マイナスエネルギーの「その先」を味方につけよう

マイナスエネルギーの「その先」を味方につけよう

マイナスとプラスは表裏一体

これまでブログや著書の中で「マイナスやネガティブが悪いわけではない」ということは、心理学の観点、コーチングの視点からも、お伝えしてきました。なぜかと言いますと、マイナスやネガティブは、対極にあるプラスやポジティブを支えるものであるからです。

コインの裏と表
陰と陽
太陽と月

このようにどちらもある、表裏一体のもの。

マイナス、ネガティブエネルギーとは、怒り、利己的な欲望、無関心、嘲笑、妬み、敵意、執着、否定、憎しみやそれに伴う攻撃。恐怖心、心配、悲しみ、罪悪感、屈辱・・・などなど。一方向から見ますと、これらは私たちを弱くするものでもあります。

マイナス感情によるキネシオロジーテスト(筋肉反射)では、体は弱い反応が出ます。Oリングテストなどがわかりやすいでしょう。

マイナスエネルギーでも、怒りなどは瞬間的なパワーがありますが、怒りを動機として行動のスタートダッシュすることは出来ても、継続するのは辛いものです。動機がマイナスエネルギーのまま、行動したり、言葉を発していたりしますと、私たちの波動、つまりパーソナルエネルギーはどんどん下がってしまいます。

また人は、一緒にいる人と同調、共鳴しますから、周りの人々へも影響を与えます。つまり、あなただけでなく、周りの人々でもマイナスエネルギーを発していると、互いにそのエネルギーを強め合ってしまうということになるのです。これだけでは、よろしくありません。


俯瞰すると・・・

ここで、前述した内容だけを捉え、マイナスやネガティブを単純に「悪いこと」と判断してしまうのは、時期尚早と言えます。なぜなら、マイナスやネガティブの状態や経験は、それ以上の良い状態や、成長の実感を得る過程でもあるからです。

「良い状態」とは、愛を知ることでしたり、喜びを感じたり、平和の素晴らしさや、許しという癒しであったり。精神的成長は、マイナスやネガティブを飛ばして、たどり着くことはありません。


ですから、マイナスな経験さえも、俯瞰して見れば、OKなことであり、必要なことなのです。

プラスの意図を知る

さらに、マイナスな経験が精神的成長へと繋がる上で、大切なポイントがあります。一見、マイナスに見えていた部分は、実は自分にとってプラスの意図があるということです。これが理解できると、マイナスやネガティブの捉え方が、全く違ってきます。ステップはこうです。

①自分の中のマイナスを知る
②マイナスを認める
③その対極のプラスを知る

これだけ、実にシンプルです。

このステップで理解に落とし込めると、意識も精神も、確実に成長していきます。

とはいえ、私も、日々感情に向き合いながら、時に、もがきながら、そのもがきを楽しみ、私自身で実験をしながら、「0.1ミリでも成長したい!」との思いで生きています。

一時期、「あるがままでいい」という言葉が流行りましたが、成長の伴わない「あるがまま=わがままでいい」に変換されて、一人歩きしているように感じることがありました。もちろん最初は否定せず、自分のあるがままの姿を知る、認めることです。

そして、そこで止まるのでなく、あるがままを知り、認めた先にある、プラスな意図を拾うこと。それが大切であり、成長に繋がっていきます。


対極にあるのは何か?

最後に、ポジティブな意図はどのようにして拾えばいいのでしょうか?

否定された時や、馬鹿にされた時、悔しい思いをした時など、強い怒りのエネルギーを感じること、ありますよね。怒りは、あなたの奥底にあるものがベースになっていることが多く、価値観を明確にする、大切な感情でもあります。

例えば、夫が浮気をしたとします。あなたに強い怒りが出て、その後、悲しみが出たとします。渦中の段階で、内観するのは苦しいかもしれませんが、平常心が戻ってきた時に、ご自身を分析してみることをお勧めします。

怒りや、悲しみの対極にあるのは何か?ということです。

なぜ怒りが出るのだろう?
夫に愛されたかったから?
夫を愛していたから?
悲しかったのは、もっと私に関心を持って欲しかったから?
裏切られた気がしたのは・・・つまり、二人で仲良くしていたかったから?

などなど、いろんな感情が出てくるかもしれません。これらは、視点を変えれば「夫を愛していた、そして愛されたい、そんな自分を愛したい」そんな「愛」という気持ちがあったからなのです。

ゆがんでいようが、利己的な愛であろうが、依存的な愛であろうが、我が身をベースに考えてみると「夫から愛されたい」という、プラスの感情が出てきます。「プライドを傷つけられた!」であれば、「自分を愛している」という肯定的な意図があります。

このように、マイナス感情やネガティブなものの先にある感情に気付き、プラスに転換しましょう。そうしますと、フットワークも軽くなりますし、心も軽くなります。

マイナスな感情が出ても、まずは排除したり否定せず、そういう感情たちが、自分の中にもあったことを認め、受け入れてあげましょう。そして、その先にある、プラスは何か?を分析しましょう。あなたにとってのプラスの意図が、必ず見つかりますよ。

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