頼まれごとを断れない人たちへ
断れない族
さて、今日の記事は「いつも我慢してはいませんか?」という記事です。個人的な付き合いで頼まれたことって「いやだな」と思っていても、断れない人が多いものです。
そんな人々を、私は『断れない族』と呼んでいます。(なんか無理矢理感がいなめませんが 笑) でも、本当に多いのです。断れない人たちが・・・
断れない族出身の私も、なぜ断れないのか検証した結果、理由はとても単純で、断ることでのデメリットを瞬時に感じているから。
そして、それをいつもいつも繰り返していることで、引き受けるのが癖になってしまう。そうなるともう断れない、もしくは、断りづらいと考えてどう断ったらいいのか、体調を崩すくらい悩んでしまう・・・
断ることのデメリットは、「断ったらどう思われるだろうか?」とどこかで思っている。断る=ひどい人という図式を勝手に自分で作り上げている、つまり、嫌われたくないのです。
そして、こういう人も断れない人でしょう。それは、いつも物事を何かやる時に、ギブ&テイクとかwin winの法則で、もちつもたれつの相互関係を重視している人。日本人に多い傾向です。
助け合いの精神、助けてもらったら助ける、助けてもらったのに助けないのは非常なこと。これがギブ&テイクな考え方ですね。
しかし、それでやっていますと、だんだん行動の基準が、心からしたい、したくなるという愛ではなくなっていきます。
その行動に「愛と感謝」はありますか?
知り合いの話ですが、ファッション関係の仕事をしているその女性は、いろんな人を助けていました。他人の集客のお手伝いをしたり、お客さんを紹介したり。
そして、自分もまた助けられていたようです。同じく、お客さんを紹介してもらったり、自分の商品を紹介してもらったりと・・・もちつもたれつの関係の人がたくさんいた様子。
ある日、その人は、とある集まりの会計係を頼まれました。私は、その人が数字が苦手なのを知っていたので、「めずらしくない?会計係なんて」と聞きました。
そうしたら、「本当に。やりたくないったらありゃしない。でも、断れないわよ。いつも助けてもらっているから。あ~でも本当やりたくない!」その後もブツブツ・・・という感じ。
やりたくないのに引き受ける、そこは価値観の違いですからもちろんいいのですが、ブツブツと文句を言いながら、やりたくないことをやるわけですよね。美と健康と潜在意識と脳に悪そう・・・
ギブ&テイクの苦しいところはここ。いつもギブしてもらっているからテイクしないとね。テイクしてもらったから、ギブしないとね。の図式。
動機が愛と関心、親切などではなくなっていき、だんだんとやっていることが苦しくなってくるのです。
話しがそれてしまいましたので戻しますと、断り切れない人は、常にそういうやりとりを考えています。しかし、もう、一切そういうことをやめると、とても楽になります。
一貫していると認められる
頼まれたことでも、できないこと、やりたくない、と思ったことは断った方が、自分と相手のためになるのです。嫌々やっていたら相手にも失礼です。
「それは組織にいない人間だからやれることなのでは?」と、思われる人もいるかもしれませんが、そうではありません。
一貫して、自分のやり方を他人にどう思われようが、貫きさえすれば、そのうち周りの人々は、あなたを「そういう人」として扱ってくれるようになっていきます。
例えば、ある人は、会社の同僚との飲み会に生産性を感じず、行きたくない、と思っていました。
でも周りの人々からは、「付き合いも仕事のうちだから」と言われ、嫌々行っていましたが、ある時から「会社の飲み会には行かない!」と決めたのです。
誘われても誘われても、ずっと断り続けた彼。最初は「付き合いの悪いヤツだ」「俺だって行きたくて行っているわけじゃないのに」など陰口を叩かれたり、直接嫌みを言われたりすることが多かったようですが、それでも行きませんでした。
そのうち、周りの人は彼を「飲み会に行かない、そういう人」として扱ってくれるようになっていました。一貫したことをやっていれば、周りがその価値観を認めてくれるようになります。
変なヤツ、と言われても、付き合い悪い、と言われても、陰口叩かれても、嫌われることを恐れずやった結果、彼は断ることでできた時間を有意義に過ごせるようになったわけです。
嫌われてもいいんだよ~直感の声を大切に~
私が断れるようになったのは、人から嫌われてもいい、と心から思った時からでした。
そして、もし自分が誰かに頼んだ時に、相手が嫌々やっていたら絶対嫌だと思っているので、相手に対する敬意でもあると思い、できないことや嫌なことはすぐに断れるようになりました。
あなたに何かを頼んで、それを断って、もし、それで相手があなたに対してなにかを思ったとしたら、そこまでの関係、人間関係のいいバロメーターです。そういう相手と長く付き合いたいと思いますか?
あなたが嫌だと思ったことを断れる人間になることで、人間関係がよりあなたの波動と合った人だけが残るようになり、良好な人間関係を構築していくことになります。
そして、例え嫌だけど引き受けた場合、あなたにとって引き受けるメリットがあったからきっとそうしたのでしょう。ならば、引き受けたことに文句を言わないこと、すべて自己責任です。
引き受けるすべてに、メリットデメリット・損得勘定を考える計算高さはいりませんが、しかしそれでも、事前に自分の判断基準を持っていると、「考えさせて」と言うことなく、すぐに回答できます。
それに「考えさせて」は、実はもう答えは決まっているようなものです。最初に、あなたはどう思ったか?直感は、大抵の場合、最初に出たのが答えなのですから。
最後に誤解を与えないためにも補足しますが、キブ&テイク、助け合いの精神も必要なときがありますし、ビジネス上では必須の場合もありますから、それが悪いわけではありません。
ただ、いつもいつも我慢して、断りたいのに断れないという状態が続き、疲弊してしまっているのなら、あなたの気持ちや直感をもっと大切にしてほしい、と、私は思います。