部屋が私たちに与える影響~片付けは効果絶大~
部屋は私たちに大きな影響を与える
いつもはリビングの外の風景が見える場所で執筆をしていますが、私の場合、同じ環境ばかりで仕事をしますと、あまり閃きません。さらに言えば、散らかった部屋で執筆しようとすると、気分が落ちつかず、集中できません。
ほとんどの著者さんは、かなり乱雑な部屋で執筆活動をされているのを写真などでみかけますよね。私も、数時間もたてば資料の山となり、机の上はてんこ盛り状態にもなります。
しかし、はじまるときだけは、何もない状態、片付けられた、ホテルの部屋のような状態にしてから仕事を始めると、最初の集中力は格段に上がります。
もともと集中力が続かない性格でもありますが、この環境づくりに徹してから、執筆など結構はかどるようになりました。
と言っても、完璧主義でなくかなりゆるめに継続しています。翌日に仕事の続きをしなければならないときは、資料を片付けてしまうと、わからなくなりますので、崩れ落ちそうな壁のように、重なり合った資料のまま寝ることもよくあります。
すべてのものには周波数があるから
興味深い調査結果を見つけました。プリンストン大学の神経科学者は、整理された環境と雑然とした環境では、人間の仕事のパフォーマンスに違いがあることがわかったと報告しています。
「確かに」身をもって感じていますが、その研究結果によると、周辺環境が物理的に散らかっている場合は注意力が散漫になり、パフォーマンスは落ち、ストレスは増える、ということです。
さらに、UCLAの研究チームが、ロサンゼルスの32の家族を観察したところ、母親は身の回りの物に対処している時に、ストレスホルモンが放出されていたとのことです。物質に囲まれている状況であったり、見ていたりするだけでもストレスになる、ということでしょう。
自分の部屋の中にある物質1つ1つは、固有の振動数があって、つまりそれが波動なわけですが、それらは私たちの波動と共鳴したり、干渉し合ったりしています。
上記の調査結果のロサンゼルスの母親たちが身の回りの物に対処している時にストレスを感じるのは、その物が発する波動と干渉し合っているから。干渉とは、力を弱めることになるからです。
『きれいな環境の方が気持ちがいい』とは、物質同士のがちゃがちゃしたバイブレーションがなく、波動が干渉しあわないから、自分の力が弱められない、ということなのです。
小さな習慣は人生を変える
散らかった部屋にいると、なぜかわからないけれど疲れる、動きたくない、と感じたり、お尻が重く感じたり、皆さんも経験ありませんか?
逆に、部屋が整理整頓されていると、行動力が上がったり、サクサク動ける感覚になったり、部屋はキレイに片付いているほうがパフォーマンスがあがる、ということは想像していただけることでしょう。
掃除や片付けに関しては、これまでも拙著の中で多く伝えてきました。
・自分が一番多く居る場所から片付ける
・一番狭いところから片付ける
・5分だけ片付けてみる
・スペースを区切って片付けてみる
・少しの片付けを習慣化してみる
など、どれも私自身実践してきたものばかりです。ガチガチじゃなくても、それでも小さな習慣をコツコツ実践し、習慣化できた時には、大きく日常が変わっていきます。
日常が大きく変わるとはどういうことでしょうか?そう、人生が変わると言うことでもあります。人生を変える秘訣は、小さな習慣化にとても大切な要素が詰まっているのです。
例えば、寝る前の5分片付け、という小さな習慣を1年続けたら、どうなるか想像できますか?365日×5分=1825分間も片付けていることになります。
もし、毎日朝晩5分だけ筋トレするなど、小さな習慣が身に付いたら、一日10分×365日=3650分間も筋トレをしていることになる。小さな習慣、侮れませんよね。
まずは部屋を片付けよう!
いかがでしたでしょうか。散らかった部屋からのエネルギーは、ストレスになったり、疲れが取れなかったり、動きたくなかったり、どうしても重いエネルギーになりがちです。
本当に狭いスペースから、もしくはパーツごとに区切って片付けていき、身体が重いエネルギーで疲れてしまう前に、対処しましょう。
私はというと、小さな習慣ですごく調子がいいです。寝る前に机の上やテーブルの上を片付けること、食器洗いをためずにすぐに洗う、そして、ご褒美は仕事をしてから与える、面倒くさいと感じることから着手する。それをやり続けたら、身も心も空気もとっても軽やかになってきました。
軽やかなエネルギーは行動力を上げてくれます。まず少しずつ片付けてみましょう、本当に変わりますよ。