神様への願いごと

神様への願いごと

神様への願いごと~上~

わたしは、もう、疲れました。

半世紀近く生きてきましたが、もう充分です。わたしは、生きることをやめたくてやめたくて、神様に連れてってくださいと毎日、何度も何度も祈りました。

そして、もし、死が決まった人で、それでも生きたいと願う人がいるなら、わたしと代わってもらえるように、何度も神様にお願いしました。

朝起きて、会社に行き、家に帰り、寝て、また明日が来る。それだけの生活になんの意味があるか、わたしにはわかりません。

心の傷は、本物の傷よりも痛く、本物の傷よりも深く、傷口に塗る薬もないので、治癒していくこともなく、毎日心の傷の痛みと闘い、ベッドの上で、泣き苦しみもがく日々です。

それでも、何事もなかったかのように朝はきて、いつものように、なにもないかのような顔をして会社に行きます。無理に笑顔を繕うほど、心の傷は広がるのです。

ある時、「もう、十分だ。戻ってくるのだ。お前の分は全うされた」。神様がやっとわたしに答えてくれました。

わたしは、とても喜びました。やっとこの痛みから解放される!しかし、その日が近づくにつれ、傷がどんどん癒えてきました。痛みがなくなってくると、そこには今までと違う世界が見えてきたのです。


神様への願いごと~中~

空がこんなに青かったことに気づきました。空気には季節の匂いが薫ることを知りました。「オレンジ色ってひとつじゃなかったんだ」夕日の色は、毎日違うことも知りました。

犬がハッハッと笑ったり、猫は寂しいのではなく、自由を楽しんでいるのもわかりました。虫たちも、鳥たちも、話をしたり歌っていること。毎日、花の形が変わっていくのにも気づきました。

生きていたのに、死んでいたのと同じでした。そう、これまでは。世界が見えれば見えるほど、わたしの中にこんな思いが芽生え出したのです。

「もう少し見ていたい。この世界を、新たな世界を。もう少しだけ・・・」

自分の成幸法則を見つけていくのが人生

フフフ、ビックリしたでしょ?ふと降りてきたストーリーを綴ってみました。

私ね、半世紀生きてて思うのは、どうがんばっても、経験なき知識はただの、机上の空論でしかなくて。知識を取り入れても活用せず、知恵に転換できていなければ、それは本当に無意味であるなと。

コーチングって素晴らしいなと思うのは、失敗も含む経験を、クライアントがしたいというなら、それをコーチの主観では止めないこと。それはまるで愛ある親が子供を信頼して、子供の決定を応援するのと似ています。

いろんな自己啓発や生き方の知恵が、SNSやら本やらネットやらで発信されていて、「変わりたい!」と思った人が、試行錯誤しながらやってみて、うまくいった点とうまくいかなかった点を比べながら、自分なりの成功法則を見つけていく。

そうなった人は、周りよりも、問題解決能力が身についていったり、ちょっと先に幸せになったり、願望達成は実は簡単であることを知ります。そして、自らが発信者となったり、誰かに教える立場になっていたり。

大元は当然同じなのだけど、そこにその人の個性や、育った背景などが加わるから、その人なりの成功法則が出来上がっていきます。

差なんてないよ

私も発信者、表現者としてブログを毎日書くことを通じ、課題を超え、知識を知恵に転換してきたけれど、まだまだまだまだ・・・それが続いていくのです。

発信しているものは、課題を超え、知恵にできたものだけです。みなさんがブログを読むことで、私が数年かけて乗り越えた課題の解決糸口を知ったり、うまくいくコツを掴めたりすることができるかもしれない。

微々たる力かもしれませんが、そこで私がすり減ったとしても、それが役目だとも思っています。いつまで続くかというと、この命が尽きるまで。ですから、みなさんと同じく人生という学校から学んでる立場です。

年下でも私を心から想い、厳しい助言をくれる人もいます。愛があるから厳しくても「ありがとう」と素直に言える。私は先生ではなく、常に、生きてる限り同じ学ぶ立場。

個々の差なんてホントないですよ。人生という長いスパンで見たら。

まるで自らが上であるかのように、教え諭す人がいたり、誰かを蔑むことで自らを高める人がいたり、はたまた神の名を使い、一般人と境界線を作るような輩には騙されないでください。

そういう人も、あなたと同じく、今世に学びにきているだけ。本当に神がかってる人は、生まれる必要ありませんからね。

その課題もかける時間も「おめでとう」

今、もがいて苦しくて、しんどい課題がある人へ、「おめでとう」。

そこから抜け出すためにどうしたらいいかを考え、模索して、謙虚に向き合っていれば、課題を乗り越えるための情報が入ってくる。

乗り越えたら、同じ問題は問題とも感じなくなる。そうやって一つ一つをクリアして経験値を高めて、あなた自身が高まってゆくのです。

私が今、生きているのは、まだまだクリアできていない課題が残っているから。それが何かはわからないし、神様は試験範囲を教えてくれませんから。

もし私が長生きをしたら、その人生の時間をかけないとクリアできないことがあるということなのでしょうね。

まだ人間やってなさい

言葉を変えて言えば、私を含めて、そしてこれを読んでいる読者様、まだ人間やってなさい、人間を味わいなさい、ということ。

死ぬより生きている方が大変であり、まだ死なせてもらえないのです。あはは、喜んでいいのか悪いのかわかりませんね。

今日はエッセイに近いかな。何か一つでも、今のあなたの心に響くものがあればいいし、なければスルーで。ストーリーの【~下~】を想像してみるのもいいですね。

どうぞ、皆さんで自由に感じてみてください。

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