スピリチュアルとの向き合い方
「神の領域」はある
私は、見えない世界、精神世界に関してとても好きで、何か大きな決断する時など、大切な意見として参考にしています。もちろん、最後に決めるのは自分ですが。
実際に、お抱えで視ていただく方が数名います。彼女たちの得意分野がそれぞれ違うので、用途に応じてね。きっとどの人とも波動が合うのだと思います。
そんな私、30代半ばまでは、そのようなこと(精神世界など)を全く信じないリアリスト、唯物論者でした。見えるものしか信じない!本気で思っていました。
しかし、物理量子学を知ってから、「精神世界はやっぱりある!」と腑に落ちました。当時、物理学を専攻している大学生から話を聞いたのがきっかけですが、科学から入る精神世界だったのです。
その彼は、「どうしても科学では説明できない部分があり、それはまさに『神の領域』です」と。彼の言葉は今でも忘れらません。
見えない世界を全く信じないどころか、完全に否定的だった私が、今では結構精神世界で生きている、と言っても過言ではありません。そして今では私の生き方のベースとなっています。
能力は人それぞれ
スピリチュアル能力を授かった人々は、特徴や得意分野がそれぞれ違います。私が視ていただいている人たちも、またしかりです。
ある女性は、聴覚的なことが冴えていて、声でメッセージが聞こえます。(声と言ってもイメージのような感じでしょう)
ある人は、ガイドさん(守護様)と会話ができます。映像で見たり、そのガイドさんが本人に何と言っているかを通訳できます。本人以外の、関わる人のガイドさんともすぐチャネリングできるので、見えない相手でもすぐにつながり、その意思を伝えるのが得意です。
ある人は、人にチャネリングするのが上手なので、その人の意思がどうなのかをすぐに視れます。それだけでなく、視覚的要素が非常に得意で、その人の家の様子や容姿、心の中が見えたり、状況などもすぐにわかります。
ある人は、未来を読むのが得意です。しかし、聞かれない未来は一切伝えません。なぜか?未来は決まっていないからです。「今の状態からこのままだと、こうなるよ?」ということは、特殊能力がない人でも想像ができますね。
むしろ、どうなりたいかを聞き、そうなるためにできることなどは伝えるかもしれません。極めてコーチング的なのです。
地に足のついたスピリチュアルストの共通点
彼女たちに視てもらう中で、「なぜこんなにも波動が合うのだろう?」と得意の人間観察をしましてね、そして何点か彼女たちに共通していることを見つけました。それは非常に現実的であるということ。むやみやたらに、いいことも悪いことも伝えません。聞かれたことだけ、そして必要なことだけを伝えます。
「ふわふわと、気分がよければ引き寄せられます」
「欲しいものが何でも手に入りますよ」
「何もしなくても、いい気分でいるだけでいいですよ」
なんて言いません。それよりも
「努力してください」
「どんどん動いてください」
「結果が欲しいなら行動してください」
全員、現実的な仕事も掛け持ちでされています。お勤めをしながら活動していたり、主婦業と占い両方やっていたり、さらには、起業しているので、他の事業も抱えていたり。
そして、全員のもう一つの共通点は、それぞれが非常に勉強熱心です。自分の能力に慢心していません。占い師としてお仕事を、お金を頂戴してやっている以上、ある程度の知識なども勉強されたばかり、そして今でも、精進するよう、学ぶことをやめていません。
それだけでなく、その慢心が生活に現れぬよう、自分をコントロールし、我欲に持って行かれぬよう自分をしっかり見守っています。地に足をつけたスピリチュアルとは、現実的かどうか、ということです。
主観ですが、本物たちは、驚くほど現実的であり、驚くほどリアリストです。そして、「ああしなさい、こうしなさい、こうであるべき」などの、他人様の人生の手綱を自分が持っているかのような、そんな言い方を一切しません。
もし、上記のような言い方でやっている占い師から占いを受けた人は、いずれ、自分の知覚力、認識力、思考が奪われてしまいます。なぜなら、依存させる関係を作ってしまうからです。
大切なことは、特殊能力、スピリチュアル能力をを持った人であっても、私たちと同じ「人間である」ということ。つい人格者だと勘違いして、崇め奉ったりする人が多いですが、それが一番危ない行為なのです。
もちろん中には、素晴らしい人格者もいます。しかし、スピリチュアル能力を持っている人=素晴らしい人、というフィルターがかかってしまうと、もしその人から悪い予言をされた時に、あなたが鵜呑みにしていたら、それが現実になる可能性は大きくなってしまいます。
まずは、自分に問うてみよ
「情報を鵜呑みにしない」これは占い師に限らず、私のような発信者に対しても同じです。
思考力、識別力、知覚力を停止してしまうような、ミスリードをしてしまう可能性もあります。それが意識的か無意識か、どちらであっても依存関係を作ります。そして、何かを搾取しようとしていたり、誰かから、お金や時間、意識を奪うのです。
ですから、私の発信に関しても、全てを鵜呑みにせず、「ワタナベさんと私は違う、その上で、参考にできる点を拾っていこう」でOK。拾えるところがあれば拾い、なければスルーでいいのです。
他人からの意見は時にとても大切ですが、まず、何か起きた時には、誰か他人に問うのではなく、自分に問う練習をしましょう。
もっと自分の直感の声を聞く練習をし、それをキャッチして行動する練習もし、そして、自分で、時には他人に背中を後押ししてもらったら、きっと、スピリチュアルに傾倒しすぎず、地に足をつけた現実的な生き方ができることでしょう。
ネイティブ・インディアンの教え
私は、ネイティブ・インディアンの教えがとても好きで、私の人生観も要約されています。最後に皆さんへ、この言葉を紹介して、今日の記事を終わります。
私の前を歩くな 私が従うとは限らない
私の後を歩くな 私が導くとは限らない
私と共に歩け 私たちはひとつなのだから
(ソーク族の格言より)