不幸を「幸せ」に変える思考術

不幸を「幸せ」に変える思考術

幸せは無理に拾うものじゃないよ

今回は、無理やりに不幸なことをスルーして幸せに目を留めようということではなくて、不幸な事態の中から、幸福を拾い出す作業は、結果として私たちの脳を、幸せ思考にする方法となります。

逆説的ですが、「無理に幸せを拾わなくてもいいんじゃない?」ということです。無理に拾う必要がないので、軽やかに拾えるようになるといいですよね。

不幸中の幸いを拾わない人は、不幸がダイレクトに目に入ってくるものですから、重く辛いのです。不幸中の幸いを拾う注意点は、辛かった感情を見なかったふりをする、ということではありません。

軽い不幸だと思える出来事ならば、すぐにその中にある幸せを拾えるわけですが、事態が、本当にショックな出来事であったり、深く傷ついてしまったりした場合は、そうはいきません。

辛い時の感情を整理する5つのステップ

では、本当に辛い場合はどのように向き合うか、ステップはこうです。

①感情に浸る、味わう
②そして向き合う
③吐き出す
④幸せを拾い出す
⑤教訓も取っておく

その不幸だと思えるような出来事の不幸具合いがさほど大したことがなければ、①〜③を飛ばして、最初から④と⑤に向き合えたりもします。いつもどんな出来事もしっかり、④と⑤までたどり着ける人は、思考の転換が非常に早くなって、あまり長く負の感情に浸ることがなくなってくるのです。

「正負の法則」というのは、真理だと思っていますが、不幸中の幸いを拾える人は、不幸を幸せに変えることができます。結局、世の中に本当の意味での「負」と思えることがなくなってくるように見える、思える、ということ。

見える、思えるだけで、実際に負の事象がないわけではないのですが、それでも、不幸をポジティブに捉えられると、生き方が楽になるのです。

とはいえ、以前の私は、不幸なことに浸る時間が長くて・・・その間、いいことは目に入りません。入らないだけじゃなくて、負のエネルギー放出ですから、もう踏んだり蹴ったり、悪いことは二度、三度、四度も五度もある、と、負のスパイラルから抜け出れなくなるのです。

それが嫌だから、早く抜け出そうと躍起になったり、感情任せに、暴言吐いたり、悪口を言い続けていると、それは外に発散した負のエネルギーで、同じ負のエネルギー事象が巡り巡って跳ね返ってきます。

事象はすぐにくる場合もあるし、時間差でくる場合もあります。これが因果応報というもの。すぐに報われない場合もあるので、この法則を信じていない人もいますが、結局、放ったエネルギーはいずれ戻ってくるのです。

不幸中の幸いを拾うトレーニング法

さて、不幸中の幸いを拾うトレーニングは以下のように行います。

①【不幸】コーヒーをこぼしてしまった→【幸い】でも白いラグにかからなかった
②【不幸】車をぶつけてしまい修理費がかかった【幸い】でも人身事故じゃなくて本当に良かった
③【不幸】財布を落としてしまった・・・→【幸い】これが昨日だったら、一ヶ月の生活費が全て無くなっていたから、ラッキーだった
④【不幸】婚約していた彼が浮気していた→【幸い】そんな人はお断り!結婚前に知れて良かった、神様が私に教えてくれたんだ

と、いうように【幸い】を拾おうと思えば、拾える点がたくさんあり、拾った途端に、災いが福と転じることが多々あります。それが多々起きる人、というのは総じて、このようにポジティブな見方ができる人。

決してポジティブだけの推奨者ではありませんが、ネガティブな部分も大切にしつつ、少しずつ、ポジティブに転換して行った時、総じて良いことが起きる人生となるのです。

幸せも不幸もあなたの内側に

今回は、不幸の中から幸せを拾う方法をお伝えしましたが、さらにお伝えしますと、幸せとは自分の心と思考の産物で、外的要素、つまり環境に左右されるものではなく、自分で作り出すもの、と思っております。

コーヒータイムをいつもの当たり前のこと、と思えばそれは日常生活でただ過ぎ去る当たり前のこと。しかし、「いい香り、幸せだわ」と思えば、とても幸せな時間を過ごしていることになります。

つまり、起きた出来事に対して、幸せだと思えば幸せ。不幸だと思えば不幸になるのです。

人は大抵、幸せな出来事を当たり前にスルーし、不幸な事柄に過剰に反応するように出来ているように見えます。しかし、改めて考えると、朝元気に起きることができて、おいしく朝食も食べられて、着る服もあって、出かけるときには、はだしではなく靴まで履ける、それはそれらができない発展途上の人々からしたら、幸せなことなのです。

毎日毎日接する事柄に麻痺することは、よくあることですから、しょうがないことではありますが、これも心理状態や思考・捉え方により、いかようにでも、変わるところでもあります。

どうせ、同じ時間を過ごすなら、時折落ち込んでも、時折不幸な時間に浸っても、できればすぐに別の方向にシフトして、早く幸福な時間に身を置きたいですよね。

決意した分だけ幸せになれる

最後に、皆さんへアブラハム・リンカーン氏の言葉を贈ります。

大抵の人は、なろうと決意した分だけ幸せになれる」

幸せにシフトしていけば、その分だけ幸せな人生を送ることができるもの。限りある人生、自分の思考は自分でコントロールしていきましょう。



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