必要な情報入が入ってくる心の整え方
心の柔軟さで情報量は変わる
発信者という仕事をして17年になりますが、私のブログにお越しの読者様は、たいへん勉強熱心な方が多いと感じています。
ビジネス、メンタル、自己啓発、成功哲学、お金、美容、健康・・・始めた当初から、情報配信型ブログを意識していましたから、情報が欲しい読者様が集まってきているのだと思います。
今回は、自分に必要な情報がもっともっと入ってくる方法について、お伝えします。
情報はたとえ同じように、同じ量を与えられたとしても、みんなが同じようには入らず、必要な情報がどんどん入ってくるタイプの人と、必要なのに情報が入ってこないタイプの人がいます。
できれば、前者の人のように、いろんな必要な情報が入ってくる人になりたいものです。
たとえば、占いをハシゴされる方がいらっしゃいますよね。占ってもらっては、その占いの内容に満足せず、違うところに行き、やっと納得する答えをもらうと「やっぱり!前の占いでは違うこと言われて変だと思ったんだよね〜」と、言う人。
占いに限らずなのですが、人はどうしても、自分が聞きたい答えを言ってくれる人の声を聞き、自分が聞きたくないことは、聞かず受け入れません。人に流されやすい人は誰の意見でも揺れる傾向があるかもですが・・・
そして情報は、心の柔軟さ、間口が広いか狭いかで、入ってくる内容も違ってきます。
聴き入れる耳を持っているか否かでは、インプット量が変わってきます。自分を信じることはいいのですが、あまりにも「自分が正しい、間違っていない」と固執しすぎると、必要な情報は心に入ってこなくなるばかりか、誰もその人に情報を分かち与えてくれなくなります。
「教えて」と言える謙虚な心
例えば、「年下からは教えられることなんてない」と思っているなら、その人が発する情報を取り入れることはできません。
どこかのセミナーにお金を払って学びに行っても、心が柔軟でないと、せっかくお金を払ったのに、心に入ってきません。時間とお金の無駄にもなっていきます。
20代の頃、、近所の50代の女性と知り合いになったことがあったのですが、その方は私にいつも「薫ちゃん、いろいろと教えてね」と。30歳も年下の私に「教えて」と言っていました。
「教えて」と言われるたびに、知っていることはお伝えしますが、それより20代の私にとっては、年下に対しても「教えて」と言える謙虚な姿勢にとても感銘を受けました。
今では私も56歳。その方と同じく年下の人にどんどん教えてもらっています。ご婦人の姿勢から学び、「私もそうしよう」と決意したこと、今でも気持ちは変わりません。
それ以降の人生でも、当時60代だったとある社長婦人は、私に対して「娘がいないから、娘がいる同じ年代の人と比べると若者の情報が少なくてついていけないから、ワタナベさんいろいろと教えて」と、このご婦人も毎回お会いするたびに、教えて星人(笑)でした。
お二人とも心がとても柔軟で、謙虚だったのだと思います。謙虚じゃないとなかなか教えを乞うことはできませんものね。
情報を「知っている」と「適用できている」は別物
コーチングスクールや、昨年今年と久しぶりに開催した講演会にも、私よりもずっと年上の女性たちが多くご出席くださいます。50代の女性もとても多いですし、60代・70代の女性もいらっしゃいます。
年上だけではなく、お立場も世で成功者と言える経営者の方や、学校の先生、そうした自ら教えるお立場の女性たちもたくさんいらっしゃいます。
彼女たちを見るたびに、私も彼女たちのような謙虚な姿勢というのをずっと持ち続けたいと、気持ちが新たなものとなります。
ここで少し、全く逆のパターンもありました。随分前ですが、当時70代の女性にあることを伝えようとしたとき、「あなたに教えられることなんて何にもないから!あなたに教えるほど知っているわよ」と突き放されたことがありました。
「この頑固な態度では情報も入ってこないだろうな」と思いましたが、反面教師として、私は70代になっても「教えて~」という態度を見習っていこうとも決意したことを思い出します。
繰り返しますが、心を柔軟にしておかないと、なかなか情報は入ってこないものです。
セミナーに行って「知っている内容だった」ということが起こった時に、「知っている内容で残念・・・」と思う人は、それ以上、知識も情報も入りません。
「知っている」と「適用できている」は全く別物である、ということすら、盲目になっていると気付きませんのでね。
時には自分を見直して心を耕そう
いかがでしたでしょうか。知識や情報が集まってくる人は、心が柔軟でそして往々にして謙虚です。常に「教えて」の姿勢でいますから、どんどん欲しい情報が集まってきます。それは、チャンスも含めて入ってくるのです。
自分を信じることはとても大切なことですが、時折、向上のために、自分のやり方や物の見方、手法などを疑ってみることが大切なときもあります。
この記事を通じて私も改めて、自分の心が柔軟に耕されているかどうか、時折立ち止まって、コーチングスキルで言うディソシエイト(客観的に自分を見る)をして、見直してみることにしたいと思います。