ちょっとだけコワイお金の話~臨時収入が入ったら~
何の努力もしないで良いことが起きると・・・
はじめに、スピリチュアリスト江原啓之さんの、この言葉を紹介します。
「何の努力もしないで良いことが起きると、その分、負が来ます。パワースポットなどは今までの努力が実るところ。なんにもしていない時に良いことが起きたら、すぐに努力すること」
5〜6年前かな?とあるテレビに江原さんがでていた時に、おっしゃっていた言葉をメモしていました。
若かりし頃に聞いた言葉なら、「はぁ?そんなことはない」と鼻っから信じませんが、55年以上も生きていますと、それらが真実であることを身をもって経験しています。
努力しないで得たお金があったときに、大きな負を追ったこと・・・たくさんありました。気にしていないだけで、結構あるものです。
結局世の中はエネルギーで成り立っているので、放出したエネルギーと同じようなエネルギーが戻ってくることが法則です。
出した労働の分だけお金や価値が入ってくるのは法則なので、何もしないで価値だけ受け取ってしまうと、エネルギーのバランスが崩れ、負が起きることでバランスがとられています。つまり、それが正負の法則なのでしょう。
入ることばかりに目を向けるのは要注意
時代の流れは、アメリカから入ってきた自己啓発の教えが日本にも浸透してきて、(実は日本人には合わないんですけどね)少しずつ少しずつ、我欲がインプットされています。
欲しい欲しい欲しい、引き寄せたい引き寄せたい引き寄せたい、幸せになりたいなりたいなりたい・・・出す(労働、努力、行動)よりも得ることばかりに目が言ってしまうこと。
今あるものに目を留めるのではなく、欲しい欲しい、いくらで望んでも良い、という我欲のインプット。本当の幸せは目の前にある小さな幸せから、なのですけどね。
精神世界でもそれらにアレンジが加わり、努力もがんばりもいらなくて、迷惑かけたって、誰かが苦しんだって、自分のやりたいことをしたほうがいい、という教えも少しずつ浸透しています。
きっとそれらの教えは、なかなか本心で生きることができない、または、自分の人生を歩めていない他人の目ばかりを気にしながら生きている人々へ向けられた言葉です。
しかし、受け取り手の勝手な解釈が加わり、努力もがんばりもしていない人々がそれらをもっとしなくなり、子供みたいにわがままに周りに迷惑をかけることを良しとしたりする人々も多くなってきたのかもしれません。
しかし、よく考えればわかるのですが、努力もがんばりもせず、何か大きな結果を手にした人はいないんですけどね・・・出したもの以上に入ってくることはないのです。
成功の裏はコツコツと努力している
先日、ある会社の社長とお会いしました。その人はその世界では著名な人でもあり、若いのに上場もしており、それでいて謙虚な方で、「このような成功を収めている人々は皆、共通する資質をお持ちなのだな」と思いました。
トップに上り詰めた人には、ある共通点があります。それは皆、努力の人だということ。
その社長もおっしゃっていました、「どの世界も裏は地味ですよ。コツコツとやっています」と。しんどいし、苦しいこともあるし、もちろん楽しいこともあるけど、裏は地道にコツコツ努力すること。
お会いする度に何か大きな結果を掴んでいる社長たちに、秘訣などをお聞きすると、みんな同じことを言います。これは真理でしょう。
思い出したのですが、過去、税理士との新年度での打ち合わせで、当時は息苦しいほどやることがいっぱいあって、苦しいイメージだったのですが、私と社員の給料をあげることにした時、息苦しさが一気になくなり、俄然やる気が出ました(笑)
つまり、出したエネルギー分が、お金という価値で戻ってくるわけです。社員の給料もあげることができましたしね。
そのバランスを保つためには、さらなる行動が必要になってくるわけで、やることが増えたのに、今まで感じていた息苦しさがなくなるっておもしろいなと。
それは、お金が入るから。・・・なんでしょうね。そのお金をまた色んなことに廻すことができますし。
この逆でしたら、つまり、やることがなくて給料だけ何もしないで上がったときに、江原さんの言葉を借りれば負がやってきます。
価値を出していないのにお金だけを受け取ることが非常に危険であることは、それを経験した者でなければわからないかもしれません。
エネルギー調整方法「負の先払い」
「何の努力もしないで良いことが起きると、その分、負が来ます」と江原さんが言った意味を私なりにこう解釈しました。
負とはエネルギーの歪(ひずみ)、歪(ゆが)みです。
だからパワースポットに行って、何の努力もせずに「お金が入りますように」なんてお願い事をして、ご利益だけ得て「わーい!やったー!臨時収入だー!」で終わってしまうと、お金というエネルギーの歪(ひずみ)が来る、ということなのです。
ですので、古来から「負の先払い」というのがあるそうです。以前、美輪明宏さんの言葉から知ったのですが、たとえば、家を立てたら、お餅を撒いたりおひねり撒いたりなどをしているのもそうだと。
これを聞いてから、お金が入った時や、大きな物を買った時(車や貴金属など)は、必ずお金を他人のために使うことにしました。
私なりの「負の先払い」でして、ごちそうのみならず、お金をあげます。そうやってバランスを取ります。
お金はエネルギーですから、自分だけに貯め込むと良いことないです。ましてや、臨時収入があったときも同じ。
その一部を「負の先払い」をして寄付や募金、誰かにそのお金を使う、などして、お金のエネルギーの歪みを前もって調整することはおすすめです。
大きなお金の流れを望んでいるのなら
いかがでしたでしょうか。お金の流れが大きくなればなるほど、正負のエネルギーは大きく動きます。
小さければ、そんなに気づくことではないかもしれませんが、それでも、意識をするだけでだんだんと理解できていくことでしょう。
皆さんの中で、もしビジネスで大きなお金の流れが目の前を通ることを望んでいるなら、今日の記事は、ちょっと心の片隅に置いておくのも良いかもしれません。