「どっちがいい?」はどっちでもいい
本当にやらなければならないの?
さて、今日の記事は、ふっと気が楽になる記事です。(人によっては・・・ということを付け加えておきます)
日本人ってとても真面目な人が多い国民性だと思うのですが、なんだか良い悪いとか、やらなければならないとか、思い込んでいることって多いような気がしませんか?
キッチリ果たさなきゃならない、正解を言わないといけない、それができない自分はダメなような気がしてしまうのも、日本人の傾向かもしれません。
それが過ぎると、私たちは自分を型にはめようとして、さらには、他の人も型にはめようと、無意識でジャッジしてしまいがちです。
自分がやっていること、自分がやらないことを基準に考えてしまい、他の人にそうしたほうがいいよと、聞かれてもいない余計なおせっかいやアドバイスをする人もいます。
まずは、やらなければならないことなんて、世の中に何一つない、ということを認識することからはじめよ!のススメです。
ねばならないことは一つもない
数年前に、あるセミナーで「全生活の中であなたがどうしてもやらなければならないことって何ですか?」の質問が投げかけられ、それぞれの人々は、そのしなければならないことを書き出しました。
そして、その書いた内容をグループワークで発表しあいました。おもしろいことに、6人グループのうち、私とある男性だけが、「自分がしなければならないことは何一つない」と書いていました。明日からでも、全部やめることができる、と。
すべて、自分でしたいからするというスタンスなので、今やっていることが、やめたいと思えば、全部明日からでもやめられるというのを、その男性と私は認識していました。
しかし、あとの人々は、家事をやらなければならない、会社に行かなければならない、家族サービスをしなければならない・・・そして、本当に小さなことにも縛られていたのです。
しかし、人生と言う観点から、そして、命という観点から見たときに、やらなければならないことなんて何一つないことに気づきます。
実はやりたくてやっている
少し視点を変えて考えてみましょう。今、やらなければならないと思ってやっていることも、実はあなたがやりたくてやっていることなのです。
「しなければならない」と認識した時点で人のパフォーマンス(実行力とか)は下がります。そして、課せられているような気持ちがモチベーションを下げます。
しかし、別に自分がしなくても誰かもできるよね、だから私がしなくても誰かができる、と思うと、その目の前にある事柄が軽く感じます。
しなければならないという感覚よりも、自分もできるし、他の人もできる、しかし、今は自分もできるからやろう、と思うのです。
会社員、主婦の方、しなければならないこと、たくさんありますね。でも、結局それはあなたのしたいことであることを認識すると、そこに意志を持ってやれるものです。
家事なんて数日しなくても、本当は何とかなります。でもそれをしないと、あなたがあとで困りますよね。ということは、しなければならないことなのではなく「困りたくない」から、「したい」ことだと認識すると、これもまた軽くなります。
会社の飲み会だっていきたくないなら、行かなきゃいいのに、結局行くというのは、何か小さくても行くことによるメリットがあるから行っているのです。
他には、何に関しても、「どっちが正しいのか?」という視点で物事を計る人、いらっしゃいますね。このことに関しても、想像つくかと思うのですが、どっちでもいいです。立ち位置で答えは全く違ってくるものだから。
本当は、行っても行かなくてもいい、やってもやらなくてもいい、してもしなくてもいい。つまり、あなたの答えはあなたの中にしかない、ということです。
主体的に生きる~ニュートラルという捉え方~
コーチング理論のベースになるのは、主体的に生きる事です。主体的とは自分で考えて、決定して、行動して、その行動の責任を取ることなのです。
自分が選択したことには意味があって、そこから何かは必ず得られますし、学べます。主体的に生きれば、結局どっちでもいいのです。
こういう考え方が好きではない人もいるのも確かなのですが、私が生き方で大切にしている、ニュートラルとはそういうことでもあります。
もちろん、この考えに賛否両論はあるかと思います。その中でもし、あなたの人生において、ほんの少しでもいいと思える情報があれば、持ち帰ってみてください。