他人をコントロールしない~違いを受け入れるということ~

他人をコントロールしない~違いを受け入れるということ~

批判じゃなく「非難・否定・罵倒」からは離れていい

誰か個人に当てて書いているわけでもない、ただの個人の当ブログやSNSの投稿にも「それはよくない、残念な人だ」などいちいち書き込む方も、数は少なかれどいらっしゃいます。

殆どの人は、他人にいちいちそれを伝えることがいかに愚かであるかということ、他人をコントロールできるわけではない、とわかっているので、良識ある行動をしてスルーするか、一切私の投稿が目につかぬよう、自分で対処できる大人なわけです。

しかし、本当に少数ではありますが、他人の言動に一喜一憂して、「それは傷つきました」とか「そういうこと書かないで下さい」など、私の表現に対してコントロールする人もたまにいるのです。

書き込む時に、「これは批判ではありません」と書いていますが、批判とは、代替案を提示する、よい意味合いがありますので、大抵文句を言う人は、批判ではなくて非難、否定に部類、もっとひどいときは罵倒に入る時もあります。

SNSでしたら、別に無視したらいいので傷ついたり、イライラ加減というのは鉄の心臓にさえなれば、どうってことないのですが、これがリアルだと厄介です。

いちいち、あなたをコントロールする人がいたりすると、うんざりですよね。そういう人は眼中に入れず、離れて下さい。

変えたいのですか?言いたいだけですか?

ブログを初めて初期のころですが、ご丁寧なメールをいただいたことがありました。「あなたの考えは間違っている」とまぁ何とも長文のメール。その時は、お返事差し上げていたので、書きました、ただ一つの質問を。

「あなたは私の考えを変えたいのですか?それとも、ただ自分の考えを言いたいだけですか?」と。

返事はありませんでしたが、きっとその読者様は、私の考えを変えたかったのではなく、ただ言いたかったのだと思います。もしくは正義感で書いたのかもしれません。

ただ、言いたかったにしても、それを言うことでの結果まで考えたら、そのメールが建設的なものかどうかはわかるはず。

言いたいことをいちいち言うことで相手がどう思うかを、考えることができる能力を人間は持っているわけですから。そのことを考えられない人も多いことを理解しておくと否定された時に、そんなに落ち込まないことでしょう。

いいんですよ、周りがどんな考えで、どんな価値観を持っていても。ただもし、それによってあなたに迷惑がかかったとしたら、離れたらいい。

そして、その人を愛するがあまり、その人に失敗してほしくなくて、助言したかったとしても、人は失敗から、経験から学びます。その助言をすることで、その人から学びを奪うこともないよ?ということなのです。

自分にも相手にも「自由がある」ということ

もちろん私も、他人の言動にイライラしたり、他人の書き込みや投稿を見て、「気分良いものじゃないな」など思ったり、「随分とまた上から目線ね」とか、勝手ながら色んな感じ方をします。

しかし、それは相手の価値観、主観でもあり、相手の世界観を表現しているわけですので、自由の範囲です。そして、思う側もどう思うが自由です。本当に不快な場合は、一切目に付かぬよう、対処できますからね。

結局、他の人の言動に対して、いちいち相手に言う、伝えるという行為は、自分が言うことでスッキリしたい、というエゴと、もうひとつ言えることは、実は相手を自分の言うとおりに動かしたい、つまり、コントロールしたい、という表れです。

本人はコントロールなんてと思っているのですが、主張は「自分の見たいものだけ見せて!自分の常識の通りあなたもその常識にならって!私に不快なことを一切書かないで、言わないで、やらないで!」ということ。

結局相手をコントロールしようとし、相手にも自由があることを忘れているのです。

つまり、たとえで言うなら、隣の家のリビングのカーテンの柄があまりにも趣味が悪くて「うちからちらっと見えて気持ち悪いから、お宅のそのカーテン、替えてよ」というのと同じです。

もし、この例えがしっくりくる方は、自分以外の誰かの意見が違っていたとしても、いちいち、「あなたの考えは違うと思う」って言うエネルギーを使う必要がないことに気づかれるでしょう。言いたくなったら、思い出して。

「あら、私ってば、隣の家のカーテンを変えろって言おうとしてる?」と。

違いを受け入れるとブレなくなる

自分の目の中に写る不快感を、すべて自分の世界から排除したい!という気持ちこそが、もっともっと自分にとって不快なものが目の前に表れてくれるのです。

それに気付くと、どこに注目したらいいかわかるようになり、不快ではなく心地よいものに目を留める癖付けをすると、自分の世界は、他人の価値観でブレないようになります。

反対にいちいち言ってくる人がいたら、言われっぱなしにしないで、「そう言われて迷惑です」と、伝える勇気も必要です。相手に言わせているのが、自分が原因の可能性もありますから。

他の人の価値観を受け入れることについて、これは、他の人の価値観を否定したくなる人も、または他の人から自分の価値観を否定されて、ヘコんでしまう人も、どちらにも考えるキッカケとなれば。

他の人との価値観の違いを受け入れて、良好な人間関係が築けますように。

この記事を書いた人

wjproducts

カオラボの管理システムのログインパスワードと共通?
パスワード変更時は関係者にも要連絡

【関係者】2022年4月23日時点
ワタナベ薫さん、小野寺さん、西森さん、シンジ