本物の美しい人~歳を重ねても朽ちない美しさ~

本物の美しい人~歳を重ねても朽ちない美しさ~

美しい人を観察して分かったこと

美しい人、素敵ですよね。

街中に出るとよく美人を観察していて、カフェなどにいらっしゃるとチラッと見ては、その御方のファッション、立ち居振る舞い、マナーなどを観察しています。

私の主観ではありますが、観察したところによると、生き方が美しい人は、全体が美しく感じます。というか美しく見えます。

それは顔の造形がいいとか、ボディラインがキレイだからとかではなく、生き方が美しいとオーラが輝き、そして、一つ一つのパーツの美しさというよりも、全体像が美しく見えていくのです。

そして、その人が自分が美しいことを認識しているか?そうでもないのか?は、見れば大体わかります。自分が美しいと認識している方は、無意識レベルで、他人の視線をちゃんと意識しています。

それがあまりにも美し過ぎると、今度は近づきがたいきついイメージに見えたりする、すごく美人なのにモテないという人、いらっしゃますよね。

ご自身の美を認識していない人は、割とナチュラル状態ですが、しかしながらそのナチュラルさから美しいオーラが発揮されています。

そして、モテるのもどちらかというと後者の美人。自分が美人だとよくわかっていないので、美人らしからぬ表情やどこか抜け感があり、親しみ深さを醸し出しているからです。

美意識は容姿の良し悪しではない

そして、歳を重ねても美しくある人は、二つのパターンがあります。

一つは、とても美しいのに、自分のことを美しく思っていない、(足りない、という欠乏感)ため、美しくなろうと努力し続けていて、自ら積極的に運動を取り入れたり、美容医療や美顔器などのホームケアをがんばる人。

もう一つのパターンは、美しいという認識があるのでそれをキープしたいという欲求から努力をし続ける人。

どちらのパターンも共通することは、「美意識が高い」ということです。それは容姿の良し悪しには、まったく関係がありません。

そう、美意識は実際の容姿の良し悪しには関係ないものなのです。

反対に、外見の良し悪しに関係なくあきらめる、やらない、努力しても無駄、中には、美しさに興味がない・・・という人ももちろんいらっしゃいます。

それらの人々の中には、自分がありのまま、そのままになることを受け入れているからか、他人にまで「そんなにがんばらなくてもいいじゃない、自然が1番!歳は取るのだからさぁ」と他の人の足を引っ張ろうとする人もいます。

どれが正解ということもなく、自分が心地よければそれでいいのですが、しかし、大前提として、人間は手をかけてあげるともっと美しさが輝きます。

さらに、自分へのケア、健康的な食事や美容関係などを自分に施している人は、メンタルの安定も同時に得られます。

では、美しさとメンタル、どんな関係があるのでしょうか。

美しくあろうと自分を大切にしていること、それが自尊心につながるのです。

美しさとメンタルの関係性

自尊心とは、自分を尊ぶことですから、尊んでいれば、自分の体に害になることも、ぞんざいに扱うこともしません。

さらに、心理的には自分と他人は同じであり、自分を大切に出来ている人は他人も大切に出来ます。

ですから、まずはメンタルの安定や自尊心、自信を培いたいと思ったら、まずは、自分自身を徹底的に大切にすることなのです。

愛おしい身体そのものをマッサージしたり、なでたり、ケアしたり、自分のボーダーラインを超えたらコントロールしたり。

身体は魂の入れ物であり、神様から頂いたこの身体への敬意を払うこと、自分を大切にすることで、心の平安も得られます。 

すべて完璧にする必要はありませんが、まずは口にするものを吟味したり、できるだけ体にいいものを取り入れる、食事のコントロールやボディケア、そして、自分の願いを叶えてあげる。

それらはすべてメンタルの安定とそして、他人との関係にも影響があるものです。


顔に現れるのは・・・

顔が大変美しいのに、なんか美しく見えない・・・という人いませんか?

それは、いくら作りが美人でも、心は顔に刻まれていくものです。心の美しさは、歳を重ねれば重ねただけ、表面に現れます。

なぜなら、心(たとえば感情)は脳にダイレクトに情報がいき、そして脳から表情筋に素早く司令を出し、その心に伴った表情をするからです。

何度も何度も同じ表情をしていれば、表情筋やらシワやらは、ただの癖ですから、刻み込まれていきます。

ですから、本当の意味で美しくなりたければ、顔をどうこうしようとするよりも、思考や心に注意を払うことは、とても重要なことなのです。

口元に思惑が現れて、瞳の奥には心が、顔全体には、性格が、背中には生き様が、眉と目には意志が現れます。

ストイックに努力しながらもそうやって行動し続けるそうした女性も、またエネルギー値が高く、違う意味で美しいです。それは、アスリートが別に化粧しなくても特にファッショナブルにしていなくても、美しいのと同じ。

顔の造形やら姿形やらは、大きく変えることができないかもしれませんが、生き方は誰にでも変えられます。

本物の美しさは死ぬまでずっと美しい

いかがでしたでしょうか。

美しい人というと、つい容姿や造形を想像しがちですが、歳を重ねた美しさは、生き方にも現れます。

そこから発せられる美しさというのは、外見的なものとは違い、朽ちることのない本物の美しさです。

そう、本物の美しい人は、外見の衰えに関係なく、ずっと死ぬまで美しいのです。

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