ビジネスが回らなくなりはじめた時にできること
起業をする女性を応援する立場から
今日の記事は、もしかしてキツイ内容と感じる人がいるかもしれませんが、愛情をたっぷり込めました。ですが、しっかり身構えながら記事を書こうと思います。
どうしても起業する女性の応援のための記事を書いても、「叩いている」とか「同業者叩き」と、取られる人もたまにいて。
過去、起業に付いてのアドバイスを書いた記事に対して、あるコンサルタントの男性が、私の記事をリツイートして、「こういう叩く記事が最近多い」みたいなことを書かれていました。
叩くどころか、私自らも起業する女性の走りであり、そして、コーチングをはじめてからずっと起業する女性を応援してきた立場なので、遺憾ではありますが、叩きや批判と捉えるか?それとも前向きな意見として捉えるかが分かれ道でもあります。
もし、今日のこの記事がキツイ!と感じる人がいて、しかしながら、まだ他の人の意見を聞く余地があったら、数ミリくらいは参考になるかもしれず、そして、ならない人にはならないかもしれません。その時はスルーでお願いいたします(笑)
起業がうまく回らなくなり始める時の傾向
起業する女性で、うまく回らなくなってしまう傾向をひとつ上げましょう。それはお金と集客を心配していて、それにいつも意識が向いてしまう場合です。
それは、潜在意識には、「集客できなかったらどうしよう」「何人来るんだろう?」「売れなかったらどうしよう・・・」という不安。それは、「私は集客できない人」と刷り込みを必死でしているのと同じ。
何かの募集をはじめた途端、集客と申込者数が気になるのはしょうがないとして、気にし過ぎてしまうこと。それより「もともとそんなに来ないかもね~」くらいに執着なく緩やかに思っていたら集客も楽なものです。
多くの場合、いかなる理由であっても、受講費は返金致しません!のスタンスは奪われたくない、損したくない、「一度手に入ったお金は渡しません!」の意味でもあります。
もちろん価値観の問題ですから、常識の範囲内ではありますが、最近は、一度申し込んだものに対しては、キャンセルポリシーとして30から50%事務手数料として頂きます、なんていうのもあるとか。
30万50%だったら、受講してもいないのに、15万円の事務手数料設定。それをおかしいと思わない講師も講師ですし、受講者も受講者です。
講師の目的がお金の場合は、どんな事情であっても一旦入ってきたお金は逃しません!のようになってしまうと、回らなくなる可能性が高いです。
これは潜在意識では、自分にはお金が入ってきづらいので、お金は逃しません、ということを心底信じ切っている証拠。つまり、お金に対する執着が強いのです。
その調子でやっていますと、いずれ、集客が苦しくなり、必然的にお金が入ってこなくなる可能性が高いでしょう。
初めてのお客様のことを覚えていますか?
前述した通りになってくると、次なる手段は有名人を利用しようとする、つまり小判鮫のように有名人にくっつき、他人の名前で集客しようとしてしまう。
最初からコラボをされる方ならまだいいですが、もし、自分に集客能力がなくなったからコラボに走る、というのはお勧めしません。
それは、今までがんばってきた自分のブランド力を捨てることになるから。この辺はビジネスセンスがないとやっちゃいがちですが、慎重にしないといけません。
もし、そこまでいっている人がいて、まだその世界で生きていきたいと思っているなら、方法はリブランディングするしかなないでしょう。
そして、もう一度原点に戻る。初心に帰る。自分がこの世界に入ったときの、心持ち、喜び、信念を思い出してください。
たった数人でも、自分のところにきてくださったお客さまのこと覚えていますか?自分を選んで来てくださった、商品を買ってくださった、たった数名かもしれませんが、自分のもとに集まったお客さんのことを。
というよりも、思い出してみてほしいのです。
回らなくなったら一からやり直そう
私は、この前の東京大阪のリアル講演会に登壇し、たくさんの読者さんを見た時に、地方でのセミナー、たった5名でやったときのことを思い出しました。
あの時と、まったく同じ感情だったのがちょっと不思議でしたが、やはり最初と変わりません。
もし、ビジネスが回らなくなったら、一からやり直し、そして腹をくくり、自分のためではなく、もう一度ビジネスマインドを学び、お金をはずして、顧客の益を計り、自分のやりたいこと、わくわくすることに集中してみることをお勧めします。
たいてい、終焉を迎える起業家の最後は、お金と集客のことしか頭にありません。そうなる前に、私ならやり直しをお勧めします。
これまでの起業コンサルの経験と一般論で語っていますので、何か参考になる点がありましたら、拾って下さい。なければ、この失礼をお許し下さい。
そして決して、ワタナベに石を投げつけないでくださいね(笑)もう、とっくに初老に入っていて心も体もヨボヨボのおばはんの独り言ですから。
たった一人でもいいじゃないですか
今日の記事、キツく聞こえましたらごめんなさい。しかし、ヒントになるのではないかな、と思います。
この世界で生き残っている人は、集客やお金云々よりも、楽しんでいることと、そして顧客の益を図っている人。
参加者は、たった1人だけでもいいじゃないですか。たったひとりのためだけに一生懸命その人に価値を伝えるのです。そう決意した時に、何かが変わります。
最初、集客できたのをいいことに入ってきたお金は散財、そして、学ぶこと、インプットすることをせず、怠慢になって、ただの一時的な数年の流行で集客できても、そのうち新しい情報を提供できなければ、ビジネスは続けられません。
本当にその業界で生き残り続ける人は、ずっと学んでいる人、インプットしている人です。集客に意識を向けるよりも仕事を楽しんでいる人、楽しんでいる人のところには必然的に人が集まるようになっているのですから。