誰かになろうとしなくていいんだよ
誰かになりたくて起業するの?
今の時代「起業する」ということについて、女性が起業して社会に進出する、主婦が起業して何百万の収入を得る、平日は会社で仕事をして週末には個人の起業したコンテンツで収益を得る、といったことは数年前と比べて、さらに身近となりました。
起業セミナーなど受講すると、参加者はその種の知識と知恵がない(だから受講するのですが)ものですから、同じことを教えられて、同じことをするか、もしくは主催者がやっているような形態に右倣えになってしまう。
現在はSNSも発達し、一般人からも、スター性を帯びた女性たちがたくさん現れ、みんなもスターになりたくて、ナンバーワンになりたくて、お金持ちになりたくて、憧れる暮らしやラグジュアリーなものに魅せられて・・・そんな誰かの真似っこが多くなってきているようにも見えますね。
もちろん、それ自体に良い悪いはありません。みんなと同じような活動をしてなかなか成果がでない場合、「そこに幸せはあるのか?」と問うたら、案外そうでもなく、ただのラットレースに参加してしまったような状態になったり。
とはいえ、何事も経験してみなければわかりません。「やりたい!」と思ったら、とりあえず行動してみることもアリだと思います。
オンリーワンはありますか?
実は、起業したくて起業するよりも、好きなことを極めてやり続けていたら、周りに求められて、いつの間にかお金を頂けるようになり、起業していた・・・のほうが楽しいし、努力もがんばりもいらない、正しく言えば、努力やがんばりだと感じないのですけどね。
しかし、周りの情報に流されて、最速、俊速、秒速が好きだから、急いでやってしまい失敗するケースって多々ありますよね。起業って「誰かの真似っこで同じようになるか?」と言ったら、厳しい話になりますが、ならないことのほうが多いです。
誰かの真似っこは、ロールモデルという、成功法のほんの小さな一部ではあります。しかし、自分の特性や資質などを無視したやり方だと、どうしても、二番煎じどころか、その人の良さが消え、三番、四番、五番煎じになってしまう。それは、オンリーワンではないので、三番煎じ以降はそのうち淘汰されていきます。
さらに言えば、受講生の人たちが、目の前の講師のようになりたくて、容姿や身なり、服の色まで同じだったりすると、まるで日本の学生たちが制服を着せられ、その人の良さが潰されているようにも見えます。みんな同じにしか見えないのです。
私も含め、昭和生まれのアラカンにもなりますと、最近のアイドルやジャニーズのメンバーを見ても「同じ顔にしか見えない現象」が起きる・・・これを読んでドキッとしている人いませんか?(笑)
「類は友を呼ぶ」の通り、波長などは似ているので、さらにファッションまで似せたら、もう、同じ人にしか見えないわけです。
魅力って何だろう?
話は変わりますが、よく女性のお悩みで見たり聞いたりする項目に「友達の〇〇さんが私の洋服や持ち物、メイクまで、完全コピーするんです」というものがあります。
以前、クライアントにも真似される側の人がいらっしゃり、話を聞くと、髪型やファッションくらいならまだ可愛いもので、車や家のインテリア、食器、カーテン、ブランド物、さらには子供の学校まで同じにしたりと・・・。その人への憧れが過ぎて、「同じ人」になろうとする人がいるのです。まるで軽いホラーを聞いているかのようでした。
起業に限ったことではありませんが、誰かと同じになろうとせず、そして、別にナンバーワンを目指す必要もなく、オンリーワン、自分の資質を思いっきり表現できている状態になることのほうが、あなたがより一層輝いていきます。
例えば、スーパーモデルのようにスタイル抜群なわけでもなく、お顔も特段美人というわけでもない女性なのに、めちゃくちゃモテる!という人いますよね?
モテるの定義はそれぞれにお任せしますが、もし、彼女が自分の持っている資質より、テレビや雑誌に乗っているスーパーモデルのようにクールで凛とした雰囲気になりたくて、憧れだけに寄せていったら、中途半端になって、逆に魅力が伝わらないでしょう。
本当に自分に似合う洋服やメイクをして、性格もクールより、愛虚があり、笑顔で元気ハツラツとして、少しおっちょこちょいで・・・など、資質をそのまま表現した方が、 魅力的に映ります。それは自分自身をそのまま表現しているオンリーワンだから。魅力ってそういうことなのです。
誰かになろうとしなくていい
いかがでしたでしょうか?起業するにしても、または人生を歩むにしても、誰かのようにならなくていい。あなたの素のままの、オンリーワンの人生を歩んでいいのです。
何者になろうと、誰かになろうとせず、素のままでも愛される人になる。そんな、あなたらしさを発揮して生きていきましょうね。