人間力を養う

人間力を養う

人間力の基本は変わらない

2024年1月1日のこちらのブログ記事では、「今年は人間力・人間性がさらに大切になるよ」ということをお伝えしました。

2024年、人間力・人間性がさらに大切な1年

時代は波のようで、流行が生まれたら、いつかそれが廃れていきます。今まで人気があったものが終わっては、新たに・・・と変化していくのですが、基本というのはいつも変わりません。

利己的、わがまま、自己中であることなど、時代はそれらをよしとしていましたが、 愛や親切、感謝や思いやり、などの人としてのあるべき姿。そして人間としての品格は常に意識していたいものです。

意識レベルを数値化したものがありまして、高い周波数のものは、いずれも感謝、喜び、愛などのようなプラスの意識や感情。そして最も高い意識レベルは悟りだそうです。

誰であっても、プラスの感情のとき自ら発する周波数、波動は高くて、キラキラと目には見えなくても輝いているもの。しかし、いつもその状態ではありませんし、実は、それとは反対の状態があったからこそ、そこへ到達するものでもあります。

反対というのは参考までに、低い意識レベル。プライド、怒り、欲望、恐怖、深い悲しみ、無感動、罪悪感、恥だそうです。(参考「パワーか、フォースかー人間のレベルを測る科学ー」三五館)

上記の状態が、低いから悪い、というものでもなく、これらを経験してから、意識レベルの高い状態にいくわけですから、日々学びとなり、人間力を高めていくために、自分を磨いていくかどうかが分かれ目でしょう。

ワタナベの人間力の定義

ぶっちゃけ、人間に生まれ、生きているだけで人間力があるんじゃないか?と思ったこともあったのですが、どうにもいい言葉が見つからないので、 色々調べました。

その中で、ウィキペディアには人間力の定義に次のような表現がありました。

人間力戦略研究会の座長であった東京大学教授の市川伸一は、「人間力に関する確立された定義は必ずしもないが、本報告では、社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力と定義したい」と。

自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力。自立は大切です。依存は一見ラクなようにも見えますが、するほうもされるほうもたいへん息苦しく、軸がなくブレたまま生きていくことになるからです。

やはりシンプルに、人間力を上げる、というのは生きていく上で大切なことだと思います。

人間力とは実際のところどういうことか?と言ったら、人それぞれ違うかと思いますが、私でしたら、人として、人間に備わる良き特質を発揮して、幸福に、そして生きがいのある人生を送る力。と、定義します。

わがままに生きることが推奨されている世の中であっても、それでも、私達人間は他者との関係で生きているので、全体の調和がなければどこかでエネルギーの歪が起きてきます。

ぶっちゃけ、歪があってもいいのですが、それを学びとして改善、進歩、進化、変化していくことで、私達人間は成長していくからです。

なぜ人は生まれるのか?

究極の質問、なぜ人は生まれるのでしょうか?

「それは生きるため」とシンプルに答えることができますが、しかし、文字通りの身体が大きくなるのと同じく、見えない部分の思考やメンタルやもしくは魂などが変化して成長するために生まれてきたと言えるかもしれません。

この辺は価値観の違いがありますが、私はそう思っています。ですから、問題が起きてもいいし、失敗してもいいし、つまづいてもいいし、歪があってもいいし、転んでもいいし、喧嘩してもいいし、負の感情に覆われて動けなくなってもいい。

どんな負の状況に見えるような出来事に陥っても、それをどうやって乗り越えるか?そして次回そういうことがあったときに、どう対処できるのか?を学んでいるのだと。

ですから、一つ一つの経験により自分自身の知恵袋みたいなものが増えていき、ひいては人間力がついていくのだと思います。

人間力、いろんな言い方があるかもしれませんが、自立して力強く生きていくための総合的な力を養っていくために、いろんな問題が起きていくのでしょうね。

人間力が上がる時

人間はどんな状況からも学べるわけですが、特に、低くて苦しい状態からの方が学びは大きいものです。

チャンスからチャンスも生まれはしますが、大きなチャンスは、ピンチからしかやってきません。そして、ステージが上がるのも変わるのも、自分の人間力が上がった時です。 

苦しい状態や意識レベルが低い時こそ、それを味わい切り、そこから学ぶ姿勢、そこから何を教訓として得られるのかを考えた時に、一気に意識が上がります。まさに地獄から天国に行くような感覚。

このように書きますと、苦しいことがいいことだ、と思われそうですが、違いますからね。苦しみは誰だって嫌ですし、私も、もう勘弁してくれ!ってそんな感じです。

しかし、避けられるものでもありません。それらは転換するしかないのです。転換できた結果、楽に生きることができます。

こういう記事を書いているのにも理由があり、今日は2月3日節分です。2月4日は立春、旧暦でいう新しい1年が季節を分け季節が終わる、節目の時期。

旧暦でいう大晦日、つまり、明日から新しい1年が始まるので、今日から思いをチェンジする準備を始めるのには最適な日です。未来手帳の書き出しワークなどで自分を見つめ直してみましょう。

日々は人間力を養うために

いかがでしたでしょうか。自分の中で人間力が今生で最高潮に達するときというのは、あの世に逝くときだと思っています。

日々の問題も課題も、その力を養うために起きているのだ、と捉えて少しずつ成長していきたいものです。


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