お金は大切だけど追い求めるのはむなしいもの
お金の役目
私の子供の頃の夢や憧れはお金持ちになる、ということでした。単純であり、現実的な夢で(笑) そんな妄想ばかりしていました。
今は、大富豪ではないにしても、行きたい時に行きたい場所に行け、食べたいものをお金を気にせず食べられるようになり、誰かに何かをプレゼントすることもでき、ある程度は不自由なくできるようになりました。
そんな状態になった今だから、お金というものがどういう役目を担うのかが、なんとなくわかるようになってきました。
お金はとても大切ではありますが、多くの人にとっては、学びが多い人生の教材の役目であり、追い求めるものでもなく、そして、お金に追われるものでもなくかといって無関心でもいられません。
そんな中、日本は数々の震災に見舞われ、物質が何かをしてくれるわけでもなく、その時は、お金がただの紙切れ同然だったことも経験しました。
お金があっても食べ物が買えない状態。ブランド物もかっこいい車も何の役にも立たない、ガソリンが買えませんので、そこにあるかっこいい車も、ただの鉄の塊なわけです。
お金で安心や幸せや健康はある程度買えます。しかし、どんなにお金を使っても誰かの命、私なら母の命がお金でどうにかなったわけではなく、追い求めるにはむなしいもの、という位置にあるのがお金です。
あるならあるなりに、ないならないなりに
古代イスラエルの最盛期を築いた賢王ソロモンはすべての富と地位と名誉と知恵と多数の女をはべらせるほどの男でしたが、「すべてはむなしい」と言いました。
今から30数年以上も前、聖書の伝道の書にあったソロモンの言葉、すべてを得た人が行き着いたところは、「むなしさと」そして人間の喜びは「働いてそこからお金を得ること」と「神様を信仰すること」ということを読んだときに、深く考えさせられました。
余談ですが、ソロモンはどんだけ女をはべらせていたかというと、奥さんが700名、側女が300名だとか。すごいわ~
お金があってもむなしい、というのは、お金持ちの多くの人が経験しています。ある一定の金額を稼げるようになると、幸せ度はそれ以上稼いでも同じだそうです。
そして、多くを稼ぐと、今度は失う恐れが付きまといむなしいどころか、強迫観念の中で生きるようになります。ここまで来ると、もう仕事が休めない、休むとなくなる、落ちる、減る・・・のような思考になっていくから。
お金は、上手に管理して、あるならあるなりに暮らし、ないならないなりに暮らすことです。
金持ちになりたければ金持ちのように振る舞え、というのはある意味真実なのですが、危険も含まれていることも念頭に入れましょう。
そこに0.1ミリの不安もなければ思考が現実化するでしょうが、なんせ、耳入ってっくる情報の8割以上がネガティブと言われている中で、自分の思考を守る、というのも容易ではありません。
簡単にネガティブに流されるので、自分の望むことを100%信じることができないのも現実問題なのです。
「勝ちたい」の起動力は大きいけれど・・・
お金に向き合うために、以下の質問を贈ります。
あなたにとってお金とは何でしょうか?お金とどんな風に付き合っていきたいでしょうか?お金をどう思えたら理想でしょうか?
お金が教えてくれることというのは、お金が人間の本質を教えてくれるツールになっている、ということです。
たくさんのお金を持った時に、その人はどうなるのか?急にお金がなくなった時に、その人はどうなるのか?という本質が見えてきます。
もう一つは、その交換手段であるお金を、人はどう思い、どう使っていくのがいいのかを学ぶツールでもあります。
人は、それを自分のためだけに使うのか?それとも他の人のためにも使えるのか?そして、働く、ということを真面目に本気で考えることもまた、お金がきっかけとなるのです。
本当はお金が欲しいのではなく・・・
ソロモンの言葉を借りれば、人は自分の働きで喜びを感じることができる、とあるので、労働によって得られたお金を使う喜びがありますね。
労働がない状態でお金が入ると、エネルギーの誤作動が起き、どこかでいつかは崩れていきます。詐欺とかがそうで、労働がない状態で人からお金を巻き上げるから。
法外な値段をとることなんかもそうでしょう。提供する価値以上のお金が入ってくるとそこにも歪みが生じます。
お金に徹底的に向き合いたい人におすすめなのが、MoneyReprgramming。お金に関する脳内プログラムの書き換えレッスンです。書き出しワークでお金に対するあなたの思い込みを知り、それを書き換え、さらに豊かになる方法論をお伝えしています。
最後に、お金は大切だけれど、あなたは実は、お金が欲しいのではないのです。それが分かると、お金もやってきますよ。