願いが遠のいていかないために大切なこと

願いが遠のいていかないために大切なこと

物事の見え方はすべて・・・

何に対しても言えることですが、強く願えば願うほど、その願いが遠のいていってしまいます。長きにわたり読んでくださっている読者様には、これから書くことをご理解いただけると思いますが、初めての方や最近の読者様には、ちょっと反感を買うかもしれません。

自分の見える世界を変えるには、内側(見方、意味づけ、心持ち)を変えるしかない時があります。物事の見え方というのは、すべて自分の内側にあるものが投影されてあなたにはそう見えているのです。つまり、他の人が同じ事象を見ても、同じようには見えないということ。

世界が悪に満ちているように見えるのも、自分の心の内側が見せている、とも言えます。「世界が平和でありますように」という一見、素晴らしい願いであったとしても、穏やかにそれを祈る気持ちとは全く逆の感情、あまりに強くて執拗な願いでさえも、内側には「平和じゃない」という何かがあるから、それを願うのです。

負の感情でなく、あたたかく優しい思いから

わかりやすい例えで言えば、良く言う「お金が欲しい」は「お金がない」のインプットである、と同じ原理。心穏やかに願う「平和になりますように」ではなくて、世の中の悪に怒りを感じ、「世界は平和にならなきゃならないんだ!」は、「世界は平和じゃない」がインプットされ、その現実ばかりが目に飛び込んできてしまう。

「世界は平和です」と思っている人にとっては、平和なのです。もちろん、温かい心で祈る気持ちはとても大切なことですが、正義感が強すぎて、悪に対する怒りがゆえ「悪を自分が罰してやる!」という負の感情に満ちた動機で願い、祈るならば、そこに存在する世界は、平和でない世界なのです。

むしろ、平和な世の中を温かい気持ちで祈りつつも、「こうなったら、もっともっと平和になるよね」さらに、「もちろん、今も幸せだけど、こうなったらますます幸せ」と、温かい気持ちで願う思いや祈りは本当に大切です。

「平和であるように世界を変えたい!」「みんなが楽になる生き方をするために変わらないといけないんだ!」という意識は、平和じゃない現実と、楽じゃない生き方をする人々と、変わらなければいけない現実を作り上げてしまいます。

怒りと負の感情は強いものですから、成し遂げる力もあります。しかし、その感情から発するバイブレーションで得られる結果は、それに準じたものなのです。

「大丈夫。きっと上手くいく」

「いや、現実問題、戦争も紛争もあるし、飢餓も貧困も、経済的格差もあるし・・・」と言いたくなるのもわかります。しかし、ほとんどの場合、自分に直接関係のないことばかり。

関係がないから「見ない」のではなくて、それらがなくなるために、身近な人々の幸せのために祈りを捧げたり、世界が平和であるイメージはもちろん大切です。

そして、できる範囲での、現実的な対処は絶対必要になるのですが、それも、負の感情に満ち溢れてやるよりは、それらが到達した、いい未来のイメージを持つこと。

「自分さえよければいい」「利己的に生きよう!」という事を言っているのではなくて、みんな想いは、潜在意識、集合意識体、宇宙、素粒子・・・と、繋がっているものだから。負にばかり注目していると、もっともっとそれらは増大していく定めを追います。

それよりも、自分の目の前にある幸せを数えて、「ああ〜、幸せだな。みんなも幸せだな」「あの人は今、つらい想いをしているけど、彼女なら大丈夫。だって、みんな幸せだから」と、思い捧げる方が幸せが増大していきます。

自分に関係のない事で、心を痛める事は誰でもあります。それは、慈愛に満ちた優しい心ではあるのですが、いつまでも一緒に悲しむよりは、むしろ、「大丈夫!」という気持ちで見守るほうが、良い影響があるのです。

「大丈夫。きっと上手くいく!」という思いを、祈り捧げましょう。

他人は変えられない、だから

今日は平和とか大きなテーマを扱いましたが、小さな日常のことにも当てはまります。子供のこと、家族のこと、友人関係・・・「なんとか変えてやりたい!」と思った時に起きる現実は、「変えなきゃならない」と思っている現実。

人生は自己責任です。他の人を変えてやろうなんてことにエネルギーを使うより、自分の「生き方」にエネルギーを使った方がいいですね。

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