wjproducts 他人は変えられない、変えられるのは・・・
そもそも他人は・・・
私たちは、イライラの原因の多くは、人間関係の中。もっと言いますと、「他人が期待通りに動かない。思ったとおりの言動をしてくれない」そんなところにあるのじゃないでしょうか。
・子供が部屋を片付けない、宿題をしない、明日の準備をしない。
・夫が家事を手伝ってくれない、優しくしてくれない、愛情表現をしてくれない。
・姑がしょっちゅう家に来て、息が詰まる。
・同僚がおしゃべりばかりで仕事をサボっている、社長はいつも機嫌が悪い。
はたまた、政治が、国が、世界情勢が・・・などなど、自分の思うようにいかないことが世の中、なんと多いのでしょう。しかし、結論から申しますと、そもそも他人は、コントロールできないもの。
自分の常識と固定観念を、他人にも当てはめてしまうから、イライラするのです。むしろ自分でさえ思い通りに動かないのに、ましてや他人があなたの思い通りに動くわけがありません。それを認識していると、心がおだやかになります。
困るのは誰ですか？
例えば、あなたの中に「宿題は家でするもの」という常識があったとします。なぜそう思うのでしょうか？「自分が子どもの頃そうしてきたから」「みんなもそうしているから」など、自分の考えがあり、子供にも、そうするべきであると教えるかもしれません。そして、子供が教えの通りしないと、母親であるあなたはイライラします。
しかし、冷静に考えてみてください。宿題をしないで学校に行き、困るのはあなたでしょうか？いいえ、困るのは子供です。そして一度、困ってみればいいのです。嫌な思いをしたらやる気になるかもしれません。
先生に何度怒られても、やらない子供であれば、逆に「なんか細かいことで動じない大物」になるかも。世の中の天才と呼ばれている人、成功者には、そういう資質があります。
母親がガミガミと叱っても改善しないのなら、その方法は効果なし。ということでしょう。「子供は宿題をしていくもの」という期待を捨ててみるのです。子供に、学校の決まりごとを守る、ということを教えることも教育の一環ですが、「責任」というものを教えることも教育です。
やらなければ、叱られる。すると子供なりに「宿題をするという責任があるのだな」と、経験を通して学んでいくのです。子供の例えが長くなってしまいましたが、つまり他人は、あなたの人格とは違う、一人の人間であるということ。
他人が思うように動かなくてイライラした時、「それをしないで、困るのは誰？」と、自分に問いかけてみましょう。往々にして、自分には関係がないことでイライラしているものです。
過度な期待は、執着と同じ
「でも、周りの人々が自分と同じような価値観でいてほしい！」「思うように動いて欲しい！」そうやって自分の価値観を押し付けたり、戦略を練って相手をコントロールしようとすると、本当に疲弊していきます。
夫に、部屋のお掃除を頼んで出かけたとして、「夫は掃除してくれる？くれない？半々の確率だな」と思うなら、期待をしない。でも帰ってドアをあけたら、部屋はピカピカ。「すごーーーい！嬉しいー♪ありがとう！」期待をしなかったことで、夫への感謝が生まれます。
以前、執着を手放すというブログでもお伝えしましたが、相手に対する強い期待は、執着になります。執着は何にしても、願いが叶いにくいのです。
人のせいにする前に
さらに執着は、願いが叶わなかったら「人のせい」にします。「あの人がやらなかったせいで、会社のせいで、周りのせいで・・・」もうお分かりですね、他人はコントロールできませんから、当然うまくいきません。
人のせいにするのはやめて、自分のことをしっかりしていたらいいのです。限りある人生の中で、自分はどう行動するのか？を思考停止せずに、自分で考えて主体的に行動すること。
他人の事にいちいち手出ししたり、コントロールしようとするのは、自分の時間を他人に与えているのと同じ。そんなの、もったいないと思いませんか？
これも「愛」
私がここまで生きていて学んだことの重要な部分は、他人に期待しないと、とても生きるのが楽になる！ということ。
私は、他人からいい意味での期待であっても、重く感じたり、プレッシャーになったりすることが多いので、期待されることは得意ではありません。これは資質の違いもありますので、期待が嬉しい、という人もいます。
ですが、過度の期待は、相手を苦しくさせてしまいますので、何事に対しても、あまり期待しない方がお互いのためです。期待をせず、コントロールせず、見守る。実は自分にとっても、相手にとっても、一つの「愛」なのではないでしょうか。