嫌いな人のために、時間を使っていませんか?
「大嫌いなのに・・・」やめられないあなたへ
大嫌いなのに、その人のSNSから目が離せない。大嫌いなのに、その人のことが気になってしまう。よくあることですし、心理的理由というのもありまして、結局好きも嫌いも同じ心理なのです。
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例えば、同業者のことが気になり、いつも見張っているがごとく、その人のSNSを見ては、イライラしたり妬んだり、文句を言ったり、自分の庭(SNS)で反論を展開してみたり・・・
このことについては、良い悪いもありませんので、自分が理性的に選択してやっていることであればいいのですが、もし「やめたいのにやめられない」という方がいいらっしゃったら、今日の記事を読み進めて欲しいと思います。
SNSに時間を取られていませんか?
まず、あなたは大嫌いな人のために、1日のうちのどれほどの時間を使ってその人の投稿を見ているのでしょうか?そして、投稿を見て、どれくらい気分を悪くして、イライラしたり、波動を下げているのでしょうか?
つまり、その人を考えている時間で、心地いい感情が出ていないのであれば、あなたの有限である貴重な時間を、その人のために捧げている。ということです。それだけでなく、時間を捧げた挙句、気分まで悪くなっている・・・なんと無意味どころか、非建設的なことをしてしまっています。
せめて、その人の投稿を見ることで、「よし、反面教師にしよう」とか「やっぱり、気になる面白い」または、何かの啓蒙活動の一環として、その人の発信に危惧していて、その危険性を広める、などのような理性的な判断で選択している、などのように、自分に少しでも益があるならば、それは一概に無価値なこととは言えないでしょう。しかし、「自分の感情はどうなのか?」よく分析して、向き合ってみることが大切です。
私自身は、数年前まではコーチング・コンサルティングのマーケティングのため、多くのブログを読んでいました。メインブログを始めた当初なんて、毎日100記事くらい読んでいました。
中には、気分が悪くなるようなもの、反面教師になるようなものもありました。面白いブログは、本当に参考になりました。これらの経験は、その時の私にとってどれも意味があることでしたし、のちにとても役に立ちました。今では、親しい友人以外のブログは読んでいませんし、SNSは自分の投稿のために楽しんでいますが、他の人のは時間が取られるので見ていません。
時間は人生そのもの
さて、SNSのことだけでなく、テーマは「嫌いな人のために、多くの時間を使っていませんか?」・・・ですから、リアルなお友達に関しても、家に帰ってから嫌いな友達のことを考え続けたり、その人のために、多くの時間を使って悩んでいたりしていませんか?ということです。
時間はあなたの人生そのものです。自分の人生の、どれほどの時間を、その大嫌いな人のために使っているか計算したことありますか?もし1日1時間ならば、年間365時間使っていることになります。実に15日以上。半月間も嫌いな人のために時間を費やしていると考えてみたら、とてももったいないですよね。その貴重な時間は自分のため、愛する人のため、自己向上のための勉強時間、自然と親しむ、エクササイズ、美容・・・などに用いたいと思うはず。
もし、やめたくてやめられないとしたら、SNSの場合はもう見ない、と決断すること。フォローを外したりして、目に入らない状況を作っておくこと。リアルな人間関係の場合は、距離が置けるのなら、文字通りの距離を置く。距離が置けない関係なら、精神的距離を置く、事務的レベルにとどめておく、ということ。
距離がおけない場合は、嫌でもその人が目に入ってくると思うので、イライラしたことを早めに吐き出したり、リセットする術を学び、思考の遮断をすることを心がけてみましょう。
思考の遮断トレーニング
思考の遮断とは、まず「いま私、考えてしまっている」と思考の癖に気付くこと。そして、いま目の前のことや、その瞬間に集中を向けること。
大抵は思考の癖となって、無意識に嫌いな人に意識を向けてしまっているもの。その癖を、自分が常に今やっていること、今いる場所に集中するようトレーニングするのです。すると不思議なことに悩む、ということが少なくなっていき、自由自在に自分の意識をコントロールできるようになってきます。
難しいと考えずに、これはトレーニングの賜物。嫌いな人に集中するよりも、今与えられていること、感謝できることに意識を集中してみてくださいませ。きっと有意義な時間に変化することでしょう。
尊重し合える距離感を
何かのグループでのお付合いって楽しいし、リアルな人間関係も楽しいものです。しかし、親密になればなるほど、お互いのいいところも悪いところも目立ち、フォーカスするところが欠点だったりしますと、それだけで付き合うのが負担になってしまいます。
SNSにしてもリアルなお付合いにしても、お互いを尊重できるほどよい距離感は、大切ですね。