します。行動すれば、少しずつその空白は埋まっていき、達成に至ります。しかし、達成すると脳の特性上、満足しますから、今度は行動力とモチベーションが下がり、動かなくなるということも。
なので、行動し続けるには、達成する前に、次の空白、つまり次の目標を立てること。もうひとつの脳の空白は、自分に質問を投げかけることです。質問の答えが得られない状態の時は、一種の空白です。
質問を投げかけると、脳は、答えが欲しくなるので、その答えを得るまでアンテナを張り巡らし、その空白を埋めようとするのです。
人間関係もしかりで、居心地の悪い人ただの義理でのお付き合い、好きでもない人と付き合う・・・それらも手放してしまうと、新たな人間関係ができる、または時間ができるので、新しい何かが入ってくることでしょう。
つまり、空白が今ない状態なら、今握りしめている不快感があるものを手放してみる、ということ。
「不快とまでは感じないけど、何を手放したらいいかわからない・・・」そんな人は、執着しているもの、これだけは手放したくない!!と思っているものを一旦、気持ちを緩やかにしてみて、緩やかに離れる、手放す、そんなことをすると回っていくことでしょう。
ドタキャンはチャンスタイム!
最後に、これは中々空白というイメージができないかもしれません(むしろイラっとしてしまう人が多いかも?)ですが、これを自分にとっての空白と捉えられると、楽になります。
それは、ドタキャンされて空いた時間、急にできた自分の空白の時間です。
ビジネスをやっている人は、ドタキャンはものすごい不快に感じる人も多いですし、損をしたくないので、キャンセルポリシーなども、法外な金額にしてリスク管理したり。しかしドタキャンは、あなたにとって時間が空いたこと、になります。
私がセッションを行っていた頃、当日ドタキャンにあったことがありました。相手からは、理由も謝罪もなし。しかし、腹も立ちませんでした。この時間「休めるー!」って。
しかしその後、この空いた空白に、とんでもないほどのアイディアが湧いてきた、なんてことがありました。 ドタキャンありがとう(笑)
だから、ドタキャンや誰かと待ち合わせしている時も、相手が遅れたからといって、カリカリしないで、相手はあなたに空白を送り込んできたのですから。
人は、空いてしまった空白に苛立ちを覚えますが、空白は、違うもので埋められることになっています。つまり空いた時間や余裕の時間があると新たな何かを創り出すことができます。だから生活の中で、急に空いた空白は喜んだ方がいいのです。
空白というギフトを楽しもう
いかがでしたでしょうか。
皆さんにとって物質、脳内、人間関係、そして時間。与えられた空白は何で見埋められたら嬉しいでしょうか?
空白は、新たな何かを受け入れる、そして新たなものに触れる機会を与えられる、自分自身へのギフトみたいなもの。何か別のすばらしいギフトで埋められる可能性があるので、心穏やかに喜んで受け入れたいですね。