あなたにとってどんな存在?~嫌いな人・良い人の意味~

あなたにとってどんな存在?~嫌いな人・良い人の意味~

嫌いな人とは関わりたくない!けれど・・・

「嫌いな人とは付き合わないで、好きな人・良い人に囲まれて生きていきたい」誰もができるならそうしていけたらいいな、幸せだなと思うことでしょう。

しかし、中々そうはいかないのがこの三次元の世界であり、「なにアイツ!ムカつくー!!」「信じられない、大っ嫌い!」そんな人と出会ってしまうこと、ありますよね。

しかし実は、あなたが嫌いだなとか、なんか心地よくないな、と感じるのは、とても大切なことで、あなた自身の「不快」を知るバロメーターとなります。

これがなければ、逆に、あなた自身の「快」もよくわからないのです。心地よい感情は、あなたを不快にしない環境であったり、あなたを不快にする人がいない、ということだから。

付け加えて言えば、あなたを不快にする人や、あなたの嫌いな人がいたとしても、どう付き合ったらいいのか、どう対応したらいいのかがわかっている状態ですと、不快にしない環境を作り出すこともできるのです。

嫌いな人が現れる意味

嫌いな人を見るたびに、「ああ、ムカつく!嫌いだ!」と素直に感じることもできますし、「私は、ああいう人が嫌いなんだ」と、その人を見ることで気づけます。

その人は、自分の好き・嫌いを教えてくれる貴重な存在ということ。極論、それらを知るために、そういう人々はあなたの前に現れてくれます。それもまた、あなたの心の中にあるものを知る、一種の投影なのです。

不快な人がいると知り、不快な人に近づかないようにすれば、心の平安を保てますし、反面教師として、自分の行動も振り返ることができます。

自分を必要以上に責める必要はありませんが、往々にして、人は自分が見えないものですから、人の振り見て我が振り直せ、ということになるのです。

この辺はバランスが必要。自信がない人が、いつも自分を責めたり疑ってばかりでは、人の意見にふらふらしてばかりで、自分というものが持てなくなってしまいます。

かといって、過剰に自信があって、過信してばかりいる人は、自分の間違いや良くない点に気づくことができず、裸の王様になってしまう危険性があります。

苦手な人が目の前に現れたら、その人に注目し過ぎてイライラするよりも、「ああ、自分はこういう人が嫌いなんだ」と客観的に感じた方が建設的です。

コーチングでも大切にしている、ニュートラルに捉えること。そして「こういうタイプが嫌いなのね」と感じたら、自分が幸せになる選択をする。

嫌いなものは嫌い、無理に好きになる必要はありません。離れるなり、事務的に付き合うなり、はたまた、「人生の課題として取り組んでやる!」と前向きに向き合うのなら、それも良いかと思います。

良い人の定義

では逆に、自分にとって良い人とはどんな人なのでしょう?

結論から申しますと、それは親切にしてくれる人でも、優しくしてくれる人でも、何か物質的に与えてくれる人でも、あなたを親身にお世話してくれる人でもなくて、あなたに真実を言ってくれる人です。

真実とは、もしかしたらきつく厳しいことかもしれず、そして、そんな真実の場合は、大抵周りの人は言ってはくれません。なぜなら、ほとんどの人が、嫌われたくなければ、あなたを不快にさせたり、がっかりさせたりしたくないから。

言いにくいことや、自分では見えない何かを言ってくれる人は、本当に貴重なこと。もしそういう人が周りにいたら、とてもありがたい存在です。

それはきつく、厳しく、その時にはありがたいとは思えないことがほとんどかもしれません。ですが、精神的に成長した時に、「あの時、あの人が言ってくれたお陰で・・・」と、当時の言葉が涙が出るほど身にしみることもあります。

一般的に人は、表面的なお世話をしてくれる人、何か良いことをしてくれる人が、良い人だと思ってしまう傾向がありますよね?もしかしたら、その人に何か思惑があって、接している場合もあるのに。

でも、相手の動機までは見えないので、優しくされたり、助けてもらったり、表面的なことで、全てが良い人に見えてしまう。

真実は、見えない部分の1割に含まれていて、表面化しているものは、ほとんどのケースで虚像です。

きつく厳しい言葉は「ありがたい」

私に関して言えば、厳しいことを言ってくれる、10歳ほど年下の女性がいます。

利害関係がない相手で、心を裸にして付き合える仲。いくら厳しくても、その背後には愛が溢れており、厳しい真実の助言へ「ありがとう!また言ってね!」と感謝しかありません。

家族以外で、真実を伝えてくれる人は、本当に本当に貴重な存在です。もしそういう人がいたら、大切にしたいですね。

家族で言うと、私の母。事業のこと、セミナーや講演など、私が仕事の話をすると嬉しいそうに聴いてくれる中でも、「思いあがんなよ」と言葉をかけてくれました。

「がんばってるね」ではなく、一見きつい言葉に聞こえますが、私にとって、母のこの言葉は本当にありがたいのです。

どんな人も必要な人

いかがでしたでしょうか。嫌いだと思う人は、あなたの感情を教えてくれる存在であり。そして良い人というのは、厳しくも愛ある言葉をあなたへ言ってくれる存在です。

広い視野で見た時、どんな人も自分の人生の中で必要な人であり、人は出会いによって、学び、知り、深まってゆくのかもしれませんね。

この記事を書いた人

wjproducts

カオラボの管理システムのログインパスワードと共通?
パスワード変更時は関係者にも要連絡

【関係者】2022年4月23日時点
ワタナベ薫さん、小野寺さん、西森さん、シンジ