手っ取り早く内面を変える方法
色が表す心理状態
早速ですが、問題です。下記の質問は正しいでしょうか?間違いでしょうか?
派手な色や服装を好む人は性格も外向的でポジティブな人が多く、反対に、地味で暗い色や服装を好む人は、割と内向的でネガティブな人が多い。
答えは、往々にしてその印象は正しいです。
色彩心理というのがありまして、人はその時によって、潜在意識下にあるカラーを無意識で選んでいます。
あなたが今惹かれている色は、自分では気付いていない心の状態を表しています。
色彩心理を調べるとその色には、ポジティブな意味とネガティブな意味があり、その時の心境がよくわかります。それくらい、色から受ける刺激は大きいと言えます。
であるなら、逆もありきです。外側から変えると、内面にも影響がある、ということです。
どうだったか?より「どうなりたいか?」
内面を変えたい、と思っている人は多いかもしれません。
ネガティブな人が前向きになりたいとか、暗い人が明るくなりたいと思っている人は多いと思います。
内面から変える、というのは案外時間がかかるもので、カウンセリングを受けたり、何らかの療法を受けても、長い時間を要することがあります。
それらは、過去に戻って原因探しをすることがよくあるからです。
原因を探して見つかっても、スッキリすることが多少なりともありますが、それらは根付いているので、そんなに簡単に変えられません。
それよりも、どうなりたいか?という理想の未来に焦点を当てた方が、手っ取り早いのです。
外見が変わると内面が変わる
内面を手っ取り早く変えられる方法が3つあります。それは、
①外見を変えること
②姿勢を良くすること
③声を3割ほど大きくしハキハキ話すこと
①の外見を変える、というのは心理学用語でいう制服効果というものです。
暗い性格を直したいと思ったら、多少派手な服を着てみる。ズボラな性格を直したいと思ったら、きっちりした服装をしてみる。
最初は違和感があるでしょうが、心理的に、人は、着用したものに合わせた行動をとるようになっていきます。
自分に自信が持てないなら、大事な時にはブランド物を身につけると、背筋が伸びたり自信が出たりする、という効果もあります。
早く効果が現れるのは、ファッション、メイク、ヘアを派手にすると明るくなります。
もしあなたに憧れの人がいるなら、その人は、どんなファッション、メイク、ヘアをしているのか?それらを真似するのもアリです。
もちろん真似ても、あなたはあなたですから、中身までその人になる必要はありません。ですが、なんとなく自信が持て、そして心地よくなることでしょう。
これだけで明るくなれますし、それにより、②の姿勢も良くなることもあります。 制服効果の影響は大きいのです。
黒は地味な色なのか?
「じゃあ黒は着ない方がいいのか?」というと一概には言えず、黒は強い色でもありますから、自分をしっかり持っている人が着用しますと、その強さがさらに強く見えることがあります。
似合う人と似合わない人との差は大きいので、黒を体に当てた時に、自分の顔が、映えて見えるか?暗く見えるのか?で判断してみるといいでしょう。
目鼻立ちがハッキリしている人は、黒だとそのお顔が引き立ちます。ジュエリーを販売する人が黒を着ているのは、宝石が美しく見えるからです。
つまり黒は、美しいものをより美しく映えさせる色でもあるのです。
ちなみに、力を抜いて、ボーとしたいときなどは中間色、ベージュなどは安らぎ、目立ちたくないなどの意味があるようですよ。
外見は無言のあなたのパンフレット
最後に、外見が性格や心理を表すなら、自分の身なりにも気をつけよう! という気持ちにもなります。
だらしのない外見をしていると、人は、潜在意識でその人を嫌います。意識で嫌うのではなく、無意識にです。
どういうことかというと、だらしのない格好や、清潔感がない格好をしている人は、自分を雑に扱っているわけですから、その人を他人が見たときに「自分も雑に扱われる」と、潜在意識でキャッチするのです。
外見はとても大切な要素で、多くを語るあなた自身の無言のパンフレットのようなもの。
外見を変えるのは効果大ですが、センスに迷ったり自己流ではよくわからないという人も多いでしょう。その場合は思い切ってプロに見てもらうことをオススメします。
プロは色合いのみならず、トレンドはもちろん、シルエットが綺麗に見える服の形など、あなたの魅力を引き出してくれることでしょう。
それくらい、外見はあなたの内面を表現しているものなのです。