来年の抱負を宣言しよう!言ったもん勝ちだから
ビジョンコーチングのすすめ
今年はMCCコーチングスクールの開講で、多くのコーチたちの練習する姿や、私もデモンストレーションを練って、コーチングと向き合う機会がとても多い一年でした。
コーチングの手法で目標を明確にしたり、または制限をかけないで、理想のなりたい状態を語ってもらう、ビジョンコーチングがあります。
五感を働かせて、イメ-ジングしながらのコーチングはクライアントにとってもコーチにとっても同じエネルギーを味わえるので、とても気持ちのいいものです。
「もしあの時言っていたら・・・」
例えば、目標や結果が最もわかりやすいのは数字です。その叶えたい目標は年収や月収というわかりやすいものを言ってもらい、3年後くらいの理想を思う存分語ってもらいます。
数字の明確化は、現状何かビジネスをやっている人へ向けて多くあり、その中には月収10万円以下でもコーチングを受けに来られる人もいらっしゃいました。
その状況で、飛行機代を支払い、安いわけではないセッション料を支払い、ある方は泊まりがけ、ある方は日帰りではありますが、覚悟を決めていらっしゃるのです。当時のセッションで、こんなやり取りを
ワタナベ(以後ワ)「収入はそのときには、いくらになっていますか?」
クライアント(以後ク)「20万円になったら良いですね」
ワ)「え?飛行機代かけて仙台まで来て、たったの20万円で満足ですか?」
ク)「え?じ、じゃあ・・・30万・・・円?」
ワ)「たったの30万円で満足なんですか?」
ク)「じゃあ、ご、ご、・・・いや~50万円は無理です」
ワ)「50万、行けますよ」
誤解しないで欲しいのですが、これは、コーチングではなく、コンサルです。コーチングはクライアントが言ったことは絶対ですから、クライアントが20万円っていったら20万円でセッションを続けるのが通常です。
この調子で、その人のやっているビジネスによっては、10万円以下でも、100万円まで引き上げることがあります。
その人の持っているスキルやコンテンツが「売れる!」と私が直感した場合です。そして、その後現実的な事業計画や、費用の計算をし、やり方などをお伝えします。
そしてその人、1年後に次のステージに向かうためにコーチングにいらっしゃった時、「叶いました!」と。さらに「あの時、50万円じゃなく、100万円と言っていたら、100万円も不可能じゃなかったかもしれません」と、おっしゃっていました。
「そうなる!」の前提と意図が結果を変える
言ったもん勝ちとは、1年では叶わなくても、脳内設定の意味と、「自分はそうなる!」の前提で生きていますと、いずれそこに向かうようになっています。
これは否定しようのない自然の摂理でして、むしろがんばらず、力を抜いて楽しんで、目の前にあることに集中してやっていると、そこにたどり着きます。
「そんなに簡単にいくなら、みんなが成功するのでは?」と思う人。それは「そんなに簡単に手にしちゃいけない」というブロックがあるのです。であれば当然、そういう前提で生きていますから、簡単に手に出来ないでしょう。
「なんか行けそうな気がする!」とワクワクすればいいのです。「〇〇する気がする」という言葉は、言い換えれば、その前提で生きる、その意図を持って生きる、ということ。この前提と意図は結果を変えます。
では、ビジョンコーチングの3ステップをお伝えします。
ビジョンコーチングの3ステップ
ファーストステップは、まずは、しっかり「こうなったらいいな」のイメージをすることです。頭の中で出てきたら、「あなたはそうなれるんだよ」の天からのサインです。
イメージが沸いたことは、叶うから頭の中に出たということです。クライアントがイメージが沸きづらくても、コーチはそのイメージを沸かせるスキルがありますで大丈夫です。
セカンドステップは、そのイメージのあとに、言葉で言ってみることです。ただ、注意点は誰でも彼でもに言わないようにしましょう。「夢は語ると叶うから、周りに公言する」と思っている人もいますが、それは危険です。
なぜなら、言った時に、反対勢力が訪れ、迷いや、意気消沈、敵意、がっかり感などの負の感情が出てしまう可能性があるからです。
大抵、夢などを意気揚々と語り出すと、現実的なことを言い、夢をぶち壊す人がいます。特に身近な家族、友達、先生、職場の先輩など。
それにもし、夢が変わってしまった場合、公言してしまった手前、軌道修正ができなくなってしまうこともあります。夢を語ってもいいのは、ちゃんとした訓練を受けたコーチがおすすめです。何を言っても否定はされません。
サードステップ。あとは、ワクワクしながら、目の前にあるそれに関連した好きなことをただただ楽しみながらやり続ける、行動するだけです。
達成したいところに意識が向きますと、その向けた所に行けるように、天からのサポートが入ります。
言ったもん勝ち!書いたもん勝ち!
上記は、夢や大きな目標についてですが、せっかくですので今日は、もう少し小さい来年の抱負(決意)を目の前に書き出してみましょう。一年の抱負とかね。
公言するのは人を選ぶ必要がありますが、「書く」だけでしたらあなただけです。言ったもん勝ちならぬ、書いたもん勝ちですよ。