批判がすべて悪いわけではない

批判がすべて悪いわけではない

本当の批判とは何か?

今日は少し長くなりますが、大切な記事です。

発信者、表現者として、こういう仕事をしていると、批判・非難を受けることがあります。胡散臭いことを教えている!金の亡者だ!など、色んなことを言う人もいらっしゃいますが、ただの悪口や鬱憤晴らしのケースもありまして・・・

今日の記事は、そういう類のものではなく、本当の批判について。

批判と非難と否定には違いがあります。「批判」とは論理的なもので、本来は、根拠を示しながら、改善に向かっていくためのもの。

改善が必要な部分に関して、新しいアイディアや代替案を出してくれる場合には、ありがたい情報です。クレームもそうで、お客様からの会社への指摘ですから、真摯に受け取り、改善を測ることでクレームが宝となるかどうか、という分かれ目となります。

何か新商品を出した時には、実はまだ完成品ではないことがほとんどです。そこからお客様の声を取り入れて、改善を図り、どんどんモデルチェンジをして進化していくのですが、それには前向きな批判が必要だったりするのです。

見えるもの・聞こえるものだけに捉われない

私のような発信者をやっていますと、影ではワタナベの批判者、きっとアンチと呼ばれている人々もいることでしょう。色々と書かれている可能性もあるわけで。

定期的にブログを読んで下さってる皆さんに私から伝えられることは、アンチの言葉に耳を傾けないでスルーして!・・・ではなくて、一旦立ち止まって「本当に、ワタナベの言っていることはそうなのかな?」と疑うことも必要だ。ということ。

情報を公平な目で見てみたときに、あなたの直感は何というか?なのです。

「ワタナベさんが紹介しているから安心!間違いない!」
「ワタナベさんがゴーヤにわさびをつけて食べると美味しいって言ってたから美味しいに違いない!」
「ワタナベさんにお金をあげると、金運が上がるから、100万円あげよう!」

すみません、後半は少しふざけました(笑)

調べない、考えない、思考停止の状態で、情報をそのまま鵜呑みにしない!その状態は何にしても危険、ということ。ですから、私がここで発信することに関しても、ぜひ、ニュートラルで受け止め、「そうなのかな?私はどうなのかな?」と自ら考えてほしいのです。

「思考停止しない」ということは、ブログを始めた当初から変わらずお伝えしています。この記事を出すことで「責任逃れだ!」と言ういう人もいるのですが、責任は当然、私ではなくて本人にあるものです。

だからこそ何にしても、自分の頭を使って、直感を使って考えよう、ということをお伝えしたいのです。結局、情報の取捨選択は自分の責任である、です。

批判=悪であるの勘違い

そして、重要なことは、批判者はただ面白くて叩いている人たちもいるかもしれないですが、ある意味、啓蒙活動な場合もあるのです。

批判とは内容や言葉使いなど、聞き心地が良いものではないかもしれませんが、実は、そういった啓蒙活動や運動で、世の中の物事の改善がたくさんなされてきているのも事実です。

私の好みじゃないこと=悪だ、悪いことだ!私を批判するもの=悪だ、間違いだ!との図式を作ってしまうことが、本当に怖いことなのです。これは自分だけの「正義」でありそれを発信したら、分離を生んでしまうから。

少し影響力のある人が発した言葉は、法律並みに鵜呑みにしてしまう傾向をファンの人々は持っています。ファン心理や集団心理は本当に怖いものです。

よく私は、組織が嫌いだとか、組織を作らないとか書きますが、実は、実体験によるものなのです。

ワタナベの実体験~組織に属していた頃の話~

話はさかのぼり、30数年前のこと。私はとある組織にいたことがありました。宗教的なもの、ネットワークなどにも所属していたことがあります。

しかし、そこであくまで私が経験したものは、今思えば、マインドコントロールでした。それは、心理学やら脳科学、そしてNLP、暗示療法、催眠療法などを学ぶに従って、その手法が今ならありありとわかりました。 

日本人は特に、強い発言力を持つ人に思考も心も預けてしまう傾向があります。島国気質なのか、特に人と違ったことをするのが怖い、嫌われるのが嫌、そして結局、考えたくないのですよね。

自分に向き合うって面倒ですし、大変ですし、誰かが言った言葉を信じるのが一番楽ですから。

洗脳は、洗脳されているとは思い込ませないのが洗脳ですし、そして、自分の意思でそれを選んでいるんだ、と思い込まされています。

もちろんすべてではありませんが、最初は愛と義と公平を求めた組織が、そうなってしまうところもあります。上に立つ者も、最初のよい動機から違う私利私欲、自己の歪んだ承認欲求を満たす方向に、本人たちも気づかぬうちに変わってしまう人も多いのです。

前向きな批判は良くなるためのもの

影響力のある発信者が「自分が正しい」と強く主張した途端、ファンやその人を好きな人々、その人を信じてきている人々は、調べもしないで鵜呑みにします。

私自身も揺るぎない自信みたいなものや、自分の好みや意見も、もちろん、持ち合わせてはいますが、それでも必ず何割かは「自分は大丈夫?間違っていない?」と定期的に、自分を見つめ直し、自分に問うようにしています。

だから、一つお勧めは、ワタナベ薫を疑ってみること。本人でさえ、時々自分を疑っているくらいですから。多少の影響力があると、慎重になります。ミスリードしてしまう危険性があるからです。

ただ、私も人間ですから、毎日訪問者がいるこのブログでみんなに受け入れられることは書けなくて、私の発言で不快に思う人もいることでしょう。そういう時も、スルーか、見るのをやめる、という選択で、対処してくださいね。

批判には、根拠があって、そしてそこを改善する、という意思の元、批判がなされるわけですから、そういった前向きな批判は、時に大切になのです。

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ワタナベ薫さん、小野寺さん、西森さん、シンジ