あなたはエネルギーを与える人?奪う人?
エネルギーが高い人と与える人はイコールではない
さて、皆さんの周りにもエネルギ-値が高い人っていますよね。しかし、高いからと言って、他の人にエネルギーを与える人だというわけではありません。
1人でエネルギーが高い場合もあり、なんか1人で熱くて周りは引いている・・・というケースもあるからです。ここで言うエネルギーを与える人というのは、相手を心地よくさせたり、または無意識にですが、相手の周波数、波動にチューニングできる人のことです。
悲しい顔をして沈んでいる人に、めちゃくちゃ明るく接して、「ほらほら元気出して!!!」というよりも、その人の寂しさに共感したり、同調したりすると、同じ周波数になり、共鳴がはじまり、その人は癒されて、そのあとに元気になっていきます。
同調しますと、相手の気持ちがわかったり、相手の気持ちが手に取るように感じたりする事が出来ます。お互いがそうなったりしますと、私の感覚ではありますが、それはまるでエネルギーの交換をしているような感覚を受けます。
そうしているうちに、話しているだけ、もしくは話さなくても、一緒にいるだけで元気になることがあります。それが、エネルギーを与える人なのです。
エネルギーを与えられる人の特徴
エネルギーを与えられる人、というのは、元気がない人には、慰めと支えを与え、元気な人にはさらなる元気と力を与え、多くの人に無意識でレベルで相手に合わせて相手とのパイプをつなげ、そこから少しずつ栄養素を与えられるような人。
無意識レベルで合わせる、と書きましたが、これは意識的にでもできます。コーチング用語でペーシング(同調行動)と言いますが、簡単に言うと、相手のそのときのペースに合わせること。
悲しいなら、悲しいペースに、うれしいならうれしいペースに、苦しいなら苦しいペースに・・・そうすることで急速に、相手との信頼関係を築くことができます。
コーチやカウンセラーなどは特に、これがないとどんなにその種の高いスキルがあっても、効力を発揮しません。エネルギーを与えられる人というのは、愛情深く、相手を元気にすることに長けています。
ではその逆なのですが、ではエネルギーを相手から奪う人というのはどんな特徴があるのでしょうか?
エネルギーを奪う人の特徴
それは、言葉遣いの善し悪しは関係ありません。言葉遣いが悪くても、愛情があるだけで、エネルギーを与えられる人は多いからです。逆に、言葉遣いが丁寧でも相手からエネルギーを奪う人もいます。
その特徴は、相手を傷つけるような言葉を発する、攻撃、妬み、愚痴不平不満ばかり言う、利己的に自分の利益だけを計り、相手の気持ちを考えずに言葉を発するなど。相手の落ち度ばかりに目を止める人。
時に私たちは、心がつらいとき、愚痴がこぼれるときがあります。それがエネルギーを奪う人になるわけではありません。愚痴だけ言い続けることがエネルギーを奪う事になるのです。
愚痴を言ったらその吐き出した黒い物が心からなくなったことに目を留めてみてください。「ああ、吐き出せた。」と。吐き出したら、あなたの心からはそれがなくなっているのです。聞いてくれる人がいた、というだけで、心は軽くなっているはず。
それを相手に伝えてみてください。感謝してみてください。「あなたのおかげで心が軽くなった」と。相手は、その言葉を聞いただけで元気になれるのです。人は誰かの力になりたいものなのです。自分がその役目を担えたことを喜ぶことでしょう。人々を愛情深く見るだけで、人はエネルギーを与える人になることができます。
奪われるなら離れていい
最後に、自分の中にあるエネルギーは無限なわけではなくて、時には枯渇したような気分になる事もあります。
ですから、もし、自分の周りに、自分を疲れさせる人がいた場合、適度に距離を置いたり、離れることが必要になる場合があります。文字通りの距離が置けない場合は、精神的距離をおいてください。
それは残酷な言い方ですが、親子であっても夫婦であっても、波動の違う物同士は、共にいることはありませんから。子供はいつか親から自立しますし、夫婦であっても、お互いの学びが終われば、離婚する事もあります。
もし、一緒に居て「なんかわからないけど疲れる」とか「この人と話していると重いな」の場合は、エネルギー奪い取られていますし、大抵の場合は、波動が下がっている時。波動が下がる原因はエネルギーが奪い取られているときもありますが、相手に否定された場合でも下がったりしますので、そんなときは、サラッとスルーして、離れましょう。
あなたの事は、あなた自身で守っていいのですから。