自分を愛(め)でる
いいじゃないですか
どうして自分を責めるのですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるのだから、いいじゃないですか。
Why do you blame yourself? You do not, because I’m blaming me properly when needed by others.
ーアルベルト・アインシュタインー
とても確信をついた言葉です。この世には、なんとまぁ自分を責める人が多いことか。ここからは私の解説ですが、自分を責める行為は、細胞が死ぬ行為だと思っています。それは他人を責めても同じ。
成功するのも、豊かになるのも、美しくなるのも、他人に優しくできるのも、欲しいものを手に入れるのも、すべては、自分を認めてあげる、つまり自己肯定が出来た時です。
アインシュタインが言うように、自分が責めなくても、こっちが頼んでもいないのに、ちゃんと他人が責めてくれます。自分の価値観を発信し続けていますが、やっぱり他人に責められます。挙げ句の果てには、人格否定までされます。
だからこそ、自分で自分を褒めて、自分を愛し、承認して肯定してあげなければならないのです。自分を責めなくても、ちゃんと人が責めてくれるので、どうか、自分だけは自分の味方でいてあげてください。
あなたの味方は、あなた
もし、あなたが自分の味方を辞めてしまったら、誰があなた自身の味方なのでしょう?もし、あなたがあなた自身の敵になってしまったら、あなたのことを誰が支えるのでしょう?
まずは、自分が自分の味方になり、愛し、認め、喜ばせ、おおいにかわいがり、いい意味での自己中心的になると、他人を責めるようなことはしなくなります。他人のことなんてどうでもよくなります。他人を責めている人というのは、実は自分を責めている人でもあるのです。
1人でも多くの人が、自分を責めることをやめ、自分を愛するようになると、世の中はもっともっと平和的になり、他人から責められる、攻撃されるということも少なくなっていきます。
ですから、もしこのメッセージを読んで、「本当にそうだな」と思った人。もう、自分を責めるのをやめてみましょう。たったそれだけで、自分の世界観、そして目の前に広がる世界は変わっていくのですから。
愛でるということ
私は、著者として、メッセンジャーとしての性分もあるのですが、言葉というものがとても好きで、「愛(め)でる」という表現が好きです。愛でるとは、慈しみ、かわいがること。それは「愛する」という言葉と少し違う響き。
もっと、慈しむ気持ち、「かわいいなぁ」と思う気持ち、愛情が溢れ出て、表情で言えば、やわらかく口角が上がり、眉が下がり、ペットや赤ちゃんに大切に触れ、可愛がる時のような感覚でしょうか。
この愛でる気持ちになった時に、心は本当に優しくなります。その愛でる気持ちを、まず自分に向けられるようになると、自分が、細胞が生き返ってきます。
日本人は、気質でもありますが、がんばり屋で真面目な人が多いものですから、いくら頑張っても、努力をしても、自分にOKを出してあげることが少ないかもしれません。
もちろん、その方がやる気が出て、どんどん前に進める人はいいのですが、そうではない人、どうしても自信や自尊心がない人は、まずは、自分を愛でることが必要なのです。
まずは、客観的に自分を見てみてください。どんな人に見えるか想像したことがありますか?頑張り屋さんでしょうか?いつも笑顔でいる人でしょうか?それともどこか無理している?何事も手を抜かずこなしている人?
いずれにしても、あなたはあなたの分を一生懸命に生きています。どんな自分であったとしても、愛でてあげてください。
自分を愛でると、愛は循環する
ここで、もう一歩深く入っていきましょう。イメージワークです。
あなた自身が自分を愛でるとは、何を意味しますか?何をしてあげたら、愛でていることになりますか?あなたの愛する人に置き換えて考えてみてください。
あなたは、世界一愛している人を慈しみ、大切にするとしたら、どんなことをしてあげますか?夫でも恋人でも子供でも、いい。何をしてあげたいですか?
愛情を込めて撫でてあげますか?
思いっきり抱きしめますか?
心のこもったプレゼントをしますか?
「いつも頑張っているね」と褒めますか?
「たまにはゆっくり休んで」とねぎらいますか?
あなたのイメージしたこと。それをそのまま自分にしてあげてください。自分をまず愛でてください。慈しみ、かわいがってください。それができるようになると、他人をも愛情深く見ることができ、寛容になれて、優しくなれます。
そうすると、不思議ともっともっと自分にも優しくなり、愛は循環し、ますます人間関係も良くなり、あなたは今まで以上に、幸せになり生きやすくなる。
不思議でしょう?でもね、これが真理なのです。