いつも同じような問題に直面する意味~問題がかるくなる方法~
同じような問題に直面する理由
あなたにとって似たような問題、似たような嫌な人、いつもいつも同じような場面に直面することがありますが、なぜでしょうか?
答えは簡単です、そこから学べていないから。言い方を変えれば、その問題、その嫌な人をまだクリアできていないから。
乗りこえられた時に、次に同じようなことが起きても、乗りこえられる術を知っているので、もう、問題とは思わない、1つ賢くなっているのです。
しかし、いつもいつも同じような問題や同じような嫌な人に悩まされる場合は、まだ、その問題の対処法を知らない、もしくは、その嫌な出来事からの教訓を拾っていないから。
何か問題が起きたり、嫌な人に悩まされる時というのは、いつも、それを「嫌な出来事」と意味付けてしまい、避けたいとか、関わりたくない、とか、抵抗してしまうことがあります。しかし、そんな嫌な出来事でも
「これは自分の問題解決能力が試されているだ」
「この出来事は、人としての器が大きくなるチャンスなのだ」
「この人のお陰で、忍耐力というのが何かが本当の意味でわかった」
「反面教師として現れているんだ」
このように、自分に都合のいい意味付けであったとしても、健全な教訓を拾うと、次に似たような問題に直面しても、簡単に乗り越えられるようになることでしょう。
そうしますと、もう、その問題に関しての神様からの課題は終わります。似たような問題は、次に直面しても、もう問題ではなくなり、次の課題に挑戦できる自分になっているのです。
その問題の教訓は何ですか?
この記事を書いている私も、のど元過ぎれば熱さ忘れるで、痛い思いをしていても、すぐにプラスに転換してしまうので、痛みを味わい切れず、また同じ失敗をする分野があります。
「あ、またやってしまったな」と思うのですが、しかし、苦しさに長い間いなくてすむようになった、というのも自分では成長の1つなので、良しとしたいところです。
嫌な出来事、嫌な人からは、教訓を拾うこと、そして、もし、近い将来、似たようなことに出会ったら、「自分はどうする?」と、もう答えを事前に出しておくのです。コーチングでは、フューチャーペーシングと言います。
未来に意識を向けて、もう答えをあらかじめ出しておくと、悩まず、忘れず、すぐにその乗りこえられる術を思い出し、対処できるようになるのです。するともう、同じ問題は起きません。
人生って不思議なもので、やっぱり前もって課題を決めてこちらの世界に来ているのかしら?と思えてきたりしています。それもまた、自分にとって都合のいい意味付けだったりするのかもしれませんが、そう思えた方が幸せなので、私は採用しています。
つらい時こそ視点を上げる
前述のように、前もって課題を決めて来ているとはいえ、やはり直面するとつらいですし、悲しいですし、しんどいですね。人並みに私もそれを味わってきました。
しかしそこに長く居続けると、辛さが何十倍にもなることが分かっていますから、経験上、早く抜け出したい、そんな時に大切なのが、視点を高く持つということ。これは未来は未来に意識を向ける上でも大切です。
人生の中の嫌な出来事や嫌な人との直面は、低くかつせまい範囲の中で見ています。視点を上げ、事態を見てみることが、俯瞰(ふかん)であり、客観性であり、他者目線であり、神様の視点にちょっぴり近づけます。
しかしながら、多くの人は、視点を高い位置から見たいとは思っていません。だから、ずっとつらい、悲しい、しんどい、の中にいる、そしてそれらの原因をずっと他人の責任にしていたいから。
他人の責任にしているとは、石ころにつまづいて、膝小僧を擦りむいて泣きながら「誰だ!こんなところに石を置いたのはー!」と立ち上がりもせずに、子供のように足をジタバタさせてそこで文句を言う人のよう。
人生でも同じで、苦しいことや辛いことを誰かのせいにしていると、道で転んで起きない人と同じ。さっさと立ち上がり、前を向いて歩いたほうがいいです。
中には、前を向くためのヒントをたくさん集めても、頑なに言い訳をして、その状況から抜け出せない人、それはやっぱりそこを経験したいのでしょうね。
もちろんその経験もいいのですが、しかし、問題をクリアしないことには、また同じ問題、同じ事象が起きる。または次回の人生(来世)も同じ課題を与えられるでしょう。
だから、つらい時こそ視点を上げ、物事の全体像を見て、問題という枠から飛び出して、次の質問をしてみるのです。
そのことは自分の人生でどんな意味があるのだろう?
このことから学べる点があるとしたらそれは何だろう?
そこから抜け出すために必要なことがあるとしたら何だろう?
質問は、答えを探せばいずれ見つかります。高く見晴らしがいいところから、自分の人生をどう見るかで、これから向かう未来も全く変わっていきます。
何事もいっこいっこ
最近の私はというと、同じような問題は起きないのですが、良いことと同じくらい、新たな問題もたくさんやってきます。あれや、これや、それもか!?みたいな、 忙しいったらありゃしない 笑
しかし、こういう時は自分のキャパシティがさらに広がる時でもあるので、落ちついて、いっこいっこ対処していこうと。
部屋を片付けるのも問題対処も、順序を立てたら、いっこ、いっこ。
台所の洗い物が増えたとしても、洗うのは、いっこ、いっこ。
今日のTODOリストがたくさんあっても、順番にいっこ、いっこ・・・
マルチタスクは素晴らしいですが、何か10個やることがあっても、やる時は10個すべてはできないので、「いっこ」からなのです。これだけで気分が軽くなりますよね。
そう、いっこ、いっこ。何事もいっこいっこやってけばいいのです。