弱みは強み、弱さは強さ
弱みがある=ダメではない
今日のテーマは「弱み、強み」についてです。
多くの人たちは自分の強みより、弱みや欠点に目がいってしまうのではないかと思いますが、それは悪いことではありません。
たとえで私の話をしますが、子供の頃から勉強が本当に嫌いで、大学に行くなんて考えられず、なんなら高校も行きたくないと思っている程でした。
実際には高校に行きましたが、赤点取らないギリギリまでしか勉強もせず、テスト前の一夜漬けがほとんど・・・通常の授業では寝ているかボイコットして保健室か図書室へいっていました。
では、「学歴がないことが弱みなのか?」と言われたら、そうではなく、今の世の中、さらに今後は高学歴の人がやっていたことがAIに変わるような時代が来ます。
そして、自分の興味関心の分野を深めてきたクリエイターが生き残るような時代となっていくでしょう。
学歴がないからこそ、ある意味、自分が無知であることを認識し、だからこそ、好きな分野は深めて学び続けていく。
そしてそれを自分のものにし、専門分野で活躍できる人となる可能性は大いにあります。
弱みは活かせる
私でいえば、大好きな分野だったコーチングや脳科学に関しては、たった一つの機関ではなく、いくつもの機関で学び続け、様々なコーチングのスキルを深めていきました。
コーチングに関することはもちろん、量子力学などの学問、今の私の仕事に関することはなんでも学び、お金が入れば入るほど、さらに自己投資をして学び続けました。今でもそうしています。
それは私自身、頭がいいわけではないので、ずっと学び続けることが必要ということを認識しているからです。
そして、やればやるほど皆さんへお伝えしたくなり、現在は書籍やSNSを通じて、皆さんへアウトプットしていくことが私の仕事となっています。
他には、読解力も特別いい訳でもないので、執筆するときに、どんな難しいことでも中学生にでもわかるように文章を書くことをしてきました。
これも、難しい本は眠くなる、読めない、ということが強みに変わったのです。
それが功を奏して、文章は「わかりやすい」といわれるようになり、かつ、この本が売れないご時世にあっても、読者さんのおかげで物書きを職業としていられています。
さらに別の分野で言えば、私は背が大きいわけでもなく足なんて人より短いほうですバランスの取れたファッションが必要であるのと、ハイヒールが履ける筋力が必要です。
だからファッションを学び、そして筋力をつけることで、ある程度の見た目の若さを身につけることができています。
これらは、自分の弱み、自分にないものを直視し、「そこを活かす方法は何か?」を考えたからこその結果です。
それ、実は弱みじゃないよ
さらに、他の人の実例をお伝えします。知り合いのある女性は、「自分の目が好きじゃない」というコンプレックスによって、恋もファッションもすべてあきらめていました。
整形手術も視野に入れていたそうですが、自力でなんとかしようと考え、行き着いたところがメイクでした。
最初はコンプレックスをカバーするために。しかし、どんどんメイク技術を深め、いつしか彼女は、メイクアップアーティストという職業に就くまでになりました。
自分の目のコンプレックスが強みとなり、メイクを教える人になることができたのです。
ある人は、背骨が曲がり気味で姿勢が悪く、美しく立てないことがコンプレックスでした。
しかしその後、骨格矯正、姿勢を良くするためにいろいろと研究し、自分のオリジナルメソッドを誕生させ、いつしかそれを、他の人へも教えるようになりました。
お二人はまさに、自分の弱みと思っていたことが強みとなり、ビジネスに繋がったのです。
何が言いたいかと言いますと、弱みは、実は弱みではない、ということ。あなたが「欠点だ、弱みだ」と思っていることは、視点を変えたら強みに変えることができます。
「私の〇〇(欠点)はどうしたら強みになるのかな?」と、脳に質問を投げかけておけば、勝手に脳はその答えを探す旅に出てくれて、見つけてくれます。
弱さと強さは表裏一体
最後に、欠点や弱みがある、ということは、自分の強みとなるだけでなく、実は誰かの役にも立っているのです。
どういうことかと言うと、自分の弱みを分かっていれば、素直に「できない、助けてほしい」という感情を表すことができます。そして、それが「誰かのため」にもなっています。
頼られた相手は、自分の強みを活かせることであったり、「自分が誰かを支えている」と思うことで、存在意義や自己重要感を満たすことができます。
弱さと強さは、表裏一体です。
自分の弱みを素直に認めて向き合うことができる人、そして「できない、助けて」と言える人は、実はとても強いのです。