シンプルライフ~上質なものを少なく持つ~
上質で好きでワクワクするものを少しだけ
本日のタイトルにもう少し加筆をすると、上質なものと好きなものとワクワクするものだけを少なく持つ、です。
お金がないと、少し思考がおかしくなって、欲しくないのに買ってしまう、という罠に陥りがちです。
買う理由が、欲しいとか必要だとかではなく、気をつけていないと下記の理由でつい、買ってしまう可能性があります。たとえば、
・安いから買う
・いつもよりお得だから買う
・人気だから買う
・みんなが買っているから買う
・ブランドものだから買う
上記の事柄は、自分が欲しくなくても、買ってしまうマジックなのです。
経済的にいいものを買えない、ということはよくあると思います。私も20代30代は特にそうで、今でもその時の癖(安物につい手が出てしまう)が時々出そうになります。
それ自体は悪くはありません。たとえば、1つ1000円のTシャツは1年使い切り、という感じに割り切って買う、ということももちろんアリです。
しかし、やはり安いものだと生地の痛みが早かったり、伸びてしまったり、かっこよくなくなってしまうことが多いと思います。
一方、1万円するスタンダードなTシャツは、型崩れもなく、スタイルもよく見え、きっちりしていて、何年も普通に着用可能。
それならば 、いいものを少なくもっていたほうが心地が良いのです。洋服もエネルギーですから。
安いものたくさんより良いものを一つ
そして、クローゼットの中に服が少ないと、選ぶ時間もかかりません。
服が多いと、その分選ぶ時間がかかります。すると、服がたくさんあるのに着るものがない、という事態を招きます。
すでにコーディネートまでして服を選んでいるなら、悩むことも、着るものがないということもないので楽ですが、多くは服にあふれていながらも、着るものがない!という状態ではないでしょうか。
実例として私の話ですが、子供の頃から部屋が汚く、20代30代の頃は部屋がいつも散乱状態でした。疲れた身体を引きずって家に戻っても、部屋が汚くてメンタルはダダ落ち、ストレスマックスでした。
何を伝えたいかと言うと、人生の基盤は生活習慣から始まります。生活を管理できない人は、往々にしてすべての管理ができない傾向にあります。
お金の管理、体重管理、部屋の管理、健康管理・・・ありとあらゆる管理能力が、生活と人生に現れます。だから、管理しやすいように物を減らすのです。
とはいえ、ただ減らしただけでは満足度も下がりますので、10個服を買うくらいなら、10個分のお金で一つ上質なものを買う、1000円のものを10個買うくらいなら1万円を一つ買う、です。
上質なものですから満足度も上がり、かつ、服であふれません。
使われるのが物としても嬉しいこと
私達の年代で、10個買う分で一つの上質なものを、となると中には、「少ないのでコーディネートが楽しめません」と言われるかもしれません。
しかし、考えてみますと、実は私達は持っている服の2割程度しか着ていないものです。ならば、よく着るその2割だけを持っていたら、楽ですよね。
あまり高いものは手放す気になれない、というのもあるかもしれませんが、しかし、高くても着ないなら、そのスペースは無駄である、ということ。
誰かもらってくださる方がいたら、そのほうがいいでしょう。
物を捨てることに罪悪感を抱いてしまう、というのは物を大切にしている証拠。私の年代ではまだそうした気持ちを持っている人々が多いのも理解できます。
できれば誰かに着てもらえたり、使ってもらえる、というのは持ち主としても、その物としても、とてもうれしいことです。
なので、傷んでいなければ物でも服でも一応声をかけてみてもいいですね、今ならメルカリとかもありますし。
少ない数でお気に入りだけが自分のもとにあり、部屋の風通りのいいほうが、心地よく過ごせます。
他には、旅行に行った時に購入してしまう物なども要注意です。気持ちは高まり、一瞬「欲しい!」と思うこともあるかもしれません。
その時にちょっとだけ、それが部屋にあることをイメージして、しっくり来ているか?それともゴミになっているのか?を想像してみますと、買うか買わないかの冷静な判断ができます。
自分なりのシンプルライフを目指して
いかがでしたでしょうか。今回を機に、自分がどういう買い物の仕方をしているかをちょっと見直してみませんか?
ハッキリ言って、たいていの物はいらないのです。
そんなふうに、自分が心から心地いいシンプルライフを構築していきたいものですね。