うまくいっていないのは宇宙の法則を無視しているから?
宇宙の法則ってなに?
さて、以前このような質問をいただきました。口頭なのでうろ覚えですが、以下のような感じ。
「いままでうまくいっていたのに、ある年から試練が続き、お金も人間関係もなにもかもうまくいかなくなりました。何が原因なのかわかりません。ある本を読むと、『うまくいかないのは宇宙の法則に従っていないから』と書いてあり、今まではうまくいっていたことを考えると、宇宙の法則ってなに?と思ってしまいました。なぜなのでしょうか?」
正確な表現ではありませんが、このような内容だったと思います。
何か悪いことが身に起きると、自分のせいにしたがる人もいたり、引き寄せの法則を引き合いに、自分がなにかしたからなのか?と責めてしまう人までいます。
しかし、うまくいかなくなる星廻りがあったり、または運命の中の一環としての低迷期だったり、はたまた地球に来る前に、魂の鍛錬として自分で選んで来たことかもしれず、その鍛錬を経ての次なるステージに行く備えの時期かもしれない。
もっと言えば、カルマの解消、つまり、今生での因果応報ではなく、前世レベルで放ったエネルギーが今、身に起きてる可能性もあり。
宗教の多くが、親、自分、孫までの三代にわたってのカルマがあることについて述べていて、もし、自分が大きな罪を犯したら、自分とその子供と孫にまで、その罪の影響が及ぶと言われています。
その仮説、私は信じてます。それは、メンタル的なことに関しても、遺伝的な要素があったり、教育やしつけなども、なんだかんだで三代くらいの影響はありますので。
ですから、その解消のための真っ最中だったり・・・と、いろいろと考えられるわけです。
人生の良き悪きは同じ量で存在する
なぜ、この地球に生まれて来たのでしょうか?
それは、もちろん楽しむためでもありますが、もう一つは、カルマの解消とそして、天国では思い通りにできて来たので、こちらの世界は思い通りにいかない辛さを味わい、努力したり、がんばったりしてなにかを達成することに喜びを得るのでしょう。
自己啓発やスピリチュアルで、「うまくいってない人は宇宙の法則を無視しているから」とあるようですが、一理あっても、それが全てではありません。
苦しい時こそ、そういう法則的なことを理解し、うまく乗り越えるヒントになることでしょう。しかし、まるで自分が宇宙の法則を扱えないダメ人間のように思う必要はありません。
人生の中には、良いとき悪い時はどちらも同じくらいの量で存在することになっています。
若い時に苦労が多い人は、晩年は楽でしょうし、若い時、ウハウハで苦労知らずの人は、年をとってから苦労が多いもの。さらに、幸せでもないけれど、苦労もない人もいて、それもまた、平均的なのです。
詐欺の餌食になった人もいますし、脱税で捕まったり、隠し事があらわになり、ビジネスがなかなかうまくいかなかったり、友達が離れていったとか、会社を辞めたとか、お金に困ったとか、離婚になったとか、子供まで相手にとられたとか…
人間生きていればそういうことがある時期もあります。しかも、起きるときは一気に起きたりする。二度あることは三度も四度も起きたりする。これはいいことも悪いこともです。
低迷期の時こそ小さな幸せと感謝の念を
発信者で、もし、「うまくいってない人は宇宙の法則を無視しているから」と伝えている場合は、現在その方の、星回りやバイオリズムで言えば、調子のいい時期の人の発信です。つまり、絶好調だから言える言葉。
人は絶好調のとき、何もかもがうまくいく運気が高まっているとき、というのが周期的に訪れます。もしこの時期に、調子に乗って感謝もせず、尊大になったり傲慢になったりすると、次の不穏の時期には相当辛くなるはず。
調子のいいときに波に乗ることはとてもいいことだとしても、高慢になったりせずこういう時期こそ、お陰様の精神で過ごすと、次の不穏期には、なんとか転がり落ちもせず、問題はあっても安定して過ごせるものです。
そして、その不穏期、低迷期こそ体力(知的、精神的)を蓄える、学ぶ、さらに謙虚に感謝の念をもって過ごさせてもらう。これをしないと、次のバイオリズムで上がるとき、上がれなくなるから。
自分が調子のいいときには、誰かに与えるアドバイスは押し付けになってしまう可能性があるので本当に注意が必要ですし、そこそこ影響力があったりする人だと、悪影響まで広く及びます。
現代の拡散力は、昔と違ってネットがあるから何十倍も早いし広いし、子供も普通にスマホも持ってるので、その影響は子供たちにも及び、広ければ広いほど集合意識体にまで影響があります。
今、お辛い方、静かにただただ時が過ぎるのを待ち、そんな中でも目の前にある小さな幸せをたくさん拾って感謝して生活しますと、辛さは半減に感じてくるでしょう。
今、波にのって調子よくビジネスもうまくいき、人も集まるようになってウハウハな人は、その調子で楽しみつつも、かつ、低迷期に入ってから、足元すくわれぬよう、お陰様の気持ちを忘れずに謙虚になることが、穏やかに過ごす秘訣です。
どんなに調子の良い人でも、いつか低迷期はありますから、すべてが宇宙の法則だの引き寄せの法則だのではないですよ。
今日をあなたが迎えられたことに・・・感謝
私も過去、辛い低迷期を抜けましたが、振り返ったらいろいろありました。先住犬が亡くなり、夫と別れ、そして母が逝ってしまいました。低迷期の最後に母が逝くなんて総仕上げといった感覚で・・・
しかし、ありがたいことに、ビジネスは極端に落ちもせず、活動は少なめでも回っていました。
その低迷期の中であった時も、小さな喜びと幸せをたくさん見つけ、私は沢山の幸せを得て来ましたし、楽しく生きて来ました。そして、たくさんの学びの時期でもありました。
苦しさがあるおかげで、その対極にある幸せが、通常よりも大きく感じた時期でした。
放ったエネルギーはいつか戻ってくるわけではありますが、それらはすべて今生で放ったエネルギーとは限らず、バイオリズムの中の、周期のときもあるので、深く考えずに過したほうがいい場合もありますから。
不穏期、低迷期のしあわせな過ごし方は、小さな幸せを拾い、感謝すること。それだけで、次のステージはなかなかいいものですよ。
今日もあなたが目を覚ますことができ、スマホかパソコンを開き、このブログに辿り着いてくださっていること。あなたが一日を迎えられたことに感謝ですし、ここであなたに出会えていることに、私も感謝なのです。