他人に言いづらいことありますか?

他人に言いづらいことありますか?

言いづらいことありますか?

今日のテーマは、「言えないこと、言いづらいこと」について。人間関係においてこのテーマはよくある悩みの一つかと思います。

ある人は、知人にお金を貸しているのですが、「お金を返して」と言えない、と言っていました。同僚のズボンのチャックが空いているがどう指摘したらいいのか、言いづらい、と言っていた人もいます。

中には、レストランで注文したものと違うものが来たのに「これ頼んでいません」と言えない、という人もいて、驚いたことがあります。

最近では他人に言いづらいこと、というのが、ほとんどなくなりました。しかし、言いづらいこと、というのは多かれ少なかれ、これまでに私もありました。

言いづらいことがある、というのは、やはり人を傷つけたくありませんし、それを言うことで、自分が嫌な気持ちになる可能性もゼロではありません。

ワタナベが言えるようになった理由

例えば、仕事ですと商談で金銭的なことを言うとき。特に日本人は海外の人とは違い、お金面の交渉や、自分の意見を通すことが不得意な方が多い傾向があります。

私自身も経営者として、会社を存続させるためにも取引先には言いづらいことを言わねばならない、一緒に働くスタッフにも指導や、指摘、時には叱咤したりなど、苦手なことに直面した時期もありました。

しかし、それらのトレーニングにより、今では言いづらい、ということが全くなくなり、誰にでも意見ができます。

取引先には、金額が高いと思えば、高い!と言いいますし、「それはおかしくおかしくありませんか?」と思うこともどんどん言いますし、クレームもします。

様々な仕事をしているため、たくさんの業者さんと関わりがありますが、やはり中には「これはどうしたものか・・・」という対応の業者さんもおりまして。

自分だけが嫌な思いをするならまだしも、お客様にも嫌な思いをさせ、大切なスタッフも嫌な思いをしている、そのような業者とは皆さんも「今後も仕事をしたい」なんて思わないことでしょう。

信用、信頼を失い次がなくなることは、ビジネスをするにあたって致命的です。そうならないように、私も肝に命じています。

このように、昔なら言えないようなことも立場が変われば伝えられるようになる、ということも体感しました。

言いづらいことこそ品性を

多くの人が言いづらいことがあっても伝えない根本的な理由は何でしょうか?

それは、嫌われたくないから、です。

まず、私の人生が大きく変わった一つのきっかけは「嫌われたくない」という気持ちが一切なくなった時でした。

もちろん、いま交友を持っている大切な人たちに嫌われたらとても寂しくて、残念に思います。しかしそれもまた、しょうがない、とすら思えます。

ですから、大切な人へも言うことができるので、さほどそうではない人々、取引先、関わりがある人には、何でも言えます。特に関係が薄い相手には、嫌われても良いのは当然です。

たとえ、そこに金銭的な損失が生じたとしても、自分が納得いかない人と付き合うわけにはいきません。

とは言え、そこは品性が必要で、伝え方のスキルは必要です。そして、すぐに思ったことを言えばいいかと言うとそうではなく、言うべき時を待つことも。

つまり、感情に任せて言うのではなく最初に書いたとおり機が熟すときを待つ、ということも必要なのです。

感情に任せて怒鳴り散らして、スッキリする人もいるかも知れませんが、事を荒立てることになっては、結局めんどうなことを増やすだけになってしまいます。

言いづらいことを伝えるコツ

では、言いづらいこと、そして言いたいことを伝えるにはどうしたらいいか、コツをお伝えします。それは

・ふさわしい伝え方をする
・ふさわしい時に伝える
・嫌われてもいいという思い

この3つがあれば伝えられます。

そして、より具体的にスキルをお伝えすると、枕詞(まくらことば)を使うことは効果的です。枕詞とは、言いたいことを言う前に一言付け加える、クッション言葉のようなもの。

伝えたいことがあるときに、ワンクッションおく。つまり、話してもいいかどうかの許可を取ることなどが含まれます。

「言いづらいことがあるんだけど、ちょっと言ってもいいかな?」
「あくまで私の考えなんだけど、話してもいい?」
「ちょっと聞いてもらってもいい?」
「今、感じたこと言ってもいい?」

この許可を取ったとき、相手は大抵の場合「いいよ」と言います。

それによって相手は心の中で「あ、今から言いづらいこと言うんだな・・・」「自分の考えを言うって、何だろう?」「今感じていることって何だろう?」それによって、相手は聞く体制、受け入れる態勢ができるのです。

伝える側も、そのまま伝えるより、柔らかな空気ができることでしょう。

他にも枕詞(クッション言葉)には、本題を言う前に、気遣いの言葉をちょっと入れることができます。

「恐れ入りますが・・・」
「お忙しいところ申し訳ないのですが・・・」
「お手数をおかけいたしますが・・・」
「あいにくですが・・・」
「恐縮ですが・・・」など

たくさんありますので、こういう言葉集を自分で作成して常に使うようにしていると、スムーズに言葉たちを使いこなすことができるようになることでしょう。

「言いづらい」に向き合ってみよう

いかがでしたでしょうか。

事を荒立てたくないという思いから、言いたいことをずっと我慢ばかりしていては、あなたが相手から搾取されたり、利用されたり、ずっと傷つけられてしまう可能性だってあります。

どんなに言いづらくても、自分を守るために、言わなければならないときがあります。

さて、あなたには「言いづらい」と思う人やことがありますか?それはなぜ、言いづらいと思いますか?

ほんの少しそれらと向き合ってみると、また次のステージに行くきっかけになるかもしれません。

この記事を書いた人

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