相手の見た目や立場で態度を変えていませんか?
「外見には内面が現れる」とは言うけれど
外見は往々にして内面が現れるものです。しかし、それは絶対!とは言えないことも多々あります。
過去の話ですが、NYから帰りの飛行機の時、時間があったので、ぶらり免税店へ。好きな某ハイブランドのお店に入りました。時間潰しとはいえど物も出会いですから、私はピーンとくるものがあれば買うこともあります。
しかし、カジュアルな格好で入店すると、まぁ店員の態度はよろしくないということを何度か経験がありまして、「さて、どうかな?」と思いながらも入ってみました。
で、入ってみれば案の定、「いらっしゃいませ」もなければ笑顔もない。一通り見まして、出てくるときに、お礼を言って会釈をしながらお顔を見ましたら、ムッとした顔でツーン!とそっぽを向いていました。
めっちゃ感じ悪ぅ~、そりゃ、その時の私のファッションは、全身ZARAのチープな感じにノーメイクでしたけど、飛行機なんだからそれが普通でしょうに。そして、そこで買い物する人もほとんどがラフな恰好でしょうに。
店員は日系の人でしたが、やはりファッションで人を判断されたのでしょうね。
カードの色が判断基準?
どうして店員の態度がよろしくないのかはおわかりかと思います。
商品を買わなさそうな人=お店に、そして自分にメリットが何もない人とわかったとき、店員にとってそのお客さんはどうでもいいのです。
そして、自分にメリットがない相手には、非常に失礼な態度や対応、物言いをします。
時計やバッグを見れば、大体その人の経済状態もわかるでしょうが、あからさまな「エルメスでっせー!」とか、「これ、シャネルですねん!」みたいなドヤッな感じじゃないとお客さんとして扱ってもらえないのでしょうか(笑)
海外は特にそのような対応が未だにあるのですが、日本の地方のブランドショップでも時々、そんな対応をされることがあります。
基本いつも、デニムやジャージにスニーカーでも平気でハイブランドのお店に入るので、店員の態度を試金石にしていることはよくあります。はい、性格悪いとよく言われます(笑)
以前、海外の某ハイブランドショップに入った時も、なかなか買えないバッグがあるのですが、ダメ元で「〇〇のバッグありますか?」と聞きましたら、速攻「ないです」との返答。
じゃあ、しょうがないから別の物を買おうと思い、レジでプラチナカードを出した途端、急に態度が優しくなりまして、その会計中に、最初にない、と言っていたのに
「お客様、ただ今、お客様のご希望のバッグが入荷いたしました!もしよろしければ、ご覧になってください」
なんて言われ、裏に連れていかれました。
カード1つで態度が変わる・・・と言いましても、その方は最初から悪い対応ではなかったのでいいですが、多くの場合、外側や持ち物立場で人を判断する、ということはよくあることかもしれません。
相手によって態度を変える人の心理
しかし、私自身の価値観では、決してそうありたくはないと思います。
内側は外側に往々にして現れる、とは言えども、それで差別的な態度を示す人は、態度自体にその人の本質が現れていて、哀れなものだと逆に思います。
これはハイブランドのお店に限ったことではありませんが、別のパターンもありまして。
相手がお金持ちそう、地位名誉がある、と思い込んで近づき、そうじゃないとわかると手のひら返し、みたいな態度を取る人も。
相手によって態度を変える人、というのは、その相手と付き合うことで自分に利益があるかどうかを考えている私利私欲のある人です。
人はどうしても見える部分でしか判断できない、つまりそれは、私たちにはわからない部分があるということをちゃんと理解していれば、見た目だけで相手をジャッジしないものですが、気をつけないと結構してしまうかもしれませんね。
心の中で勝手に思っている分はしょうがないとしても、相手にその内側の思いを、あからさまな態度に出してしまう人、というのは、「人として」という部分が欠けていたり、その人の品格の部分でもあります。
公平にしましょう!なんてキレイな言葉を言いたいわけではありませんが、それでも外見だけではわからない部分もあるのだ、ということを忘れないようにしたいものです。
目に見えるものだけでは人は図れない
最後に、例えば下記のような思い込みはありませんか?
・美人は性格が悪い
・お金持ちはケチで性格が悪い
・貧乏は卑しい
・全身ハイブランドだとお金持ち
・全身チープだと貧乏人
・親が変だと子供も変
・子供が変だと親も変
・家が古いのは貧乏な家
・家が立派だとお金持ちの家
まだまだありますが、上記はそうではないことも多々あります。
一般的に思われていることと真逆なこと、結構あります。ですから、思い込みや、その人の見た目、外側で態度を変えるのは危険なことです。
全身安物を着てビーサンを履いた億万長者、全身ブランド物を身にまとったお金がない人・・・そういう人は多いですよ。