「やめたい・やりたくない・なりたくない」から見えてくるもの
貴重な時間を何に使っていますか?
毎年発行している未来手帳には様々なワークを取り入れています。
一部ご紹介すると、「やりたいことリスト」「やめたいことリスト」を活用することでより思考がシンプルになったり、時間軸のスケジュールで逆算して、サクサク行動できるようになったり。
時間は皆平等であり、有限であり、貴重です。この時間の積み重ねが人生となっていきます。自分の人生ですから、やりたくないことや行動できないことに時間を費やしているなんてもったいない話です。
まずはやりたくないことなのにやっていた、ということを減らし、エネルギーと時間をやりたいことに費やしましょう。
その為にも、今日は未来手帳をもっと有効活用できるように(お持ちでない方もできるように)ワークの一部をお伝えします。
やめたい・やりたくない・なりたくないリストの活用法①
まず、紙とペンを用意して『やめたいこと』『やりたくないこと』『なりたくないこと』と書きます。次にこれらを項目ごとに思う存分書き出します。例えば
【やめたいことリスト】
・先送りしてしまうこと
・ダラダラとネットをみること
・汚い部屋で過ごすこと
・夫への意地悪な言い方
・子どもをガミガミ怒る
【やりたくないリスト】
・時間に追われた仕事
・家事
・会社務め
・お金の管理
・好きではない人との仕事
【なりたくない人リスト】
・意地悪な人
・人によって態度を変える
・お金にケチでせこい
・人を裏切る
・不平不満ばかり言う
「これは無理かな、できるかな・・・」などの枠を外して、思ったことを書き出します。そうすることで、やりたいこと、なりたい自分は上記の反対であると気付きます。つまり次にすることは、上記の言葉を肯定的な表現で書き直してみることです。
否定形だけで書き出して終わってしまうと、モチベーションが下がりますし、そのままの言葉が潜在意識にも脳にもインプットされますので、そのような人生になってしまいます。
なので、「~たくない」を書き出した次のステップは、ポジティブワード、肯定文に書き換えるのです。
やめたい・やりたくない・なりたくないリストの活用法②
やめたいことを肯定文に変換すると、こんな感じです。
【やめたいこと → やりたいこと】
・先送りしてしまうこと → すぐやる癖を付けてサクサク動く
・ダラダラとネットをみること → 時間を決めてネットをみる
・汚い部屋で過ごすこと → きれいな部屋で過ごす
・夫への意地悪な言い方 → 夫には思いやりのある言葉で話す
・子供をガミガミ怒る → 理性的に叱る、教える
【やりたくない → やりたい】
・ 時間に追われた仕事 → 自由な仕事、起業する
・家事 → お手伝いさん雇う、または夫にも手伝ってもらう
・会社勤め → 起業する
・お金の管理 → 経理や税理士さん雇う
・好きじゃない人との仕事 → 好きな人と組む、雇う
【なりたくない → なりたい】
・意地悪 → 優しくて親切
・人によって態度を変える → 誰にもこびない、自分らしくいる
・お金にケチでせこい → 寛大な与える精神
・人を裏切る → 誠実である、正直である
・不平不満ばかり言う → 感謝の気持ちを常にもつ
これをすることによって、より一層、自分の夢や目標、そして、どう在りたいか?どう生きたいのか?が明確になります。
書く、という作業はとても大切で、書き出して可視化されると、やりたいこともなりたい理想の自分もイメージできます。すべては陰陽一体、表裏一体、やりたくないことのリストアップは、やりたいことやなりたいものが見えてくるのです。
特に「なりたくない自分」と「なりたい自分」を意識しますと対極の姿を思い見ることができるので、早くその理想に気付き、そこに向かって行きやすくなります。
結局「すぐやる人」がうまくいく
最後に、前述でも出てきましたが、やりたくないことの一つに、面倒なことをつい先送りしてしまう・・・ありませんか?私も今はだいぶ改善されましたが、過去は先送り癖がありました。
先送りばかりしていると、あとからやることがいっぱいでそれを処理したり片付けたりするのに非常にエネルギーを使います。
結局やらなければならないのなら、少しのエネルギーで済むうちにやった方がいいですね。スキマ時間を使うことも生産性のある時間の使い方をするのにも、「すぐやる」習慣が必要です。
「先延ばししようかな・・・」と思った時には、次のように心を込めて声に出してみましょう。
「先にやっちゃおう!」もしくは「先にやっつけちゃおう!」 私は「やっつけちゃおう!」のほうが動きたくなるので、そっちを採用しています。
事務関係の仕事などでも、執筆でも、お茶する前に、少しでも「先にやっちゃおう!」で、とりあえず動く。すると結構動けちゃうものです。ポイントは言葉に出して言うこと!言葉の力が初動のエンジンとなります。
この先送り癖も、未来手帳の時間軸スケジュールを使って、未来を設定してから行動をする、という癖付けができると、もっともっと動きたくなります。
大切なことなので繰り返しますが、人生も時間も有限です。限りがあるからこそ、面倒なことを先送りしてダラダラと過ごし、結果余計に時間とエネルギーを取られてしまわないように。
あなたの貴重な時間は有効に効率よく使っていきましょうね。