一番長くいる場所をお気に入りにしよう
散らかった部屋にいると休まらない理由
私が家の中で一番長く居る場所はリビングです。自宅での取材依頼があった時などは、いつもより念入りに掃除します。
片付けたあと、掃除したあとというのは、気持ちもスッキリし、「この状態を維持しよう」という気持ちにもなります。
とはいえ、いつも片付けているわけではありません。ハナは人間の子供のように、床一面に自分のお気に入りのオモチャで遊びまくりますから、ある一定の時間は散らかしっぱなし。
しかし、一日の区切りで1分もかからずに、おもちゃ箱に遊んだオモチャを戻します。(ハナに人間の子供のように教えられたらいいのに・・・)
片付けたおもちゃ箱は、私から見えない死角の位置に置いているので、物が発する周波数、視覚を通して入る情報でごちゃごちゃすることもありません。
毎日掃除をすることはハードルが上がりますが、私がいつも心がけていることは、ごちゃごちゃしたものは目隠ししておく、ということ。それだけで、脳内は休まります。
脳は常に情報を取り入れ続けています。視覚情報で疲れた、というのは誰もが体感したことがあると思いますが、部屋がごちゃごちゃしていると疲れるのはそのせいで、何もない部屋は「気」がいい、と感じるのです。
自分が選ぶものを妥協していませんか?
そして実は、人生の妥協度はあなたの部屋にあらわれている、といえます。
これは部屋が汚いとか、ダサいなど表層的なことではなくて、あなたがその状態に、あなた自身がどれだけ満足しているか?ということ。
部屋の家具や外見的な部分にどれだけ満足しているかが、あなたの人生の妥協度に現れます。なぜなら、部屋の家具も、服もファッションアイテムも、あなた自身が選んでいるものだから。
その部分は自分でコントロールできます。コントロールできるものに関して、満足していないのであれば、妥協している可能性がある、ということです。
主導権が旦那さんにありインテリアなど意見を言えない、という場合もありますが、しかし、もしその状態に不満を抱いているだけだとしたら、厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、それもまた妥協に入ります。
物質的なものは自分で選べるので、そこに満足しておらず、妥協してそれを少しずつ許してしまえば、いつの間にか人生全体が妥協になってしまう可能性大です。
妥協が多ければ多いほど、人生においてもそうなってしまうので、本当に気に入ったもの、迎えてもいいものと出会うまで待ってみることをお勧めします。
過去私はかなり長い間、ソファーのない生活をしていました。「出会うまで買わない!」と決め、それはそれで部屋が広々として心地よかったです。
また、過去に欲しいダイニングテーブルがあったのですが、お金がなくて買えない時代は、テーブルのない生活をしていました(笑)今思えば、それもまた経験として、妥協していない自分にも気分良く過ごせました。
無いと困るものは、出会うまでの間、ということもあるでしょうからそれは致し方ないですが、出会うまで待つのもなんだかんだ楽しいものですよ。
物質が少ないとエネルギーも軽やかに
家具家電などの物質もエネルギーですから、物質が多いと、それらを管理するために自らのエネルギーを使います。
電子レンジというエネルギー体があれば、それを掃除し管理するエネルギーを使いますし、ラグマットがあれば、それを洗うとか掃除機をかける、というエネルギーを使います。
だから、物は少ないほうが自分のエネルギーもそれに準じて、無駄な消費がなくなります。
好みでない物質に囲まれてての疲れや不快感が分かると、人はやはり心地よい方を選びたくなるもの。だから、お気に入りでない物や、散らかっている部屋には、もう戻りたくありません。
ダイエットや筋トレも同じ感覚。太った時の不快感と、引き締まって軽くなった時の心地よさ、両方を味わっているので、快を感じる方を選びます。
というのも、私が子供の頃は部屋の整理ができず物に囲まれていました。しかし、物を減らし、好きな物に囲まれることで得られる空間、そして無駄なエネルギーを使わない心地よさ、ラクさを体感して変わりました。
自分の居場所を自分で心地よくしよう
最後に、間違いなくマイケルやハナも、いまのスッキリしたきれいな空間が心地いいようで、何もないリビングの床で思うままにゴロゴロしたり、洗い立ての洗濯物やベットシーツに埋もれて寝ていたり・・・
特に動物たちは、その物質から発する周波数には敏感なのかもしれません。(温かいところにも敏感ですが・・・笑)
高級な物があることが贅沢ではなくて、何も置かないことで得られる空間の贅沢というのもあります。自分の居場所くらいは、できるかぎり妥協せず、理想の状態、心地よい状態にしておきたいものですね。