他人に何も期待しない~イライラしない思考法~

他人に何も期待しない~イライラしない思考法~

自分も他人も思い通りにいかないもの

本日のテーマは「イライラ」について。イライラは大抵の場合、周りの人々が自分の思う通りにいかない、動かないから起きる感情です。

しかし、少し考えてみてください。自分自身でさえ思い通りに動かないことはありませんか?他人様であれば尚のこと、思い通りになんて動いてくれません。

いくら気の合う夫婦であっても、いくら仲のよい友達であっても、他人ですから、自分の思うような言動を相手はしません。

だからといって、その都度イライラしていたら、眉間にシワが寄る、口角下がるなど、どんどん老けていき不細工になってしまいます。

一番平和的なのは、相手には何も期待しないことです。

何も・・・というのは冷たい言い方かもしれませんし、コーチングセッションなどでは、「期待していますね!」なんて声をかけたりもします。

しかし、人間関係はこれまた別の話です。

違いを認めるとイライラしない

事例を紹介します。Aさんの価値基準では、「朝の挨拶は大きな声で元気よく!」というのを子供の頃から大切にしていました。

周りからも、「Aさんはいつも元気な声でさわやかで気持ちがいいね!」と褒められることから、益々、その自分の価値観は優れている、正しい、ふさわしいもの、と思っていたようです。

Aさんは会社で元気に挨拶をするから、周りの人も元気に挨拶することを期待するのです。

しかし、全員がその挨拶を気持ちいい、と感じているわけではなく、「朝から声がうるさい」「これ見よがしの挨拶がうざい」とも陰で言われたことがあるそうで・・・Aさんはそうしない周りの人に朝からイライラするようになりました。

さわやかになりたくて、元気に挨拶。でもそれをしない人をみてイライラしている・・・これでは本末転倒ですね。

Aさんがどれだけ大きな声で挨拶していたかはわかりませんが、もしかして、同僚は、病明けで調子が悪い中、がんばって会社に来ているかもしれず、朝で頭がボーとしているとろこに、大きな声で挨拶されて・・・「うざいなぁ」と思ってしまったかもしれず。

一度うざいと感じてしまうと、体にその負の感情がインプットされてしまい、その元気な声を聞くだけで体が負の方向に反応してしまうこともあるのです。

ですから、相手に、余計な期待をしないこと、自分と他人は違う、という違いを認めることです。

家族でもそうで、奥さんが夜に外出しなければならず、夕飯のお茶碗を洗えませんでした。

なので、夫に「台所の洗い物お願いね」と言って出かけ、洗い物を洗っててくれると期待することでしょう。でも、していない可能性も高い。

だとしたら、頼む時は、「していない可能性もあるな、してくれていたらラッキー」くらいに思えばいいのです。

本当に洗い物をしてくれたら、期待していなかった分、喜びも倍増です。大げさに喜びましょう。してくれていなかったら、夫へ一言「洗ってくれていなかったんだね」とニュートラルに受けとめ、静かに洗い物をはじめる。

すると、夫は急に洗い出すかもしれませんし、バツ悪そうに洗わないかもしれません。どっちに転ぶかはわかりませんが、期待していなければ、どっちでもいいのです。

あなたの常識は他人の非常識かも・・・

繰り返しになりますが、人間関係でうまくいく秘訣は、自分の思い通りに動かそうとしないこと。周りの人々をコントロールしようとしないこと。

相手は他人ゆえに、どんなに親しくても、思い通りの言動をしてはくれません。してくれないどころか、ビックリするようなことを要求されたり、言われたりすることもあります。

しかし、イライラせず、そのときもまた、こう言い聞かせてください。「他人は自分の思い通りには動かないよね」と。

そうしますと、ちょっとイライラが減りますし、心の平安も保てることでしょう。完全にイライラがなくなることはなくても、半分以下になったらそれは精神衛生上かなり改善されます。

そして大切なこととして、「普通はこうだよね?」と思う気持ちは捨てましょう。

あなたの普通は、あなただけの普通だと思っておくのが無難です。固定観念、世間の常識に縛られないことです。

ちょっと鈍感がちょうどいい

最後に、美容に気をつけている人におすすめのイライラを収める思考法をお伝えします。イラっとした瞬間や、イライラしている時に、心の中でこう唱えてみてください。

イライラはブサイクのもと、イライラは老化が進む、イライラは細胞が腐る不健康のもと。

どんなに美容をがんばっていても、どんなにエクササイズをやっていても、イライラは、それらをほんの数秒で抹殺してしまうくらい、顔にもメンタルにも体にも悪いのです。

いっきに5歳10歳、歳をとったかのような顔になることもあります。

ならば、予防医学ならぬ、予防対策をしておき、相手には過度の期待をせず、相手は相手なりの基準があり、それらを大らかに受けとめられるようにしたいものです。

「大らかに」いい響きです。人間はちょっと鈍感なくらいがちょうどいいのです。

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