自分がどんな人間なのかを知る方法
あなたが一番多くの時間を共に過ごす人は?
あなたはいま、あなたの未来を見ています。あなたが一番多くの時間をともに過ごす人たち、それがあなたの未来の姿です。 ー ロバート・キヨサキ(実業家) ー
よく自分の身の回りの人々の平均になる、なんて聞いたことがあることでしょう。
類友の法則なんて言葉にもありますように、似た者同士が引きあって、そして発する波動は共鳴することになるので、付き合う人と同じようになってしまいます。
文句を言い合う夫婦がいたとしても、それでも、長年夫婦をやっているならば、結局同じ波動だからずっと一緒にいるわけで、波動が違えば、夫婦でも親子でも友達でも一緒に居続けることはありません。
付き合っているうちに、相手に違和感などを感じたら、発するエネルギー(波動)が違っている、ということ。すごく分かりやすいのです。
「朱に交われば赤くなる」これもまた、付き合う人や環境で影響を受ける、つまり、同じような人になってしまう、ということ。
自分が一番多く時間を共に過ごしている人のトップ5をあげてみると、ロバート・キヨサキ氏の言葉の意味がわかるでしょう。その人々が自分の未来であるということです。
もし、付き合う人々が、自分にはもったいないくらい良い人だった場合、それはあなたも良い人だから。あなたの中にある、良い部分がその人々と同じなのです。
いまの自分を知りたい時
前置きが長くなりました。今日のタイトルの答えですが、自分の付き合う人を見たら、自分のことが簡単にわかります。
自分で自分は見えないものですから、時々、自らを振り返り、自分を客観的に観察すると、成長に必要な色んな発見があります。コーチがコーチをつけているのはそのためです。
どんな人にでも、自分に関しては「盲点」があります。自分では見えない部分があり、注意していないと裸の王様状態にだってなりかねません。
しかし、第三者にはその盲点部分がよく見えます。だから、時にアドバイス、時に厳しい助言、時に、叱咤激励・・・ちょっと痛いかもしれませんが、そんな言葉を貰った時には、私は本当にありがたく思います。
というのも少し前になりますが、仲良くしている年下の女性に助言をいただきました。私はその助言を受けた時に、「この人は本当に私を思ってくれている」と言葉を受け止めながら、他の事も考えていました。
でなければ、言うにつらいことをわざわざ言いません。ありがたいことです。まったく自分には見えていない部分でしたから。
歳を重ねると、時に年下からの助言に対して、カチン!とくることがあります。(私も以前はありました。)しかし、時間が経つと、やっぱり第三者からの見た世界は、自分にはまったく見えないものだったりすることが多いのです。いくら直感が冴えていたとしてもです。
どんなに経験を積んだ人であっても、自分のことは見えないものです。だから、誰かにそのような助言を貰えるようにしておくことはとても大切だと、改めて思いました。
本当に自分の望む人と共にいるために
少し話がそれましたね。周りの人を見ると自分がわかる、の話に戻すと、もし自分の周りの人々があまりいい人ではないな、と思った時に、それは一概に自分がいい人じゃないからだ、・・・というわけでもありません。
大体にして、自分がそうならそこに共鳴しているはずだから、いい人じゃない、なんてふうには見えないからです。では、なぜ、いい人じゃない人に囲まれているのでしょうか?
それは、自分の素や好み、あなたらしさを出していないから。嫌われまいとして、いつもいつもその相手に合わせていると、いろんな人々に囲まれるようになる、ということです。
自分好みの人に囲まれたいと思ったら、自分の好き!を表現する、自分の嫌いや好みを相手に言う、されて嫌なことは「嫌です」とハッキリ言うことなのです。
それをしていないから、結果自分好みじゃない人に囲まれるようになります。最初嫌われても、長い目で見た時に、自分と波動が合う人ばかりに囲まれた方が心地よいものです。
なりたい自分になる一番早い方法
最後にもう一つ。なりたい理想の自分、というのがあるならば、その理想の人(ロールモデル)と付き合うことが、一番早く、その理想の人に近づいていきます。
叶えたいことの加速度を上げることも同じく、叶えたいことを叶えている人と付き合うこと。しかし、それは、お金とか捉えていることを目標にしないことです。
その人の人間性やビジネスの仕方、そして、人とどう付き合っているか、そうした人間性を見た時に、尊敬できる人と付き合うことがおすすめです。
これからの時代は有形の財産より、人間性や信頼関係、あたたかい交流などの無形の財産が大切になってきます。
あなたの尊敬できる、信頼できる人から影響を受け、あなたがどんな人になっていくかで、いくらでも変化できる、つまり自分がどんな人間かも、あなたが選び、変わっていけるものなのです。