情報を鵜呑みにしないで!思考停止の危険性
「考えられない人」にならないで
私がブログを始めた15年前とは大きく時代が変わっていまして、SNSの普及により有名人・一般人など関係なく、個人が自由に情報発信をしている時代です。誰かが書いたこと、シェアされている記事を何の疑いもなく、鵜呑みにしたり、事実関係を探りもせずに、情報を拡散したりなどができる時代になりました。その情報が間違っていた情報であった場合は・・・大変ですよね。
「情報を鵜呑みにしない」。ブログを開始して当初から、読者様に伝えていたメッセージのひとつです。常々お伝えしていますように、情報の鵜呑みは、自分で考えることをしない、思考停止を自分に定着させてしまう行為なのです。簡単に言うと、考えないことが癖になり、さらに自分では考えられない人になる。ということ。
そうなると、自分の人生の手綱を誰かに任せていることになります。迷った時に、自分の内なる声や、潜在意識に問うことができない人になってしまい、自分が何をしたいのか、わからなくなります。
思考停止の危険性
思考停止した人というのは、友達に聞いて答えをもらったり、目上の人や占い師に聞いて答えをもらったり、自分の意志でなく、人の意見に左右されます。さらに大多数の人が「いい」と思っていること、人気があることが、本当にいいという訳でもありません。
思考停止の状態の受信者へ、発信者が少しずつ、気付かれない方法で、毒を盛り続けていたら・・・受信者は疑いもせず、盛られた毒を鵜呑みし続けていたら・・・全身、いつか毒に侵されてしまうでしょう。
そして、毒のような(間違った)情報を多くの人が信じた場合、集合無意識体に影響を及ぼし、想念が現実化するスピードはとてつもなく早いもの。それが「愛」であれば良いのですが、「毒」ならば、非常に恐ろしい結果になることは想像できますね。だからこそ、自分の心を守り、足元を見守り、常に識別力を働かせる必要があるのです。
全員、違う。ということ
魂か、エゴか、その時は「その決断には、愛があるかどうか?そして、ワクワクしているかどうか?」と、自問してみてください。
特に気をつけていただきたいのは、「答えはこうです!」と、言い切っている表現。それと、答えが一つしかないような書き方や、強い表現がされているものです。コピーライティングの基本として「言い切ること」も大切ですが、答えが一つじゃないもの、特に人間の心理的な部分に関して、そして、個人の潜在意識や性格に対して「あなたはこうです」と、言い切れやしません。
これまで多くの個人セッションを行ってわかる事は、全員、違う。ということ。型通りの知識に当てはまる事など何もないのです。なので、心理を扱う人間はもっともっと慎重にならなければならないと、個人的に思っています。
私はよく「軸がない」と言われることもあります。でも、私の場合は、答えは一つではないと思っています。登山のコースがたくさんあるのと同じです。発信者が面白かろうが、優しそうであろうが、もしくは、美人であろうが、人気者であろうが、多くの人々に人気のある人の情報や発言を受け取る時は、気を付けなければなりません。
私のブログも、当然含まれます。そして、常々お伝えしていますように、答えや方法論は一つではない、ということ。人の特質や傾向が違うゆえ、そこに辿り着く道は山道もあれば、舗装された道もある。都会の道もあれば、田舎道もある。行き方はたくさんあり、それと同じく、生き方もたくさんあるのです。
思考と感情はセットではたらかせよう
メインブログでは定期的に、「ワタナベ薫を鵜呑みしないで」ということを伝えていますが、この考えに「自分の発信に自信がなのですか」とか「責任逃れだ」とか「結局、プロじゃなく、アマチュアなのですね」と、様々な批判もありました。
その時の私は、頭の中がクエスチョンだらけでした。鵜呑みにしろ!って言ったほうが良いのかしら?鵜呑みにするということは、洗脳だってできてしまう。「すべて鵜呑みにしないで、考えようね」と言っていることを攻撃するとは、やはり鵜呑みにしたい人々もいるのだろうか?と。
プロであるならばなおの事、人間に備えられた「思考力」を使い、自分で考えて答えを出すことを勧めたい、伝えたいと思っています。コーチングの倫理自体、自ら思考することが重要であり、これが私の価値観です。
「自分はどう思うのか?」
「自分ならどう考えるのか?」
「自分だったら、どういう答えを出すのか?」
常に、思考を使うトレーニングと、自分の感情はどうなのか?左脳と右脳、顕在意識と潜在意識、両方セットで使うようにしたいものです。