情報に流されない!自分の心は自分で守る
人間は情報で作られる
私たち人間は、情報で創られていると言っても過言ではないくらい、意識していていても無意識でも、情報によって左右され、情報によって人生を形作っているといえます。
今やネットやSNSには、ありとあらゆる情報が飛び交い、もはやスマホがないと生活ができないとまで思ってしまう人がほとんどでしょう。私もSNSを通じてビジネスをしていますから、その一人とも言えますね。
自己啓発の世界では、私も時々、誰かの模倣(パクり)だと言われることがあります。私の場合は、情報の取捨選択をして、自分のフィルターにかけ、咀嚼して、経験して知識を知恵にした時点で提供しています。
結局、その知識は最初は誰かの知識、つまり情報だったわけです。
パクリだと言っている人もまた、その人の価値観や信念、観念、その人が話している内容でさえ、生まれてから、あちこちから情報が刷り込まれ、結局は誰かの情報によってその人もまた創られています。
だからこそ、取り入れる情報には気をつける必要があります。 その情報で、今後の自分を形作り、人生を形作り、そして、親であれば子供に影響を与え、人気者の人はその周りの人々に多大な影響を与えるからです。
無意識に聞く情報に要注意
人にどう影響があるかを気にし過ぎて生きることをおすすめしているわけではありませんが、できれば、自らも心地いい生き方をしたいなら、望んでいなくても、飛び込んでくる情報に気をつける必要があります。
一番気をつけなければならないのは、無意識、潜在意識がパッカリ開いている状態で入ってくるネガティブ情報です。
たとえば、眠い時に入ってくるネガティブ情報、寝起きの時に入ってくるネガティブ情報、意識がその情報に向いていない時に入ってくるネガティブ情報など。朝起きて、聞いていないけど付けている朝のニュースなんかがそうですね。
世界情勢を知るのは大切なことですが、頭がボーっとしている時間帯、朝のニュースは、とりわけ潜在意識の奥底に情報が入りやすいのです。
大抵の場合、朝のニュースはネガティブな話題、今の情勢、不景気とか不正とか犯罪とか・・・そんな話題が満載です。
「別に見ていないし、聞いていないです」という聞き方のほうが、実は潜在意識は無防備なので、スーッと入ってきやすいのです。
さらに、情報は人間関係からも入ってきます。聞きたくもない情報なんかは特にです。職場での悪口や、朝のネガティブニュースが話題になり、それによって、不安や怖れが生じるような話題。これもまた、自分の中にインプットされる情報になります。
いらない自慢話はスルーで
あとは、聞く必要のない自慢話。自慢話というのは、ただ単に事実を言っているのか?それとも本当に自慢で言っているのか?
これによって違うわけですが、あまり取り入れたくない自慢話というのは、それを言うことで、自己優越感を感じている、自分よりも他の人を見下げている表現などが入っている場合の話です。
この自慢話の心理というのは、実は、全くの裏返しの心理で、全然自信がない、自信がないどころか劣等感の塊のケースが多いのです。
高級ブランドを身につけていることの自慢や、有名人とつながっていることを大いに自慢する人。自慢することで、自らの精神の安定を図り、崩れないために、中には、一つの傾向として、他者に対して攻撃性を持つ人もいます。
上記はあくまで心理的な傾向ですから、すべて当てはまることはないので付け加えておきますね。
自慢話をすることで、劣等感、自信のなさ、もしくは、他人よりも上に立ち、優越感を持つことで、自らを保つ、という心理なわけです。ここに攻撃性があったりしますと、煩わしいですね。
対処方法は、かかわらないのが一番。とはいえ職場や人間関係では難しい場面もありますので、その時は、「へースゴイね」と。反論すると面倒なので、スルーしたほうが賢明です。「この人は自信がないのだな」と、あたたかくスルーしてください。
このように、私たちが触れる情報、触れる話題などからも、自分の身を守る、自分の心を守れるのは自分だけということを意識する必要があるのです。
自分で守る・選ぶ・考える習慣を
ここで優しい人、真面目な人に向けた注意点としては、他人の心まで守ってやろうとしなくてもいい、ということ。自立の視点で捉えて、他人の人生と、自分の人生は別であるということ。自分を守ることに集中していいのです。
不特定多数の人々に警告を鳴らすのは一種の啓蒙活動。大いにそれはやったらいいと個人的には思います。そこは自由ですからね。
私も発信している内容というのは、個人宛ではなくて不特定多数へであり、しかもこれはヒントでしかありません。 個人をジャッジしたり、個人の決定をコントロールしようとするのは自分の分ではありません。
ネガティブ情報、聞きたくもない話題に気をつけてみる。これだけでも潜在意識のお掃除になると思います。
たくさんの情報の中から、何を取捨選択し、「私はどう思うのだろうか?」自らの思考を働かせて、自分の人生を築いていきましょう。