目の前の仕事に魂を込める

目の前の仕事に魂を込める

不平不満を言う前に

12月4日に、今年の集大成でもある、Meta Creation Coaching(通称MCC)アンカリング大会を無事に終了いたしました。そして本日はオンサインサロン・カオラボの一年の振り返りワーク。アンカリング大会への思いは、メインブログに書きました。読んでね。

私は、こういったイベントやプレゼン、セミナーの時、始まるギリギリまで練習をしています。たとえそれが何十回とやったセミナーであっても、です。

みなさんが今やっている仕事、未来に目を向けるのはいいですが、目の前のやるべきことが疎かになってはいませんか?不平不満、不足、欠乏ばかりに目が行ってしまい、金銭的自由、時間の自由が欲しいと強く思ってしまう。

しかし、未来というのは、目の前の「今」を繰り返していくこと。目の前を疎かにしては、その後やるべきこともなかなかうまくいかないものです。

転職するにしろ、起業するにしろ、結局は、今目の前にあることを精一杯魂を込めてやってみる。そして入っている箱が小さいと感じた時、さらなる大きな箱に移るのであれば、エネルギーのバランスも取れます。

しかし、今いる箱がスカスカのままでは、つまり、そんなにやれてもいないのに、箱だけ変えても結果は同じ。 

欠乏感は、調整するきっかけやスタートダッシュにはすごくいいものです。「精一杯、やってみよう!」と思う気持ちがあれば、不足や欠乏感が「もっと成長しよう!がんばろう!」とプラスに働きます。

何が言いたいかと言うと、目の前のことに対して「不平不満を言う前に精一杯やっていますか?」ということです。

負の状態からの脱却こそ成長

私自身、30歳頃から、家で仕事をする方法はないだろうか?とずっと考えていました。

その間、吹雪の中のガソリンスタンドバイト、ゴミまみれになりながら、業務用のダスキンモップやマットの交換。太陽がジリジリ照りつける中で、汗だくの営業も経験しました。その時は、欠乏感だらけ。お金も時間も足りないし、身体も疲労感半端ないし・・・。

それでも、その中の精一杯、というのを楽しんでいました。 いかに正確に早く終わらせるか?いかにお客様に喜んでいただけるか?いかに効率的に契約がとれるか?どの仕事もまるでゲームをクリアしていくかのように。いつも考えていましたし、それが楽しくもありました。

それらがきっかけで今があり、そして、当時の辛さがあるからこそ、思い出すたびに、今にありがたい気持ちで満たされています。

すべての負の状態は、いいきっかけです。 妬みも、苦しさも、辛さも、欠乏感もあったからこそ。そこからの脱却が自分を高めていくのです。

多くの成功者たちのシンデレラストーリーは、ただのストーリーではなくて、大抵の場合、しんどい経験がある人がほとんどです。そこから抜け出したくて、精一杯の努力とがんばりが、成功という結果を得ているのです。

欠乏をきっかけにして、今目の前にあることを一生懸命やってみる。やりきった時に、次なるステージ、やるべきことが見えてくるものです。

コツコツ積み上げたものは強い

現在のビジネスの傾向の一つの罠は「最速」というもの。

早く手に入れたい、早くそこに登りたい、早くお金持ちになりたい・・・すぐに結果を欲しがります。SNSでもそんな発信が多いかもしれません。

いい悪いではないのですが、コツコツと積み上げたものがないので、例え、最速で成功に(成功ではないけどね)たどり着いても、お金という大きなエネルギーに耐えられる器がなければ、いとも簡単に崩れ落ちていきます。

先日、上記のような経験をされた方の話を聞きました。若くして一気に年商数億円突破。もちろん、天狗になったそうです。

その一年後、数億の詐欺にあってしまって、借金を追うことに。経験を通してコツコツと積み上げる大切さを学び、その後は一生懸命、必死に仕事をして、これまた数年ですべて数億円の借金を完済。いまでは幾つもの会社を経営する大社長に。ほんと、謙虚なお方でした。

この時の彼のことは想像の域でしかないのですが、きっと目の前のことを必死に一生懸命やってきたからこその、ほんの数年で何億円もある借金を返したのだろうなと。そして、きっと彼にとってこの経験はなくてはならないものになったのだと思います。

周りのためにも魂を込めよう

私も未だに失敗ばかりで、ここ最近は、本当に周りの人に助けてもらってばかりです。だからこそ、目の前にあることに魂を込めてやらないと、助けてくれた人々にも失礼だとも思います。

ゆるやかに生きることと、必死にがんばること。両方あっての自分ですが、やはり目の前にあることには魂を込めていきたいと決意新たにしました。

これは立場も何も関係ありません。ただただ、必死にやっている人には、その行動のエネルギーに準じた報いが訪れるのです。

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