イライラからの解放術
イライラの感情から抜け出せない人へ
私たちは、他人からイライラさせられている、と感じるような出来事に直面することがあるかもしれません。
しかし、「あーイライラする」と感情的になるだけでなく、そのイライラを客観的な見方で、冷静になって俯瞰(上から自分を眺めること)してみると、自分の中のいろんなものが見えてきます。
それは、学びや気づき、または自分の向上であったり、または自分の内奥の気持ちと向き合うきっかけとなったり。
イライラを上手に活用することができる人はいいのですが、自分のイライラを他人に迷惑となるような形で発散する、かつ、ただそこから負のエネルギーを増殖させ、そこに浸り、いやな感情になったままでいる・・・
後者の人のほうが多いかもしれませんね。でも大丈夫、それは方法を知らないだけです。できればそのイライラを活用していい方向にいけたら、生きやすい人生になると思いませんか?
なので、今日はイライラを活用する方法と、イライラした時にどうしたら早くそこから抜け出すことができるか、について記事にしたいと思います。
イライラにも大切なメッセージが隠されている
まずは、「イライラしたらダメ」という考えを捨てることが大前提であることを覚えておきましょう。
なぜなら、イライラしない人なんていないからです。イライラやストレスは、私たちの防御作用だったり、大切なメッセージだったりします。
自分の中にある思考のブロックだってそうです。
ブロックが全部ないといいのか?というとそうでもなく、人生においてのある時期に、ブロックがあるのは、自分の一番大切な部分を守るためであったりします。
なので、やみくもにブロックをなくそうとしなくても大丈夫です。「なくしたいな」と思ったときには、アンテナが勝手に立ち、自分で外せるようになります。
なので、イライラもストレスも、ブロックもあっていいのです。
人生にとって無駄な感情など何一つなく、私たちが今こうして生きているのは、ありとあらゆる感情を経験するためです。
イライラのエネルギー活用法
さて、イライラの活用法を最初に言いますと、イライラのエネルギーを人ではない他へ向けることで、エネルギーの転換ができたりします。
例えば、今あなたがやっていることを誰かに批判や非難されたとします。
言われた時は落ち込みましたが、時間が経つうちに「何であんなこと言われなならないの!」と、だんだんイライラしてきて、ムカつき度合いが大きくなったとします。
そのイライラのエネルギーを「もっといい仕事をしてやる!」「もっとがんばって、その人が言ったことが違うって証明してやる!」と、イライラのエネルギーを前進へのエネルギーに転換すると、パワーが出るものです。
しかし、イライラのエネルギーは初動のパワーには最適ですが、いつまでも思いすぎるのもまた良くありません。
というもの、自分にとってはイライラすることでも、その人にとっては言ったことが真実。人は見たいように見て、取りたいようにしかとりません。
この脳内地図の違いを本当に理解していると、ムカつきや力みもフッと抜けます。ですから、いちいち自分の正しさを主張する必要もない、争わなくてもいい、これも大切なことです。
早くイライラから脱却する方法
前章では活用法でしたが、この章では、イライラから早く脱却する方法をお伝えします。
それは、誰かにその感情を吐き出して、共感してもらう、ということです。もし、あなたに話を聞いてくれる人がいるなら、絶対に大切にしてください。
話を聞いてもらえるのは当たり前のことではありません。下手したら、あなたはその相手からエネルギーを吸い取ることにもなり兼ねないのです。
ですから、もし相手が話をきいてくれたなら、最後は絶対にポジティブやプラスで終わって、相手に感謝してください。
では、話せる人がいない、もしくは「他の人に話したくない」という人の場合は、イライラの意識を別に向けてみること、つまり、思考の遮断をするのです。
運動して思いっきり汗をかく、ゲームに没頭してみる、紙をビリビリ破ってみる、など、違うことを一生懸命やってみるといいでしょう。
しかし中には、この方法が合わない人がいます。合わない人への提案としては、出来事とその時の感情を事細かに紙に書きだしてみること、です。
イライラの気持ちは口に出せないような言葉になるかもしれませんが、誰が読むわけでもありません。紙に書きたいだけ書いてイライラを発散すると、早くそこから脱出することができるのです。
頭の中でだけ考えてしまうのは、どんどん妄想が飛躍したり、イライラが増殖したりする可能性があります。頭の中の整理はやはり、文字化、言語化が効果的なのです。
さらに言えば、文字化、言語化のあとは、できればポジティブな言葉で終わらせると、気持ちは「快」で記憶されるので、あと腐れなく終えることができるでしょう。これは忘れずにされることをお勧めします。
そのイライラを人生の向上に役立たせよう
いかがでしたでしょうか。
イライラを感情のままに、頭の中でフツフツ考えて不快でいるよりも、自分を向上させるほうに意識を持っていけたほうが人生を楽しめると思いませんか?
いつもイライラしている人の重く、暗く、低い波動のため、人も運も寄ってこなくなりますから、気をつけたいですね。
もし、今日イライラすることが身に起こったら、何か一つ活用してみてくださいませ。