苦しさがちょっとだけ軽くなるトレーニング
苦しい時に苦しさを感じない方法
今日の記事のタイトルは、「苦しさがちょっとだけ軽くなるトレーニング」。実は、この手法を身につけると、ちょっとどころではなく、苦しさは激減することでしょう。
苦しさという感情は、ムダな感情ではありません。それがあるからこそ、体やメンタルの危険を、最悪になる前に察知したり、日常の何気ない当たり前に感じるようなことがとても幸せであることを感じることができる、大切な感情です。
しかしその、苦しい感情に長く浸ることはおすすめしません。体の不調、そして、その苦しさと似たような苦しさを引き起こしてしまうので、できるだけ早くそこから抜け出るよう自分なりの方法を見つけておくことは大切です。
では、苦しい時、苦しさを感じない1つの方法。結論から言いますと、今この瞬間に集中すること。よく言われることではありますが、今日は噛み砕いて説明したいと思います。
例えば、悲しみという感情。悲しみの渦中にいる時は、傷ついた心、失ったものへの愛着ゆえの寂しさ、これからどうしよう、とか、過去はこうだった・・・などのように未来と過去を行ったり来たりして、いろんな感情があいまって悲しくなり、辛く、しんどくなるのですが、今この瞬間に集中するとどうなるのでしょうか?
今この瞬間に集中する①
今この瞬間というのは、今ならあなたはこのブログ記事を読んでいる。この「読んでいる」という文字が目に入って理解している。活字が目に飛び込んできている。その瞬間は、集中していれば、同時に複数を感じられないものです。
そして、その後、読み終わって珈琲を淹れている。淹れている瞬間に集中する、豆を挽くのに集中する。「豆を引く音がいいな」とか、「いい香りだな」とか。
お湯を沸かし、ドリップする事に集中。再び香りに集中。目から入ってくる視覚情報に集中。カップに入れる。珈琲を飲んで「ちょうどいい温度だな」「苦みもちょうどいい」と味わっている。
そして、その後、深呼吸して「ああ、いい空気だな。生きているな」と感じる、空を見た瞬間「ああ、空が青いな、綺麗だな」と感じる・・・
みたいに、もっともっと細切れにその瞬間瞬間を五感で感じていることを1つ1つ拾って味わい切ってみるのです。集中すると、実は負の感情を味わう暇が生まれません。
今この瞬間に集中する②
とはいえ、私は負の感情も大切にしています。「今から、悲しむぞ」と決めて悲しんだりしますから、感情に任せてそこにいく事はあまりないので、負の感情を味わい切っている時は客観的になり、その味わっている自分を遠くから見つめる、もう一人の自分がいるような感覚になります。
そう、強い感情がわき上がった時ほど、さて、どの感情を選ぶのか?悲しむのか?怒るのか?それともスルーするか?とチョイスする感覚を持つと、感情に任せて、ガー!といったりしません。行く時は、「よし、行くぞ!」とチョイスします。
もし、何かを思い出し悲しい気持ちになった時、過去を感じて感情を味わうよりも、今その瞬間に意識を持って行くと、悲しみはどんどん少なくなっていきます。
もし、過去に戻り悲しみたい時は、「よし、少しの時間浸るぞ!泣くぞ!」と決めてからそうします。
今この瞬間に集中しますと、ああ、息をしている、心臓が動いている、温かさを感じている、悲しみを感じることができる心もある、私はなんだかんだ言っても生きているんだな・・・と。その瞬間には、苦しさはないのです。
苦しい感情を味わい切ったら、長引かせない!
前述のようになるのは一見、難しそうに感じますが、これも1つのトレーニングになるのです。今、この瞬間に集中する、集中力を養う。
今の私なら、ブログを書いています。私の意識は、頭の中と目の前のブラウザの文字たちにあります。打ち込む手より、思考に意識が向いていて、書き出す早さよりもちょっと早く、頭の中で文章が流れていて、こんな風に「脳ってすごいな」と感じながら、今「脳ってすごいな」とタイピングしています。笑
悲しさも、怒りも、イライラも、ねたむ気持ちも、モヤモヤも、自分の中にあるコアを気付かせてくれる大切なサイン。嫌う必要はなくて、味わい切る事も時に必要になります。
感情を味わい切る。そうしたら、いつまでも長引かせないことです。負の感情は特にダラダラと長い間持ち続けていますと、その周波数に似た状況を引き起こしてしまうことになるからです。
何か参考になることありましたでしょうか?「難しい」と言われるでしょうか?そう思われた方はそう、難しいです。
「ああ、これが身に付いたら最強!やってみよう!」と思われた方、可能性は大いにあり、あなたは最強になれます。「うわ!いいこと聞いた!やれそう」と思った方、もうそうなれますよ。