がんばり過ぎている女性たちへ
がんばり過ぎている人へ
昨今、女性支援や、女性の社会進出という言葉が世の中でうたわれ、道を切り開くために、一生懸命がんばっている女性の方々と出会う機会が増えました。人生、ものすごくがんばらなければならない時期もあります。「私、今ここが頑張り時!」という方は、そのままがんばりましょう!そういう時もありますもの。
もちろん、そんなあなたのことも、応援していますよ。
さて、今日の記事は、同じがんばるでも、がんばり過ぎている人へ向けて、心が少しでも軽くなることを願い、お伝えします。
がんばり過ぎている人は、往々にして「過ぎている」ということに気づかないものです。むしろ「これじゃだめだ」と思っているくらいではないでしょうか。がんばることに、喜びと快楽があるならいいですが、もし「毎日疲れがとれない、もう、休みたい・・・」そんな気持ちが長く続いている。
そんな人は、がんばり過ぎています。
筆者も長い間、がんばり過ぎている人の一人でした。「このままの状態でずっと生きているんだろうか?」そう思ったら息苦しく、「もう、明日がこなくてもいい」などと、思いながら生きていたこともありました。
今、苦しんでいる人、がんばっている人、不安にさいなまれている人、「もう明日がこなくてもいい」と疲れ切ってしまった人。それでもまた明日も、仕事や育児と、自分の身を奮い立たせていかなければならない状況の人。
それでも、私たちは、死ぬまで生きていかなければなりませんね。
「あと一日がんばったら・・・」
よく人生を、マラソンに例えることがあります。マラソン選手は、42.195キロメートルという長い距離を走りますが、最初の10キロ20キロは気持ちよく走れます。自分のペースでリズムもしっかりしており、呼吸も乱れません。
しかし、だんだんと苦しくなってきます。例えば、口から心臓が飛び出るかと思うくらい、もしかして死んでしまうんじゃないか?と、思うくらい苦しい人もいます。特に35キロ地点、残り7キロくらいになると、苦しさ、辛さが何十倍にもなるようです。
もう、ゴールを見る余裕なんてありません。気を抜くと、体全体の力が抜けて、転んでしまいそうなほど。最初はゴールを意識して走っていますが、ゴールよりも、「もういつ止まってしまうか・・・」と、今必死の状況です。
そんな時、「あの電信柱まで走ったらやめよう」と目標を立てます。電信柱まで走れたら「次は、もう一本先の電信柱まで走ったらやめよう・・・」次も、そしてまた次も・・・そうやってゴールまでたどり着くランナーもいます。
でもね、マラソンは、途中で歩いてもいいのです。
途中で歩いたって、歩いてそのままゴールまでたどり着いても、「完走」です。途中で食べ物を食べたり、水分補給をしたり、周りの景色を眺めながら、空を仰ぎながら、ゆっくり歩いたり、そして、ちょっとくらい休んでもいい。
辛くて苦しい思いをしてきたり、がんばり通してきた人も、ずっと走り続ける必要なんてなくて、歩いてもいいのですよ。
人生は、「あの電信柱まで走ったらやめよう・・・」と同じように、「あと一日がんばったら、少し休もう」そう考えてもいいのです。
今日一日の区切りで生きよ
現実的に休めるのであれば、是非そうしていただきたいのですが、メンタル的に疲れてしまい、生きるのもしんどい時は、デール・カーネギー氏の言葉のように
「今日一日の区切りで生きよ」
この言葉は、息苦しく生きていた筆者を救う言葉でもありました。
「今日1日くらいなら生きれるか、今日1日だけ生きよう」そう考え一日一日を生きていく中、先住犬であるモモや、大切な家族であるマイケル、ハナ。そして筆者を支えて下さっている多くの読者様のおかげで、笑顔になる日々が増えていきました。いつの間にか、生きるのが楽しくなってきた、そんな感じでした。
まだまだ50数年弱生きてきただけの筆者が、アドバイスできる立場にはありませんが、多くの人々がデール・カーネギー氏の言葉に励まされ、苦しさを乗り越えてこられたのは確かです。
喜び、それは
ここからは是非、提案ですが、がんばることを少しやめて、ご自身をいたわるための時間を設けてみる、自分が一番喜ぶことをしてみましょう。
喜び、それは生きる活力になります。あなたは、自分が一番喜ぶ方法をご存知ですか?
・家族とのんびり過ごすこと
・ペットと思いっきり遊ぶこと
・一人で映画を見たり、エステに行くこと
・街へくり出し、ショッピングをすること
・もうこれでもか!というくらい寝て過ごすこと
そのためには、ちょっとした調整や、周りの協力も必要かもしれません。お仕事をされている方は、有給を取ったり、ほんの数日間、家事から解放されるために、ご家族に協力をお願いする必要があるでしょう。
「周りに迷惑をかけてまで、休んでいいのだろうか・・・」
そんなことは思わないでください。このままがんばり続けて、病気になってしまったら、心が壊れてしまったら、それこそ大変です。どうか、辛さや苦しみがあなたを蝕んでしまう前に、がんばることをやめて、ご自身をゆるめてあげてください。
あなたは、世界でたった一人の、大切なあなたなのですから。
あなたは、何をしている時が一番嬉しいですか?是非明確にして、あなただけの生きる活力を見出してくださいね。